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COLUMN

痛みは薬

痛いのは、イヤですよね・・・

このトピックでの痛みは、基本的に体(肉体)に現れて感じる痛みです。

「痛み」といっても、バリエーションはさまざま。

チクチク痛い
痛痒い
声をあげるほどの痛み
呻くような身動きが取れない痛み
患部がどこかハッキリしない痛み
重たいような鈍痛
夜中や寝起き前に痛い(すっかり寝起きてしまうと、意識は顕在化し、身体が発する痛みを認識しにくくなる)

 

痛みの状態とは別に、周期や頻度もあります。

慢性的な痛み
季節・温度・湿気などの影響による痛み
特定の動作や行為をしたときに発生する痛み
精神的なこととリンクして感じる痛み

 

そして・・・自覚していない痛み(痛みの認識を越えている状態)

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このように痛みの性質や発する特徴はさまざまです。

その違いには、痛みの発信源の状態や、痛みの元を経験している本人の体質・気質・経験(過去の症状・病歴など)に関係しています。

 

これらの痛みは、総称して「薬」であり「癒し」の分類でもあるようなのです。

「癒し」にしては、ほどほど癒されませんが(苦笑)その痛みによって、癒しをもたらそうとしたり、緊急に治療やSOSを発する必要があるといった具合です。

痛みは、それを経験している本人に対して、最も強い信号(サイン)を送っていますが、本人がそれを直接どうしようもないと思っているときは、本人の身近な関係者に対して伝える役割があります。

痛みは、知恵があり、賢いものです。賢明ながら、時にシュールです。

 

痛みが「薬」なら、大元の病んでいる状態を直したり、本人の治癒・回復能力を高め楽になるように緩和する働きがあるはずです。

特に、これは精神的なことが原因の比率が高い場合、医師や検査から「原因はわからない、ハッキリしない。ストレスや精神的なものですね」などと診断された場合に多いものです。

そう、痛みがあることで、ご本人は大元の何か(精神的なこと・ストレスの元)を緩和するよう働いてくれています。

 

令和2年になり、昨年を振り返ると期待どおりでなかったものがあれこれある、とおっしゃるYさん。

年明けから新しい職場になり、そこでのストレスは予想どおり強く、なんとかこの先を正していきたいとライフコーチング2020にいらっしゃいました。

 

Yさん「たぶんストレスからですが、足のカカトが痛くなってしまったんです。治療院の先生には〈確かに、カカトに痛みがくる症状あるものだ〉と言われました。仕事以外にも、せっかくやろうと思っていたことが、この痛みで止まってます」

 

この問題について、サクッとリーディングをさせていただくと、

志麻「痛みは薬!」

と、まるで格言のような言葉が現れました。

 

それを聞いたYさんは、「えぇー?!」と、どう理解したらいいものか、笑いながら考えています。

透視やリーディング特有の情報で、お伝えした私のほうも何を言わんとしているのか咀嚼する必要があります。

そして、どうやら、次のような意義があるようです。

 

実際に、飲んだり、塗ったりする「薬」でも、回復を促進するような効能があってこその薬です。痛みが沈静したり和らぐことで、回復、治癒が促進したり、悪い条件のものをやっつけて本人の治癒を高めてくれます。

あるいは、代替医療の薬(漢方など)は時間がかかる傾向にありますが、その時間やプロセスが治癒となっています。

 

痛みを本人が認識しない(神経がやられている、神経が死んでいるときなど)のは、ある峠を越えてしまった、既にあるポイントを振り切ってしまったときです。

痛みの元に慣れてしまったのか、気づくきっかけを見失ったのか、相当タフで耐えられてしまったのか、その他の事情があったのかもしれません。

 

(西洋医学の)薬といえば、少なからず副作用がつきものです。昔に比べればだいぶ改良されていますが、痛み止めで胃腸が弱ったり、薬のせいで喉がすぐ乾いたり、眠くなったり・・・

薬の働きとしてみる痛みにも、少なからず、いや結構、副作用があります。

痛みのせいで、行動が制約されるのを筆頭に・・・。つまり、強い痛みほど、かなり強靭な薬ですね。

 

そして、痛みの大きいものほど、回復に要するエネルギーをおおいに求めています。

もちろん本人のエネルギーやパワーを筆頭に、それだけでは足りないときは家族や身近な人、共感してくれる人たち、お金、時間、休息、その他もろもろ。

ケースバイケースなので、本質を表すエネルギーと言いましたが、もう少し平易に言うと、愛・愛情・関心・注力などです。

 

痛みは放置したり無視したり、否定的に扱うほど、余計にエネルギーを食います。

まずは、痛みを感じたら、痛みにサレンダー(委ねる)してからの・・・・

はて、どんな薬になっているのか?癒しになっているのか? 

特に内観や精神世界の計らいに精通していたり、少なからずスピリチュアル好きな方であるなら、痛みに聞いてみるとよいでしょう。

痛みは、こちらが関心を持って聞いてあげるまでは、痛みで応えてくるばかりです。

 

痛みを無視したり、なだめすかしていると、だんだんその痛みは攻撃を伴ってきます。

苦しみが増してきます。そこには無意識に自分を攻撃している要因があるのかもしれません。たとえば罪悪感や、過去や何かを否定し続けていることが内在している可能性があります。

 

薬の飲み過ぎで(意図的な目的で摂取する人もいますが)死に至ることがあるように、この痛みも同様です。

 

とかく痛みは、嫌イヤやっていると発生する傾向にあります。嫌に感じるということは、その事なり、受け止め方が不自然になっています。

また、好きなこと、大事なこと、ミッションや使命として取り組んでいることであっても、そのやり方や状況に無理や不本意なものがあれば、痛みを伴うことで自然(文字通りナチュラルに)な状態にしようとします。逸脱を防ごうとしているかのごとく。

 

前出のYさんは、

「痛みが薬って、よくわからないですけど・・・良薬、口に苦し、と言うこととも関係しています?」と。

はい、被りますね。良い薬は、そんなに旨くないものでしょう(笑)

 

よくわかっても、わからなくても、この世にいる間、最も偽ったり誤魔化しがきかない相手とは、自分自身なのかもしれません。自分自身に宿る「自然の法則」「神!」とでも申しましょうか。

そういう意味で、痛みは良薬のひとつと思われます。

 

 

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