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『31年目の夫婦げんか』〜カップルセラピー
不本意な仕事・異動がやってきたら
オトナになると解決するインナーチャイルド
怒りの毒性
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COLUMN

『31年目の夫婦げんか』〜カップルセラピー

ただいま公開中の映画『31年目の夫婦げんか』観てきました!

 

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(C)2012 GHS PRODUCTIONS,LLC.All Rights Reserved.


お話は倦怠期というか、ほぼ枯れきっている熟年夫婦が、妻の提案でカップルセラピーの集中コースを受けに行くというもの。

はい、お仕事柄、大変興味ありました。

それに、メリル・ストリープ&トミー・リー・ジョーンズの超名優ですから。

何処の文明国にも典型的にいそうな、子供が結婚して巣立った後は、用件のある会話だけの夫婦。このままでは将来にまったく幸せがみえない妻が、「もう一度、結婚したい(夫と)」と、悩んだあげく、コースに申し込みます。

洋画、特にハリウッド映画ではセラピー、カウンセリング、精神科に通うシーンはよくあるのですが、夫婦で受けるカップルカウンセリングのシーンもよく観ます。

実際に夫婦になった、ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーの「Mr.&Mrs.スミス」も冒頭から結末まで夫婦でカウンセリングを受けていますね。

話が飛びました・・・

「31年目の夫婦げんか」では、実際にはケンカのある夫婦ではないのですが、お互い言わずに過ごしてきたホンネがあるわけですね。

ほとんどのテーマは、USには多い御題なのか?セックスに関することなのです。なるほど、映画なので笑えますが、深刻な問題でしょう。

根本的なコミュニケーションの問題なのですね。それが、カタチだけのものなのか、心から、愛があるのか?


・・・登場人物は、この夫婦とカウンセラー(スティーブ・カレル)。1週間で$4,000(約40万円)のお手並みは、アメリカ流な感じがします。怒らせたり、感情を出させて、ホンネを言わせて、指示どおりやらせる。

「鼻」の例え話をする下りが2、3回出てきますが、これはNLPでいうメタファーですね。最後のシーンで、模型を壊すのは問題が解決した、というキメです。

ちなみに、スティーブ・カレルはコメディーが大変お上手な役者ですが、今回は専門家をこなしています。

私もある癖なのですが、クライアントの話を聴いてから、カウンセリングやコーチングでよく話す人は、口元に特徴的な癖が出るのです。唇をニッと横に引くようなジェスチャーを、よくしていますよ。

 

この夫婦の問題は、熟年組でないとピンとこないのかもしれませんが、いや、若い世代のカップルも親御さんなどからわかるものがあるかも。

私が観たときは結構年配の方々多く、劇場内でパラパラ笑いが起こりました(@シャンテシネ日比谷)

それにしても、この普段はおとなしそうな奥さん役を、メリル・ストリープはさすが上手く演じています。必死だったり、諦めかけたり、ちょっと可愛らしい一面がみえたり、そしてコミカル。

トミー・リー・ジョーンズのガンコ親父ぶりと、ふっとみせる優しさはテッパンです。

熟年夫婦の絡みのなかに、後半、ふっと若い頃のふたりの面影を想像させる感じがしました。

 

カウンセリングとしては、お互いの感情や思いを話してもらい・・・直接話してバトル化・・・関係修復のための課題を与える。という流れです。

 

日本でも夫婦カウンセリングをメインにやっているところや、実際に受けるご夫婦も、いらっしゃることはいます。あいにく成果のほどは賛否両論です。

 

そうそう、オリジナルタイトルは「Hope Springs」。二人がカウンセリングを受けに行った街の名前です。

公式サイト

http://31years.gaga.ne.jp

 

 

 

不本意な仕事・異動がやってきたら

仕事上のご相談に何気に多いケースが、

「望まない仕事や役職を任されることになった」

「自分の経験からして、今さらこんな仕事を任されるのは不本意だ」

「能力を買ってくれるのは嬉しいが、こんな責任の伴う仕事を任されてストレスだ」

等々、ご自分からすると、上や周囲からの評価が違うわけです。

また、個別の仕事に限らず、転勤や異動となると、環境の変化を伴いますから、よりショックやストレスが増します。

 

このような事態について、主に4つのことが考えられます。

 

①本人的にはムリをしていたり、仕事だからと割り切って本意でない仕事をしているため、上司や人事からは、それが適している評価されている。結果、キャリア以下、雑用、キャリア以上の仕事がやってくる。

