久しぶりのマラソンネタです(笑)
今シーズンは12月の湘南国際フルが終わった頃から何かといそがしく、京都マラソンの直前までいつもより練習不足なのが気になりました。
しかし、京都市内は一度は走りたいと思い、抽選倍率4.5倍を突破しエントリーしたからには、存分に楽しんで走ろう!と決めました。
普通は大会に出ると決まったらすぐホテルは取るべきですが、最近は大会の1−2週間前によいタイミングで宿を抑えるようになりました(大会によると思います)。
ランナー受付のため、前日に京都入り。
富士山、静岡側はすっかり雪が溶けていますね。
2月の京都はとても寒い印象ですが、手袋もいらず気温は温かいです。
京都といえば、イノダコーヒーと小川珈琲に行きます。
モーニング時間内にイノダコーヒーの「アラビアの真珠」をいただきました。
ホテルにザックを預けて・・・・と、
ここで、ユーラシア大陸200kmを3日間で突走したというコンシェルジュの方がご対応くださり(立ち話で判明)なんだか強烈なパワーをいただきました。
ちなみに、その方は京都マラソンは当選したことがないとか。
京都マラソンのコピーは、おもてなし!
みやこめっせの「おこしやす広場」が受付会場。
全国の被災地に向けた復興マラソンとして力を入れています。
エコに対する意識が高く、大会の給水所では「マイカップ」持参のテーブルがあり、さらに他の大会にある「ランナー通過後に投げ捨てられる紙カップ散乱」の景色がありません!
(大会当日に確認、紙コップとゴミの分別も徹底していました)
空港のゲートのようですね。
京都マラソンはボランティアさんの数も多いことで有名です。
明るくサクサクと誘導してもらいました。
おこしやす広場では、ランナー向けのショップとグルメが展開。
ご当地の食品メーカーさんも盛り上がっています。
おなじみ都こんぶが「野菜生活(カゴメ)」とコラボしたシリーズが勢ぞろい。
トロピカルなパイン、ボルドーを彷彿するワイン味など、大会期間限定もののようです。
大会のエイド給食。
生八ツ橋、山一のパン各種など(京都府民はパン好きは本当ですね!)、いちご、フルーツなど。
煌びやかな飲食ブース。
京都の名店や人気店がちらほら。
比較的早い時間だったおかげで、少し並べば食べることができました!
会場を去る前に、フィニッシュゴールを確認し。
さて、当日の朝は・・・
京都タワーが冴えて見える青空。
朝7時半頃の気温は7-8℃とあまり冷え込みはありません。
京都駅から地下鉄と阪急線を乗り継ぎ、西京極駅へ。
駅からスタジアムまでもゆっくりしか進めません。
大会運営の誘導がスムーズで、すぐに女子更衣室と荷物預けがわかります。
今回は佐川急便のトラックに手荷物を預けると、ゴールで受け取れるシステムですね。
ボランティアさんが気持ちよく荷物を受け取ってくださり、ひとりひとりに「がんばってください!」と声をかけてくださいました!
8時40分にはスタジアム内のスタートゾーンへ。
アームウォーマーやホットジェルを塗っておいたので結構ポカポカです。
大会の開会式では、京都府知事や、IPS細胞といえば京都大学の山中教授もフルマラソンに出走なさるとか!
