昨今、サイキック講座上級では、いよいよ霊的現象についてご相談を受けた場合のリーディングやクライアントに対する接し方を展開しています。
もっとも、霊的現象は、他の分野(精神医療、心理療法、科学etc)からすれば、それぞれの見解があり、往々にして同じことを違う言い方で扱っているにすぎません。
例えば、霊的な「馮依」は、スーパー影響力を受けやすい現象と言えます。馮依気質(体質)の方は、今お話している人の影響をすぐに取り込む傾向にあります。影響のされ方で、口調、顔色、考えも変わります。
だから、よい質のものと関われると、とってもお得なタイプ。しかし、負の要素が強いものと関わると、即効、負と化してしまうのです。
さて、「わたしは何かに馮依されてるみたいで困っています。なんとかとってもらえないか?」という主訴でお見えになったクライアントさんについて。
私自身は、お問い合わせの段階で伺ったときには、お断りをしています。なかには、馮依こそスピリチュアル的にやりがいありそう!と勘違いされる方がいますが、これは、畑違い。
誰でも基本的に持っている「自分の意志」が、無自覚に弱ってしまっているのです。そのため、自分の中に他者のものが入ってきてしまうわけです。自分と自分以外の区別がつかない、ともいえます。そして、自己責任(当然自分である、という意味)の部分が、何か/他人のせい・・・と「依存」解釈になっています。
この種の「依存」はある意味、異様にパワフルで、強い信念(思い込み)を持っています。この依存に、よりかかられると大変疲れるものです。
例えるなら、通勤の満員電車で、自立して立っていない人のようなもの(笑)。押されるのをいいことに、自分の体重を支えてない人・・・みたい(^^;;
ただ、滑稽なほどまでに馮依されているご本人には、目に見えない何者かの力が自分を制していると信じています。
このようになるには、もちろんなんらかの原因があるでしょう。例えば、強い感情を伴うショック、自己否定や低い自己評価、精神的孤独、身体的な事故など。なんらかで、自分が空っぽになっていると、そこに入り込む意識体があります。
そして、馮依のユニークなところは、強い想念が「現実」を創ることです。本当に傷がついたり、出血するようなことさえあります。ただ、こちらがその強い想念にマッチングする「意識」でいると、ということ。
あと、基本的に疲れていると、馮依に遭遇しやすいですよ。体のエネルギーが落ちてますから。
- 2010年11月25日(木)
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- コメント ( 8 )
志麻さん
こんにちは~。
目の前に辞書があるのでひいてみました。
『親和英大辞典』によると、"憑依"で最初に出てくる言葉が、dependence。わお!
で、次に、possesion。そうなんだーって感じです。
dependence っていうのは、そもそもこっちの姿勢のことなんですね!
ところで、わたしは神社に行ってお参りするときに、わたしってなんて他力本願なんだろうと思います。
でも、せっかくお参りするんだからと、一生懸命お願いします。
それもある種の依存・・・?
できれば健全な依存というものも存在すると思いたいです。
ははは。(笑)
投稿情報:りちゅ | 2010年11 月25日 (木) 14:12
りちゅさま
「親和英大辞典」はアストラル図書館にあるのでしょうか(笑)
まさに、語彙どおりですね。
神社等でのお参りは、お願いすることで神様(創造主等?)に委ねるとか、自我を及ぼさず手放すとか、、、、それらによる心の平安を示唆していると思います。
健全な依存があるとすれば・・・・無条件の愛でしょうか(^^)
投稿情報:Shima | 2010年11 月25日 (木) 15:29
志麻さん
お返事ありがとうございます。
そうか。神社でお願い(お祈り)するときの心情には、"委ねる"っていう言葉がしっくりくる気がします。
それで、"委ねる"を調べてみたところ、色々な表現があるものの、最初に出てくる語は、"entrust"。
語源から察するに、trustするってことですもんね。
ところで、「親和英大辞典」⇒「新和英大辞典」の間違いでした。よい辞書ですね♪
投稿情報:りちゅ | 2010年11 月25日 (木) 16:06
りちゅさん
さすが翻訳家! entrustと出てきましたか(^^)勉強になりました。
おなじみの「新和英大辞典」だったのですね。はて、私こそ誤字の女王です(笑)
投稿情報:Shima | 2010年11 月25日 (木) 17:25
りちゅさま、
こんにちは。
わたしも神社やお寺さんが大好きですが、比叡山延暦寺に行ったときに、絵馬があり、「絵馬は仏様へのe-mail」といったようなことが書いてあり、(おお!しゃれている!)と思いました。
願いを書かないと、仏様に届かないのだそうです。
自分の願いをできるだけ丁寧な言葉で、神様や仏様にお伝えする、って、自分の気持ちの整理整頓にもつながって、とてもよいと思います。
なので、神社やお寺に行くと、せっせと絵馬とか、護摩木とか、書いてます。
投稿情報:まーや | 2010年11 月25日 (木) 22:42
まーやさま
それはなかなか洒落てますね!
延暦寺さん、すてきです。
コメントありがとうございます。
もうじき来る初詣シーズンを前に、志麻さんとまーやさんにコメントもらって良かったです♪
投稿情報:りちゅ | 2010年11 月26日 (金) 12:48
志麻さま、はじめてコメント差し上げます。
憑依がスーパー影響力を受けやすい状態と考えると、憑依されやすい状態に段階が存在すると考えていいですか?
憑依を取り除く事は、除霊した人に対して仕返しにくるので、命がけって聞いた事があります。
と考えると、憑依を取り除くには、一端自分自身も憑依されやすい状態に置かなくてはならないとも考えられそうですが、どう思われますでしょうか?
もしよろしければ、教えてください。
投稿情報:リア | 2010年11 月27日 (土) 20:33
リアさま、こんにちは。
>憑依を取り除くには、一端自分自身も憑依されやすい状態に置かなくてはならないとも考えられそうですが
ケースバイケース、微妙ですね。
例えるなら、他人の酒呑みケンカに仲裁入るような作業ですから、絡まれて命がけのこともあるでしょう。
シラフの人もいれば、呑んでるから仲裁したくなる人も。
腕っぷしある方なら大丈夫。しかし、相手がドス持ってることもあります。
投稿情報:Shima | 2010年11 月29日 (月) 12:05