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COLUMN

怒りの毒性

常々、「怒るとよくない」と言われています。

怒るのを我慢するのも、もちろんよくありませんが、発散できるほうがまだマシです。

怒ってもしばらくすれば忘れる、許せる程度なら、誰でもあるでしょう。

 

しかし、怒りが発散しようが内にこもろうが、ずっと残り続け、さらに増幅すると、とても厄介です。

毒性がありますから、肉体にこもれば、体の症状に出ます。

怒りを人間関係に投影したり、自他ともに巻き込む迷惑な行動や行為に発展します。

事故も起こりやすくなります。

稀に、とても明るく社交的に振る舞うことで、内在する怒りをカモフラージュしている人たちもいます。

 

自覚して怒りを感じているなら、葛藤はあるものの、やはり「許していく」「その件を手放す」のが有効です。

 

相手に怒りを感じて当然だと思うかもしれません。が、その相手より、怒りを抱いている自分が損害を被ってしまいます。

 

皮肉なことに、自分の感じる怒りで自分を傷つけてしまうからです。

 

怒りが憎しみや妬みなどに変化すると、猛毒です。

 

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デトックスセラピーを受けにみえたNさんには、かつて自分の将来を邪魔した人物がいました。Nさんはもうそのことは気にしていないつもりでも、心の中のしこりだったようです。

 

そのことによって、Nさんは、夢や目標を持っていても、何らかの邪魔が入り実現できないパターンに陥っていたのです。そこは現実的に、Nさんが過去のことを昇華していくことで、邪魔される意識はなくなります。

 

対象が何であれ、怒りがあると、いろいろなことに批判的になり、素直になれず、また望んでいることも結局素直に叶いません。

 

といえ、人それぞれの事情により、どうしても許せない怒りの中に生きる時期があるかもしれません。

 

そんなときは、批判心なく受け入れてくれるものと触れるとよいでしょう。

海や山かもしれない、動物かもしれない、植物や風かもしれない、音楽や芸術もいいですね・・・アナタに文句を言わないモノといると、だんだん手放せる毒が抜けていくでしょう。

 

もし気持ちに余裕があれば、ボランティアや困っている人たちを助けたりお役に立つことは、上質な心の解放になります。

 

私たちは、観念や感情に囚われるほうが楽なものです。適度に変化したり、解放したり、バランスが取れるようになったら、ある意味、魂がオトナになってきていますね。

 

コメント

こんばんは 志麻先生。
怒りの毒性、わかります。

私の隣にMさんという女性がいるのですが、日頃から意見が対立することがしばしば。先日彼女が激しく腕を掻き毟っているのでどうしたのかと聞くと「原因不明のアレルギーなの。左側だけなのよ」と。
ちなみに左側に座っていたのは私だけ。
すかさず「ええっ 私アレルギー?」と問うと困った顔をされ、否定もされず、、、でした。

最近は薬の効果もあり、快方に向かっているようですが原因は怒りに違いありません。

投稿情報:hama☆ドール | 2013年7 月16日 (火) 23:39


Mさんのアレルギーの原因が、hama☆ドールさんかどうかは別にしまして(^^;
Mさんの免疫システムが「過剰反応」しているのでしょうね。

本来は、守るための安全機能が、ストレス等に過剰に反応し、抗体が活動してしまうのです。
怒りとか不快感も、無意識に抗体が「危険だ!」と認識すれば、アレルギーを起こしますよ。

投稿情報:shima | 2013年7 月17日 (水) 06:03


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