 

think20年来勤務しているNさんは、雑用とわかっていても部署の仕事を率先してこなしていました。仕事は減るどころか、益々雑用が増えていき、評価はむしろ下がってしまいました。

think高学歴・キャリアのチームに配属されたAさん。付け焼き刃の勉強をしながら、なんとか仕事についていっていましたが、突然サブリーダー役に。責任と重圧で苦しいそうですが、Aさんの場合は、実力が備わった証拠でした。

 

自分だけがそういうつもりでいないか?特に勤務年数が長いときは、要チェックです。またコミュニケーションが欠けていることもあります。わかってくれているだろう・・・は社会では、なかなか察してくれません。

 

②この仕事は、腰かけだから・・・と、自分の人生プランの中で今の仕事を割り切っていると、仕事に対するストレスや将来に対する焦りが起こる。

 

thinkWさんは、近い将来起業するつもりで、とりあえず家庭を支えるために契約社員に。しかし、キツい仕事と不理解な上司に怒りを感じたり、日々、先行きの不安や焦りがつきなくなりました。

think売れ行きのよくない自営業のMさん。「本当はこれを売りたいわけではない」と頭の中で言い訳にとらわれ、益々売り上げが下がり、仕事に対する熱意やコミットが失せていました。不本意な仕事に、自らしていたようです。

 

どんなお仕事でも、やらせていただくという気持ちや、日頃の生活に感謝の気持ちがあってこそ、(仕事に限らず)希望や願いや目標は叶っていきます。結局、人生の仕事は一事が万事。この仕事はどうでもいい、ということはないようです。


③ 家族、プライベートの人間関係が仕事や、仕事や仕事に対する姿勢に影響を及ぼしている。

 

thinkTさんは、無意識に両親の仕事に対する価値観から影響を受けていました。そのため、どんな仕事も、自分には向いていないように感じ、自信がもてず、常々職場の人や上から注意が増えていました。

thinkYさんは、自分の任された仕事にしばらく集中しても、同期や他社に勤務する友人が気になり、すぐ転職を考え始めていまうのです。

 

なかなか難易度は高いですが、長年の影響下にあること、知人という狭い比較域にあることに気づくこと。そして、自分と仕事のアイデンティティをしっかり見直すことが大事です。


④ 転勤や異動という、環境や人間関係の変化を与えられるとき。

 

thinkUさんは、所長のポジションにありながら、突然の辞令で異動に。事業所も人間関係もすべて変わることに、新しい畑を任されるようだと、さすがに不安です。

thinkOさんは、なぜ同期ではなく、自分は突然の転勤辞令を受けたのか?!辛さや怒りを感じました。

 

事前面談などがあれば、希望を伝えたり交渉も可能でしょう。が、それでも発令された転勤や異動は、転機と捉えるのがベター。コツは、わるいことが起こったと思わないこと。

「新しいよいことがある!」「これ以上わるいことは起こらない!」という処世術は、効果があります。結局、自分が信じたとおりに人生は運ばれていきます。

 

オトナになると解決するインナーチャイルド

最近、また巷では、母娘関係のテーマが語らえるようになりました。


怒りや未消化な感情に気づく段階のケースが多いようですが、このパターンは、あるところで区切りをつけないと、ずーと、怒ったまま、踏ん切れないまま、囚われ続けます。

自分の発見した気付きの世界に住むことになります。

 

幼い子供の頃は、家庭や近所が世界です。未成年のうちも、限られた環境の中にいます。

ネットが発達したとして、意識しないと、結局マンネリになります。

 

狭い世界、制約がある環境にいると、人は臆病になります。恐れや不安も同じです。疑い深くなります。

疑心とは、自他を問いませんから、他者を信じられないときは、自分のこともなんだか信頼できません。

このカラクリは、負の子供の要素が抱きやすいことです。


プラスの要素は、無邪気さや好奇心です。


先週のデトックスセラピーは、過去の親子関係のデトックスを求めるクライアントさんが多かったです。

「その件」になると、突然、考え方がギュッと縮まってしまい、自分でも思うように身動きが取れなくなるのがわかります。

そして、自ら解くのが難しいのです。

 

クライアントの時期によっては、過去を癒す体制よりも、現実というオトナの世界に生きることを目指したほうが、結果的に、インナーチャイルドが成長し、囚われたいたことから解放されるものです。

チャイルドは、よくしたもので、助けが見つかったり、楽しいものがあると、そちらにすぐ行ってくれます。

 

インナーチャイルドの癒しには、遊びや楽しいことをすること。いわゆるワクワクです。

インナーチャイルドを育てるには、いろいろな景色をみたり(環境を変える)、勉強や研究(学ぶ)することです。料理など、習い事でもよく、知らないことを知る、体験するとよいでしょう。

