4月8日のローママラソンから秋のシーズン前に走れる大会あるかしら・・・というノリでエントリーした北海道マラソン。
周りのベテラン・ラン友さんたちは、とうの昔から何度も出走し、「道マラ、暑くてキツイけど楽しいよ〜」with
例年、大会の日は「みんなが熱気を持ってくる」(厳しい暑さ)
と聞いていました。
先着順のエントリーのため、私が北海道マラソンのHPを見たときはすでに郵便応募250名の抽選制の時期でした。
「当たったら、練習して走ろう〜!」
と、結果オーライで応募したら、こういうことはしっかり当選。
夏場のトレーニングという修行の機会を与えられ6月から3ヶ月あまり、夜の部活生活
徐々に暑さに慣れたおかげで、この猛暑は夏バテからawayでした。
さて、前日受付のため、前泊で札幌へ向かいます。
フライト前日まで、関東から東北にかけて台風の影響で、HP上は開催がやや危惧されていたようです。
しかし、当日朝にはタイミングよく天候回復。
朝便のAIRDOで離陸すると、ほどなく富士山が見えました。
台風を追いかけることになり、新千歳空港に向かうにつれ、機体はゆれゆれ〜
東京35℃、新千歳19℃
外は本降りの雨。
雨がそこそこ静まるまで新千歳空港で軽食することに。
グルメ三昧、映画館、アミューズメントパーク、温泉etcこの空港では1日過ごせるでしょう
ラーメンやジンギスカン、名店揃いです。
北海道は小麦粉の味わいよく平均的にパンのレベルが高く、美味しいと思います。
サンドウィッチグルメの・・・・
プリッと引き締まったエビとタルタルソースのエビフライサンド、おすすめ!
北海道といえば、じゃがいも!
カルビーの揚げたてポテチがいただける
ふだんほとんどお菓子って食べないですが、揚げたてはお菓子というよりポテトです。
雨が止む気配になり、札幌へ!
私は、空港から札幌市内へのバスで、ホテル前に停車したので、雨にぬれずとても便利でした。
はい、札幌!
札幌駅から徒歩10分程度で、大会の会場、大通公園へ。
お約束のテレビ塔。明日はこの時計台でカウントダウン!
東西に横長の公園ですが、芝生やお花がとてもきれい。
受付に向かいます!
ちょうど町の◯町目ごとに、ナンバーゾーンが分類されています。
赤字の番号が女子ランナーの受付番号。
女子は、全体の2割くらいなんですよね。
ゼッケンと参加賞のTシャツ、チラシの入った一式の袋をもらい、スポンサーの出店ブースをぐるっと巡りました。
協賛のkanekaさんは、持久力を強化する?コエンザイムQ10のサプリサンプルをランナーに提供。
こちらでは、最近よく聞くコンディショニングマッサージを5分間無料でやっていただきました。
終わってシューズを履いたら、足のむくみが引いていて驚き!
ここで、東京のラン友さんにばったり
ところで、サプリって小さいですから?!
なんとコエンザイムQ10入りのパンをプレゼント!(あんぱんorクリームパン)
六福堂さんはランナー餅を提供。
お米、お餅はカーボローディングのお約束。
大会前日の夕方16時頃になると、当日用の設営準備が始まりますね。おつかれさまです!
仕事で展示会の出展が増えたせいか、こういう設営に目がいってしまいます
札幌大通公園の名物といえば・・・
とうもろこし!
石川啄木の「一握りの砂」で
しんとして幅廣き街の
秋の夜の
玉蜀黍(とうもろこし)の焼くるにほいよ
と綴られており・・・本当に啄木が食べたかは不明とされていますが。
ゆかりにちなんで、食べましょ!!
熱々で300円。安いですよね。
サイズ感わかりにくいですが、MacBookProの13インチくらい。
食べ応えあり、醤油の香ばしい風味ともろこしの甘さ加減がナイス。
だいぶ食べ物を介して、札幌入りを実感しながらホテルへ。
前日はあまり足を使うと疲れるのですが、何気にガーミンのウォーキングでは12km歩いていました。
そりゃ、ラーメン横町やら、すすきのまで行ってますので。
マラソン大会のために泊まるには、ゴージャスすぎた
どこの大会も、駅近お得なホテルは速攻満室かつプライス高騰。
経済効果がありますね!(←ほんとです)
そうそうに、くつろぎモードに入り、9時前にzzz
トレーニングや食事は大事ですが、何より睡眠ローディングは一番のコンディショニングだと思います。
青空にやや湿気はあるものの、大会には恵まれた朝。
豊平川の川沿いで、アップしているランナーがちらほら。
地元の方なのか?
ホテルから1.6km
時計台を目指して歩いていけば、大通り公園の会場へ。
みなさん、着替えたり、アップしてますね!
都市型の大会ですが、どこかのどかな感じ。
そして、雲が去り日差しが照りつけると、酷暑の気配
幸い気温は24℃と例年の大会より低めです。
おもむろに開会式のアナウンスが聞こえて、盛り上がり始めてきました。
ゲストランナーで橋本聖子さん(スピードスケートのメダリスト)が走られるとか、
大会でテーマソングを歌っているGLAYが流れたり♪
テレビ塔の時計台のカウントダウンが始まり、9時の号砲でスタート!
