先週、噂の?「インセプション」を観てきました。すでにクラスでお会いした生徒さんたちは、潜在意識教材としてしゃべりまくっておりますが(^^;
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ようは他人の夢の中に、あるもくろみの仕込まれた夢のシナリオを植え付ける(インセプション)のが大筋。そして、何気にかなりセラピーな映画です。
http://wwws.warnerbros.co.jp/inception/mainsite/
映画の創り、レオ様&Ken様の役者揃いもナイスなのですが、ちょっと潜在意識や心の問題に関心ある方には「なるほど」とおおいに楽しめます。
例えば:
私たちが当たり前のように見ている夢は、いくつもの階層になっていて、深い眠りの夢ほど、時間が実寸より長く感じる。
”確かに、ほんの居眠りの間に、壮大な夢の展開になってます”
深い夢の階層(上から第1層〜3層などとなっている)に入るほど、そこで経験した夢のことを全く忘れたかのように、潜在意識に作用し、現実の行動や考えを変えていく。
”そうそう、そうよねぇ〜”
夢の中で死ぬと、目が覚める。特に深い夢で死ぬと、上層の夢にあがってこれる。
”夢のなかの死は、自立。現実に戻れる方法です”
夢を見て寝ている間に、現実でキック(足を蹴り上げ、衝撃をおこす)を与えると、夢から戻ってくれる。
夢の中でどんな経験をしていても、特定の音楽で現実に戻る「指令」を決めておける。
“寝てても、私たち音や感覚はちゃんと機能しています”
夢の中でエレベータで降りる階によって、違う記憶的な夢を体験するシーンがあります。
”催眠誘導で、深い意識に入るために「エレベータ」や階段を使います”
レオ様扮するコブ。彼は自分に強烈なトラウマ、それも罪悪感があったから、夢の意識の世界にはまりこんで、習慣のように抜け出せなくなっていました。彼が、重たい気持ち(罪悪感や自責)に入るほど、夢と現実がわからなくなっていきます。その様は、人が苦しむあまり、あらゆる現実逃避(ときに、精神世界も)の手段へハマっていくのと似ているものです。
最後のシーン近く、ロスの空港で税関から「welcome home(おかえりなさい」を言われたのは、まさに現実意識に戻ってきたことと絡めていますね。
・・・どんな映画もですが、特に「インセプション」はいろいろなメタファー(隠喩)が仕込まれていて、見終わった後に、自分の潜在意識が主張/拡張しそうな気がしました。
ちなみに、夢からアイディアを抜き取る(エキストラクト)という技もあり、そのために潜在意識をプロテクション(防衛)するトレーニングもあるというのです。
夢もセコムする時代になるのか?そんな意識開発が行なわれているかもしれません。
マトリックスに似て、ひと味違う?「インセプション」Check it out !!
http://wwws.warnerbros.co.jp/inception/mainsite/