インナーチャイルドを成長させるには、教える(先生的なことでなくても、情報のシェアでも)、誰か社会のために役立つことをする、育てる(人、動植物)などです。

そうそう、子供の成長にはきちんとした生活、食事、睡眠、運動ですよね。

 

これらのことを参考に自らにしてあげると、問題を抱えていたインナーチャイルドは、少しづつ、あるいは突然!元気になり始めます。


「そんなことができないくらい、インナーチャイルドが病んでいるんだ!」という方は・・・

いろいろなセラピーもありますが、ひとつ、「かつて親も子供だった」「親にも時代や事情があった(たとえあなたからは恵まれているように見えても)」「母親のくせに、父親なんだから・・・」など、親ー子という狭い枠を広げて、観察してみましょう。

 

シビヤなようですが、結局、インナーチャイルドを元気に育ててあげる役割は、オトナになったあなた自身です。confident

未成年のとき、もし「オトナになったら自由なのに・・・」と思うことは、本当はもうできるわけです!(不良行為除くー笑)

 

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怒りの毒性

常々、「怒るとよくない」と言われています。

怒るのを我慢するのも、もちろんよくありませんが、発散できるほうがまだマシです。

怒ってもしばらくすれば忘れる、許せる程度なら、誰でもあるでしょう。

 

しかし、怒りが発散しようが内にこもろうが、ずっと残り続け、さらに増幅すると、とても厄介です。

毒性がありますから、肉体にこもれば、体の症状に出ます。

怒りを人間関係に投影したり、自他ともに巻き込む迷惑な行動や行為に発展します。

事故も起こりやすくなります。

稀に、とても明るく社交的に振る舞うことで、内在する怒りをカモフラージュしている人たちもいます。

 

自覚して怒りを感じているなら、葛藤はあるものの、やはり「許していく」「その件を手放す」のが有効です。

 

相手に怒りを感じて当然だと思うかもしれません。が、その相手より、怒りを抱いている自分が損害を被ってしまいます。

 

皮肉なことに、自分の感じる怒りで自分を傷つけてしまうからです。

 

怒りが憎しみや妬みなどに変化すると、猛毒です。

 

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デトックスセラピーを受けにみえたNさんには、かつて自分の将来を邪魔した人物がいました。Nさんはもうそのことは気にしていないつもりでも、心の中のしこりだったようです。

 

そのことによって、Nさんは、夢や目標を持っていても、何らかの邪魔が入り実現できないパターンに陥っていたのです。そこは現実的に、Nさんが過去のことを昇華していくことで、邪魔される意識はなくなります。

 

対象が何であれ、怒りがあると、いろいろなことに批判的になり、素直になれず、また望んでいることも結局素直に叶いません。

 

といえ、人それぞれの事情により、どうしても許せない怒りの中に生きる時期があるかもしれません。

 

そんなときは、批判心なく受け入れてくれるものと触れるとよいでしょう。

海や山かもしれない、動物かもしれない、植物や風かもしれない、音楽や芸術もいいですね・・・アナタに文句を言わないモノといると、だんだん手放せる毒が抜けていくでしょう。

 

もし気持ちに余裕があれば、ボランティアや困っている人たちを助けたりお役に立つことは、上質な心の解放になります。

 

私たちは、観念や感情に囚われるほうが楽なものです。適度に変化したり、解放したり、バランスが取れるようになったら、ある意味、魂がオトナになってきていますね。

 

疲れのツケ

昔から、「疲れは後から出る」と言われています。

それも年令をいくほど、時差が広がり、一体何の疲れなのかさえわからない頃に現れることも。筋肉痛等が代表的ですね。

ここでいう疲れは、肉体、心、精神面いずれも当てはまります。

「人生の疲れ」は後からドンときます。

今月、デトックスセラピーにみえるクライアントさんたちに顕著な特徴があります。

春先、4〜5月に仕事等が大変忙しかった方たちが、妙な疲れや「このままではマズい」とサインを感じていました。

短期的な追い込みで、休息が取れないときもあります。

また、社会の過度期もあり、長年勤務した会社を転職、退職する方たちは、ご本人は楽に次へ転向するつもりでいるわりに、現実の切替には相応の歳月とプロセスを要します。

 

個人差はありますが、ちゃんと疲れのツケはきます。

特に、忙しいだけではなく、出来合いの食事やコンビニ弁当が多い場合、体の覇気がなくなるようです。

仕事等の労力のほかに、中長期の心労や精神的圧迫も、乗り越えた頃に、疲れがドンとやってくるものです。一生懸命だと、薄々気づいていても、つい放ってしまうからですね。