魂の課題=「カルマ」と呼ぶものですが、カルマの内容そのものがブロックになっているわけではないようです。
段階があると考えるとわかりやすいと思います。
大雑把な段階説ですが・・・
最初は、目に見える物しかまるで存在しないと信じている時代があります。
そういう時期の生き方に、カルマが影響しているかもしれませんが、そもそもカルマは物質界に直接存在しているわけではないので、カルマの存在に気づくことはありません。
誰かがカルマの話をしていても、それを物質界で認識する音、内容としては聞こえないようです。
この場所にしばらくいると、やがて成熟していきます。
続いての段階では、物質界で「問題」や困った事と認識することが起こり、それがどうにもこうにもうまくゆかない、物資界特有のやり方では解決できない・・・ということに遭遇します。
すると、物質界的な五感では見えたり、感じたりしないはずの領域があることに気づき始めます。
気づく前に促されるようなことが起こるかもしれません。
最初は半信半疑だったり、認識や理解にムラがありますが、だんだんこの領域での構造がわかり自覚していきます。
いわゆる、魂の気づき、目覚め、肉体を持って生きる(物質領域)中で、精神・魂の繋がりが強くなっていきます。
すると、かつては問題や困った事と認識していたことが、肉体を超えた、魂、あるいは非物質に所以があるのでは?という一種の学びに遭遇します。
そこを人生においては「悟り」と呼ぶこともありますが、真実や達観した意識よりは狭い見地と言えそうです。
(しかし、何事も入り口がありますので、悟りへの通過点です)
ここで、カルマや、日本の古い言い方では因果、因縁(思わしくなく作用するとき)などに関心と、導きや答えへの追求が起こるでしょう。
ニューエイジや昨今のスピリチュアルくらいまでは、カルマに答え(応え)や指針を求めて課題を解放することで、人生が拓かれたり、新しい生き方を選択できるようになりました。
しかし、とかくカルマにこだわってしまうと、カルマのループの世界も面白いものですから(笑)そこに長らく滞在することもあるでしょう。
もっとも、時間の尺度は、物質界と異なるので、あまり問題になりませんが。
Nさんは、タイムトラベルセラピーの中で、自分にある岩のように大きなブロックに気づきました(イメージで認識)。
セラピーのテーマとは異なる、意外な過去のパートナーとの関係が「当時のカルマ」に影響を受けていました。
良かれと解釈すれば、それだけ過去のパートナーとご縁があったり、共鳴することがあったのでしょう。
しかし、そのカルマによって現実の二人の関係は固定化され、Nさん自身の価値観や行動の基準も、カルマ基準のものに限定されてきたのです。
Nさんのご相談は
「自分がやろうと決めているのに、それを押しとどめる自分がいて、一人相撲をしているみたいなんです。
自分が押しとどめているのも、さすがにわかりますよ(苦笑)」と。
Nさんは、セラピー誘導の中で
「そもそも、何かが原因を求めている、結果や答えを期待する、、、楽しみにも思うこともあるんですが、、、それが、過去のカルマとセットになってるみたい?」
なるほど、Nさんは、所詮は「カルマ」という概念や価値観を超えること、超える領域があることに気づかれたようです。
元に戻りますが、物資界は、モノとして認識する性質上、原因や結果、証明、(科学的などの)根拠によって安定を保ってきています。
物質界から次の段階である、魂・精神を重んずる生き方に移行しても、つい認識癖(考え癖)として、物質界のルールに囚われています。
そのことに気づくには、だいぶ経験や時間的なエネルギーを要するものです。
気づきのポイントは、「望んでいない常況から変わりたい!」と変わることにコミット!するときですね。
これは、他者や何かと比較することでもないので、遅かれ早かれコミットは起こるか、何か大きな世の中のターニングポイントの流れに乗る場合も、しばしばあります。
さて、続いての段階は、カルマという概念を超える力量(経験や超越した知恵・知性)を持ち備えたところです。
ここは、昨今、自己啓発、瞑想を始め、多く分野でも相通じて提唱され始めた「ゼロポイント」や「今ここ」の領域です。
科学の世界をそれを証明しようとしていますが、だいぶ証明要因が揃ってきたようですね。
そして、このゼロポイント、「今ここ」は、創造の源泉ですから、これから益々、新しい技術や商品などが誕生してくるでしょう。
また、これまでまるで存在していないとされていて歴史、情報が発見や発明のようにして、登場することになりそうですね。
というわけで、ヒプノセラピーやタイムトラベルセラピーで登場する、インナーチャイルド、前世療法、未来順行の、そもそも働きかけ、クライアントの皆さんへのアプローチ方法が大きく変わる頃でしょう。
他の心理学、代替医療、ヒーリングなどのエネルギーワーク、西洋医学も、自ずと流れに沿っていきそうですね。
今日はカルマに例えましたが、「何かに起因する生き方」「何かのせいにする考え方」が、新しいモノを創れなくします。
何より、ココにあるさまざまな美しさ、楽しさ、豊かさ、面白さ、愛などが見えない、感じない、聞こえないような、残念な領域に生きてしまいます。
生き方や考え方は、誰しも自覚がないほどの価値観や信念がベースにあるため、まぁ、その見極めがどっこい!ですよね
上記、難しく感じる部分、納得していただける部分、さまざまでしょうが・・・ざっくりとカルマ、ブロック、固定観念から自由になるには・・・
ワクワク、楽しい!を、今日の羅針盤にしていただくことでしょう!
(カルマ、ブロック、固定観念に浸っていると、多分つまんなくなっていたり、「仕様がないもん〜」と本当は納得したくない理由や言い訳を持っているはずです)