昨今、サイキック講座上級では、いよいよ霊的現象についてご相談を受けた場合のリーディングやクライアントに対する接し方を展開しています。
もっとも、霊的現象は、他の分野(精神医療、心理療法、科学etc)からすれば、それぞれの見解があり、往々にして同じことを違う言い方で扱っているにすぎません。
例えば、霊的な「馮依」は、スーパー影響力を受けやすい現象と言えます。馮依気質(体質)の方は、今お話している人の影響をすぐに取り込む傾向にあります。影響のされ方で、口調、顔色、考えも変わります。
だから、よい質のものと関われると、とってもお得なタイプ。しかし、負の要素が強いものと関わると、即効、負と化してしまうのです。
さて、「わたしは何かに馮依されてるみたいで困っています。なんとかとってもらえないか?」という主訴でお見えになったクライアントさんについて。
私自身は、お問い合わせの段階で伺ったときには、お断りをしています。なかには、馮依こそスピリチュアル的にやりがいありそう!と勘違いされる方がいますが、これは、畑違い。
誰でも基本的に持っている「自分の意志」が、無自覚に弱ってしまっているのです。そのため、自分の中に他者のものが入ってきてしまうわけです。自分と自分以外の区別がつかない、ともいえます。そして、自己責任(当然自分である、という意味)の部分が、何か/他人のせい・・・と「依存」解釈になっています。
この種の「依存」はある意味、異様にパワフルで、強い信念(思い込み)を持っています。この依存に、よりかかられると大変疲れるものです。
例えるなら、通勤の満員電車で、自立して立っていない人のようなもの(笑)。押されるのをいいことに、自分の体重を支えてない人・・・みたい(^^;;
ただ、滑稽なほどまでに馮依されているご本人には、目に見えない何者かの力が自分を制していると信じています。
このようになるには、もちろんなんらかの原因があるでしょう。例えば、強い感情を伴うショック、自己否定や低い自己評価、精神的孤独、身体的な事故など。なんらかで、自分が空っぽになっていると、そこに入り込む意識体があります。
そして、馮依のユニークなところは、強い想念が「現実」を創ることです。本当に傷がついたり、出血するようなことさえあります。ただ、こちらがその強い想念にマッチングする「意識」でいると、ということ。
あと、基本的に疲れていると、馮依に遭遇しやすいですよ。体のエネルギーが落ちてますから。