本当に求めている豊かさが何なのか、クリアに見極めている人は、それほど多くはないのかもしれません。
「豊かさ」に限らず、その人が人生の中で求めるものは変わるものです。
”その人”と書きましたが、今はだいぶ「個」が主体になれる時代に発展したからです。
「個」「個人」の豊かさは、格差や差別を生む位置付けをされてきましたが、この先は、「個」の豊かさが融合・協調するほどに、全体も豊かに、さらに創造的になる時代に移行していくでしょう。
特に、新しい時代を構築するであろうテクノロジー、技術、それらを取り込む業界などは、発展・繁栄、豊かさを求めるほどに「個」(企業や集合体を含め)の持つ技術やノウハウを寄せ集めていってこそ、時代のスピードと完成するカタチのタイミングが合っていきますね。
AI(人工知能)や情報通信(つまりIT)は、いずれの分野の進化にも、協調創造として不可欠となり、新しい製品やサービスの開発や展開がますます広がっていくでしょう。
今は、協調、創造、和、融合など、正の波動が乗りやすいタイミングでもあります。
だから、エネルギー波動の予見界では今年2017年はテクノロジーが目覚ましく発展する年だとも、言われています。
向上したり、普及するということでしょうかね。
さて、そんな折に、春からのセラピーメニューの「タイムトラベルセラピー 宇宙銀行」への誘導を行いました。
アストラル界にある「施設」の一つ、人気スポットでもある「宇宙銀行」です。
アストラル界というと、肉体の物質界のある世界に比べてエネルギー波動が高く精妙というイメージがあるかもしれません。
しかし、低次の波動(負のエゴやネガティブな意識)もアストラル界にはあります。
ある程度、波動がクリアで強さ(賢明さ、経験値による)がある、またそのようなコンディションのときに「宇宙銀行」訪問の体験が可能になります。
さもないと、スヤスヤと寝てしまったり、レム睡眠という心地の良い状態で終了します(笑)。
これは、わるいこと、失敗、というわけではありません。
寝落ちたり、レム睡眠中に、必要な潜在意識の書き換えや整理、調整が行われているからです。
しかし、自意識のある状態で、体験ができると、実生活に戻ってから心や気づきとしてすぐに役に立っていきます。
Kさんには、「宇宙銀行」への誘導前に、2つのことを書き出してもらいました。
1)今、望んでいる豊かさ
2)その豊かさが実現したら、どのように周りにシェアし還元するか
Kさん「新しいことを始めるので、それが豊かさのゴールでないのはわかるけど、やっぱりそれがうまくゆくことです。多少、自分でも本当の豊かさがわかってるか?自信がないかも・・・」
今回のセラピーの中で、曖昧が明確になるかもしれませんね。
「宇宙銀行」への訪問には、スピリッツガイドが登場します(Kさんのイメージ下です)。
ガイドにビジョンを見るサポートを受けたり、よくわからない体験をしたときに、補足してもらいます。
Kさんは、明るい光のトンネルを抜けて波動を上げる瞑想誘導のときに、一時的に意識が飛んだようですが、声をかけると続きの体験ができました。
Kさんが求める人生の豊かさのビジョンは、少々奇妙なものでした。
まず世界中を思うままに贅沢に旅をして、美味しいご馳走をたくさん頬張っています。
Kさん「世界の旅は憧れだけど、そんなにお肉の塊を食べたいとは思わないし・・・太っちゃう(薄笑)」
そして、続けての体験イメージは・・・
Kさん「敬虔な僧侶が賢明に修行をしている。私?私じゃないかもしれないです。お坊さんがずっと修行しているような・・・」
私も意味不明でしたので、スピリッツガイドにこの体験の補足をしてもらいました。
まとめると・・・
今、周りに目につく世界は、好きな旅を求める者、うまいものを食べたがる者、修行に勤しみ研磨する者・・・行いは違っているように見えるが、それぞれが何かを一心に求めてやっている処。その世界の中にいる者たちは、それぞれの行いは異なり、優劣をつけ、尊ぶなり、けなすなり、さまざまな思いを抱いている。
しかし、その世界を高い上から眺めていると、いずれも同じことをしている者たちであると気づいてくる・・・その世界の中にいると日々、人それぞれがカオスを生み出し、喜んだり苦しんだりしている。
そして、上から優しい気持ちで眺めると、そのケオスは豊かさに溢れている。
このガイドの意味することに共鳴が起こり、誘導中に閉じたKさんの目から涙が流れてきました。
「カオスの豊かさ」への気づきは、Kさんのエネルギーを動かしたようです。
「今周りに目につく世界」が3次元を主体する世界観で成り立つなら、「上から優しい気持ちで眺める」とは、4次元からさらに5次元へと移行する世界です。
ちなみに、どちらも同じ場所に同期に存在し起こっているのですが、多次元宇宙を語るときには、自己の意識がどこに存在するかにより、選びます。
このとき、自己の意識の波動が低いと、自分では選べないという錯覚の世界にいます。
そのために、周りの世界に因果関係や原因を求め、不自由な状態であることに苦しみます。
カオスの世界です。
自己の意識波動が上がると、要は精神宇宙がどういう構造かわかり実践しているので、周りの世界は自分が選択し、自由になります。
発展途上のカオスは、プロセスと理解します。
さて、Kさんが、常にどこかで混沌とする次元の世界を俯瞰したということは、つまり、過去や未来という直線的な時間軸を超越した観点に立ったということです。
直線的な時間軸の概念は、カオスの世界を強力に牽引しています。
Kさんは、まだ、周りの状況やメンタルが影響を与えることがあるかもしれませんが、一度、新しい次元が腑に落ちると、ほとんど引き戻されないでしょう。
さらに、Kさんは、「宇宙銀行」の中で面談を受け、新しい通帳をもらいました。
その通帳の示唆するところ、「自信だ」と説明されたそうです。
他にもちょくちょくと体験を進め、最後に宇宙銀行のガイドからもらったものは・・・
「信頼(トラスト)」
それをKさんのハートの中心にしっかり納めてくれたそうです。
タイムトラベルの体験後、現実に戻ってから、
Kさん「今も、しっかり胸に『信頼』の感覚があります。自分を信頼するってことですね。そうすると、あれこれ先に気持ちが飛んだり、心配することがなく、今ココにいるという感覚です・・・」
よかったですね〜
次元の協奏から眺めると、
戦いや貧困が絶えない地球、危ない地域がある世界、先がわからない世の中など、それぞれの星でありますが。
宇宙飛行士として、無重力界に飛ばずとも、「青い地球」「美しい星」に住んでいることは、負のエゴを離れてみれば、「個」の意識が創造し得る世界です。
(正のエゴは活動的、行動的に働きます。負のエゴは欲や恐れが元になります)
簡単に言えば、実体のない不安と恐れから卒業するだけで、周りにはカオスが見えなくなるか、カオスの豊かさにも気づく豊かな境地になるでしょう。
Kさん、なんだか、魂的にとてもオトナなセッションでした(笑)
余談1:
例えば4次元界では、関連のある縁が繋がりますが、
5次元界では、全ては縁で繋がっているのが当たり前。
余談2:
余談:多次元宇宙の話は、某局のモーガン・フリーマンの番組や、米TVドラマ「スーパーガール」の後半の章でも、よく登場する説です。