豊かになりたい、幸せになりたい、成功したい、◯◯◯したい、などは、一見すると非常に前向きなエネルギーに思えます。
純粋に、クリアな思いでそれらを追求すると、やり方やプロセスはともかく、概ねソノ方向へ向かっていきます。
しかし、不純な気持ちや思考(曖昧や葛藤がある等)のまま目指すと、途中で苦しくなるか、そもそも行動のスイッチが入りません。
不純な気持ちや思考とは、「本意ではない」「タテマエ」「周りの価値観や意見に左右される」などです。
Tさんは、退職してしばらく専業主婦の生活に入りました。
これまでダブルだった収入は夫の給与に一本化され、生活に不自由はないものの、やはり将来を考えると自分も派遣等の仕事に就くべきではないのか、と考え始めました。
電話カウンセリングでお話しを伺ってみると
「やっぱり本当は私(仕事とわりきって)働くのは好きじゃないみたいです(笑)」と。
そう言いながらも、
「でも、夫はきっと、たぶんですが、私にも働いてほしいと思っていそうな気がするんですが、どうなんでしょう・・・」
と、社会で仕事を持たないことに、少し罪悪感も感じていらっしゃるようです。
さて、ご主人のお気持ちの断片を拝見すると、
「基本的にはTさんが働きたければ仕事を持てばいいし、そうでなければ無理しなくていい。何もすることがなくて充実していないなら、仕事を探してみたらいい・・」
と、かなり柔軟・・・というかお任せ的なご意見です(笑)。
Tさんは
「それはありがたいですよね・・・私、恵まれてますよね、でも、夫の給料だけでやっていけるんでしょうか」と。
日常の現実生活を主観で考えると、次から次と、不安材料が湧いてきますね(汗)
これに関しては、Tさんがご主人に家計の任せると宣言!すると、ご主人がもっとしっかり昇格、昇給を目指すことが可能性の予見として視えてきました。
さらに、Tさんは、本意でない仕事に就いてしまうと、そのストレスでかえって無駄使いをしたり、不機嫌や不満のエネルギーが増加する画像も出てきます。
本意でないことに無理をして取り組むのは、エネルギー的な借金と同じ。その借金はお金とは限らず、トラブル、問題、不健康、不摂生、不義などに変換されます。
幸い、状況的にTさんは、しばらくやりたいことをやれる時期のようです。
このよう時期には、どうでもいいことをやっていると、自分のパワーを使えなくなります。
どうでもいいことととは、不本意なことに限らず、自分の代わりにやれる人がいたり、自分の資質・能力・経験・時間や労力などを存分に活かしたり、貢献できないような物事です。
個々人、時期により、やりたくないことが修行や鍛錬になることもありますが、ある程度人生経験を積んでくると、それらを活かすときがきますね。
そんなときは、「どうでもいいようなことはやらない、という勇気」が肝要です!