ちなみに、私はEゾーンの中でも後ろに並んだため、スタート通過はちょうど7分後でした。
制限時間5時間の大会ですから、グロスタイムだと4時間53分以内でフィニッシュしないとアウトだなぁ?と思いながら、超えました
コースの要所にある関門閉鎖時刻は、全参加者とも同じですからね。
スタートからフィニッシュまでは、スマホを持たずに出走したので、絵柄はありません
道マラといえば、ひたすら直線、ほぼ平坦、炎天下の新川通り往復15kmが有名で、撮影ポイントがなく、給食に名物が登場するわけでもないので(笑)持たずのランナーが多いようです。
たまに、電話で応援に来る人と通話しながら走っているランナーはいましたね。
スタートしてからありがたいことに、雲が日差しを隠してくれました。
駅前通からすすきのを通過し、中島公園あたりまではゆるやかな上りですが、沿道の応援がぎっしり続くので、まったく気になりません。
このあたりは、一度試走したことがあり、見覚えのある景色が続きます。
8kmあたり、創生トンネル。
トンネル内のファンの音とランナーのひたすら走る足音が印象的でした。
トンネルの中はムッとするかと思いきや、外気に比べてそれほど空気は苦しくありません。
それほど道幅が狭いわけではないのですが10kmあたりまでは、ランナーの間隔があかず、なんと予想外のジョグペースで走ることになりました。
うっかりすると、腕が軽く当たることがありましたが、なんだかみなさんマナーがよく?小声で「すみません」とか、軽く頭を下げるような道マラ文化を感じました。
しかしですね、給水の紙コップとスポンジの散乱は噂どおり今年は「ゴミ箱に捨ててください」を強化しているようでした。
白いスポンジが茶色のスポンジなら、厚揚げ豆腐の道に見えるでしょう(走っているといろいろ雑念が湧いてくる)。
ちなみに最初の5.5kmまで、この暑さで給水がないのはキツイと思い、サロモンのフラスコに150mlばかり入れて走ったのは正解。
最初の給水所は、ランナーでごったがえすのは予想がついたので、次のポイントまで走行、通過しました。
喉が渇ききっていなくても、水がない!というストレスは精神的に結構きます
最初給水所以降は、2.5km置きに、水とスポーツドリンクが用意され、それもしっかり冷たいですから、飲むたびに癒されました。
ざっくり19kmあたりから、新川通に突入。
ひたすらに直線が続きます。
新川通、ほどなくして、白バイとテレビ中継の車に先導されたトップランナーたちが反対車線から走ってきました。
すごい猛スピードで走ってきますね!
思わず、走りながらも観衆モードで応援の声を上げてしまいました
一時的にランのパワーをもらえます!
その後もしばらくレベルの段違いなランナーたちを眺めながら、やがて新川通の折り返し。
25km 少々にある折り返しポールをぐるっとまわって、はい、同じ景色を戻りまーす!
しかし、ほどなくすると、すでに後部の関門時刻を知らせるアナウンスが聞こえてきました!
通常6時間制限時間の大会にはない、「終わり」見えます、聞こます
遠くに、関門閉鎖後にランナーを乗せるであろう大型バスがゆっく〜り前進。
そして、35km あたりを通過する頃には、往路では16km辺りに通過したコースとなり、産業廃棄物の収集車が、きれいにまとめられた紙コップやスポンジのゴミ袋をどんどん回収しているではないか
我が身にこの先ハプニングが起こらないことを願いつつ・・・
道マラは30kmすぎたあたりも、沿道の応援と元気で明るいボランティアさんのかけ声が賑やかで、無意識に足が前進しました。
身体はちゃんと応援パワーに反応してますねー
私設で冷たい飲み物を用意してくださっていましたが、
「コーラあるよ」
の応援が後半とても多かったです。
道民はコーラが好き、という噂は本当でした
2月のおきなわマラソンも25℃ちかくあり、たくさん私設の氷をもらいましたが、今回も何回か大きな氷をいただいて助かりました。
給水所で水を注いでいたボランティアの方が、水差しからゴロッと出てきた大きな氷を「持っていきな!」といって手渡してくれました 神対応?に感謝。
握りながら走行しつつも、ぜんぜん手が冷たくならない・・・ということはやっぱり体温上昇していたんですね。
さて、そうこうするうちに、38kmあたり、北海道大学のキャンパスに突入。
アカデミックなエネルギーを感じながら、北大キャンパスの賑わいと緑豊かな環境を満喫・・・・
大学の中程で40km地点。
あと2kmちょいです。
キャンパスの門を抜けると、駅前の光景、おなじみの北海道庁旧本庁を走り抜けて・・・
フィニッシュまでは応援が増し増しになるおかげで、ラストスパートが引き出されます。
今回は気持ちよーく、快速でフィニッシュ
メダルを首にかえていただき、フィニッシャーズタオル、
↑ かなり使い心地よい!
水など受け取り、ゾロゾロとランナーの集団に沿って、公園に移動。
あぁ、しんどかったけれど、爽快な気分!
大会Tシャツに着替えてからの・・・
スタート前の女子トイレ待ちで意気投合したランナーさんと更衣室で再会するなど、嬉しいプチハプニングも。
救護テントの脇を抜けると、点滴を受けたり横
になっているランナーさんがたくさん!
野戦病院のようなわさわさ感がありました
今年の天気は恵まれましたが、酷暑な日だったら大変でしょう。
祭りのあとは、現地で合流するランナーさんたちは呑みに行くことが多いようです。
今回は単身なので、まず帰路の前にさっぱりしたい!
新千歳空港温泉へ。
大会の日は「混雑して入場制限する場合があります」ということです。
が、それを避ける方も多いので、空いていました
特に女湯だからかもしれません。
温泉でさっぱり、アロママッサージで早々に疲労も抜けました。
札幌といえば味噌ラーメン!ですが、さっぱり塩味の函館ラーメンのあじさい。
夜便で無事、羽田空港へ。
よく食べて、よく走りました!
たくさんパワーと活力をもらえた大会のひとつです