人生の中で変えるのが難しい代表のひとつは「習慣」です。
特にそのなかでも、悪習と呼ばれるもの。
その習慣そのものに害があったり、それほど悪性でなくても、自分自身にとって不都合を承知している類です。
心、感情、行動に現れる悪習の本質を辿ると、意外にも当の本人は自覚していないことが多いようです。
悪習(習慣)は自覚している。。。しかし、その悪習の奥には(本質的に)それを引き起こしている大もとの源泉があります。
その源泉の部分が解消されたり、ときには満たされることで昇華すると、表に現れている悪習(習慣)をあっさりやめることができます。
悪習というと、中毒性のある習慣や自他ともに迷惑をかけるようなものを連想しますが、たとえば、当人の素晴らしい要素や能力を発揮させないような習慣も、魂の観点からみれば残念なことですね。
習慣に関する名言といえば、哲学者・心理学のウィリアム・ジェームスが有名ですね。
「心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる」
心理学者の観点から、習慣は心に起因している流れになります。
習慣を変えられない人の多くは、自分の行動や心から目を背けている状態です。
見ているつもりで、外している、といった具合です。
これは、習慣に起因している部分だけでなく、本来自然に意識を向けてよいであろう自分の心を避けてしまっています。
心を感じる、自分に注力することを認識するまでは、あえて避けているという自覚がないもので
・・・禅問答のようになります。
行動に現れる習慣改善法のなかで、自分に合うやり方を実行すると、その改善法のプロセスを通じて、いわゆる自分を見つめる(心を見る・感じる)働きになります。
ここでは、自分にとっての変えられない習慣を変える、最初の第一歩となる方法をひとつご紹介します。
潜在的に準備が整っていたら、すぐ実践してみてください。
やれば意外に簡単にできますが、やり始めるまでは、とっても面倒に感じるでしょう(笑)
【習慣を変えるメモ】
〈用意するもの〉
紙とペン(移動が多い場合はメモ帳)
・・・だけです。
① 目を閉じて。カウント4(1・2・3・4)で息をゆっくり鼻から吸います。
② 息をカウント4(1・2・3・4)止めます。その間に、あなたの習慣を端的に言葉に置き換えて、心の中でつぶやきます。
③ 息をカウント4(1・2・3・4)で口から吐き出します。
④ ①ー③を3回繰り返します。
⑤ 目を開けて、今から紙とペンは、すぐに書けるように身近においておくか、身につけてください。
⑥ あなたがその習慣を始めたことに気づいたら、すぐにその開始時間と、習慣を紙に書きます。
書いたあとに、その習慣を続けても構いませんが
習慣を止めても、もちろんよいです。
習慣を止めた終了時刻を紙に書き、要した時間をサクッと計算します。
*たとえば、習慣が終わってから気づくような「夜更かし」の場合は、寝る時刻と、本当は就寝したかった時刻と合わせて書きます。(夜更かしに入り始めたときは気づかないことが多い)
⑦ ⑤ー⑥を1週間実行します。
うっかり書きとめるのを忘れたとしても、そのことは苦にせず、次の機会には書き留めましょう。
大切なことは、挫折しそうになっても、そこから続けて見る勇気です。
書き留めることに慣れていきましょう。
⑧ 1週間後、または1週間のうちに、あなたの習慣が止んだと実感したら・・・・
⑨ 自宅の家の中をゆっくりペースで自然に歩きます。ベランダや庭もよいでしょう。
自然に足が止まったら、呼吸を整えて、ご自分に次の質問をしてください。
「今まで、私はどんな素晴らしいことを先延ばしにしてきましたか?」
⑩ ふっと言葉やイメージが浮かんだり、エネルギーが動くような感覚や体感の違いがあるかもしれません。
たとえ合点のゆく言葉や気づきがすぐに起こらなくても、少しずつあなたの習慣を形成してきた潜在意識は動きはじめて、習慣について行動を変えていく可能性があります。
悪習や、気にしながらも変えられない習慣にテコ入れをすると、いろいろな恩恵が期待できます。
特に悪習は、人生のチャンスや恵を(それに気づく前に)スルーしてしまいますし、
変えられない習慣ほど、習慣の奥にある価値観、過去のプログラミングなどが、人生の羅針盤を思うように使えなくさせています。
目標や願いがあっても、それをいつまでの遠ざけていることになります。
望まずも変えられない習慣を引きずっている方ほど、日常は思い通りにならないことが多く、慢性的に当たり前だと受け入れてしまっているようです。
そして、心や頭の中で抑えていることが多く、行動や習慣を動かすことができません。
基本のキは、「変えよう」と心や頭の中で思ったりイメージするところから、1cmでもまず動きだすこと。
【習慣を変えるメモ】は、あなたの習慣の性質により、記入するものに応用が必要ですが、日常的に頻度が高いこと、毎日やってしまうことなどに活用しやすいでしょう。
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