ちなみに3.5(3時間半)あたりのランナーさんが山中教授の背中を追って走ったそうですが、途中でついていけなくなったそうです
被災地と被災された方々に黙祷
そして、待っていると時間は長く感じるものですが、9時に京都市長のOn You Mark
で、ぞくぞくとスタート。
私はグロスとネットで5分くらいの遅れがありましたが、道は広くはないので、慌てずに走り始めました。
〈京都マラソンオフィシャルサイトより〉
京都マラソンは、前半に坂のアップダウンがあり、それほど起伏は感じませんでしたが、地味に足にくる・・・というパターンのようです。
幸い、少なめな練習ながら、年始から東宮御所は頻繁に周回していたので、上り坂はケーブルカーのように?あまり足に負担なく走ることができました。
5kmあたりから桂川、すぐに渡月橋が見えます。
スタートしてからほぼ終始、京都市民の方々の応援の声が力強いです。
「がんばりやぁ〜」(京都弁で)
・・・京都走ってる感ましましですわぁ
スタートで「いってらっしゃーい」
フィニッシュで「おかえりなさーい」
は、イントネーションの口調のせいか、はんなり気分になりますね。
道が狭めなせいか、すぐに10km地点がやってきたように感じられ、仁和寺のお坊さま方が勢ぞろいで応援。
袈裟を振っていらしたかは識別しませんでしたが(笑)笑顔を向けてくださっており、また大太鼓の応援が走るペースを快速にしてくれました。
序盤でスピードを上げてはいけませんが、体が軽くなる、楽になる感覚はありがたいです。
京都マラソン全コースで太鼓の演奏(しかも上手い!!)、学生さんたちの応援はとても力強かったのが印象に残ります。
沿道の応援の方々が「大文字焼きだよ!」と声をかけていらしたので、左手に大文字を確認。
前方に専念しすぎて、うっかり見落とすところでした。
コースとしては、たとえば金閣寺の前などは通りませんが、街全体には主だった神社やお寺のメッカです。
今宮神社の前は16,7kmとまだ元気なうちに通過。
給水は、お水とスポドリが3km以内の間隔にあり、心理的にも安心でした。
給食は全部は立ち止まりませんでしたが、生八ツ橋は全種類(笑)ふだんいただくより、ひんやり甘さを感じ美味しかったです(通過する時期によっては堅くなっていたようですがー友人談)。
コースを見ると北山通りや下鴨本通など、後半になって折り返しコースが続き、少々メンタルの力がいります。
が、そこで植物園に入り、舞妓さんたちのタイムトリップなおもてなし応援に遭遇すると、ひと息、気持ちが救われました。
そこで舞妓さんとツーショット撮っているランナーもいました。
その後鴨川の河川敷へ。道路ではなく、川沿いです。
練習であれば和みますが、大会であることを一瞬忘れそうに(笑)しかし、雨などで道が濡れておらず幸いでした。
ところで、30km手前あたりで、裸足で走っている女性ランナーさんがいました。
ペースが同じくらいだったので、しばらく後ろについて走ってみたのですが、足裏に負荷をかけていない走り方をしているのを感じました。
以前、サイラスさんが「地面は友達」というようなことをおっしゃっていた記憶があり、そのことを思い出して、私も後半は足裏に意識的に力を軽くするように、上体のバランスをさらに意識して走ってみました。
結果的に、これは私にとっては大正解で、終盤のタイム落ちが極めて少なかったです。
鴨川沿いから市内コースに入り、京都市役所から京都大学まで「市中引き回し」(知人談)のコースを走り、応援は引き続き途切れず背中を押してくれました。
最後2kmでは、ビルドアップ練習が功を奏したのか、裸足のランナーさんのフォームのモデリングが役立ったのか、フィニッシュの平安神宮大鳥居へ向けて最後の猛ダッシュ!
本日イチのスピード、残ってたわけですね(笑)
あまり痛みがなく、終盤に走力を復活してフィニッシュできると気持ちいいです!
その後、人の流れにのってフィニシャータオルを肩にかけてもらい、
メダルをいただき、
参加賞の飲食品をいただき・・・
開会式で
「パンにするかおにぎりにするか迷いまして、今年は両方ご用意しました」とスピーチしていたとおりでした。
抹茶パンの「ほんまに、おつかれさまでした」の文字に和みます。
巨大こけしさんをバックに。
ランナーにはおつかれさまのお味噌汁。
西京味噌と九条ねぎ、風味よいお豆腐で、さすが味噌汁のレベルが違う(笑)
マラソン後は味覚や胃腸が敏感なので、特にふわ〜とおなかに染み渡りました。
古都の歴史と風情を感じながら、大会運営の整然さときめ細やかなポリシーがあり、またひとつ素晴らしい大会の経験をさせていただきました。
おおきに〜京都マラソン2019!!
次は3月3日東京マラソンです