「生きる糧」はさまざまですが、そのなかで忘れてはならない生きる糧をひとつ!
ある意味、人間はときどき辛いことやイヤなことがあるので、生きていられる生き物です。もし、仮にすべてが満たされて幸せなら、魂は体があるのを忘れてしまいます。
体は辛さや痛みを感じるためにあります。(ともいえる)
もちろん、あまりに肉体にいることが辛すぎても、魂は体から抜けてしまいます。耐えうる程度なら、「生きるための糧」をもらったわけですね。
辛いことも長期にわたり続くと感覚がマヒすることがあります。
Aさんは、長年の苦労が終わったものの、しばらくは現実とのギャップでときどき放心した状態にありました。生きている感覚を実感できないようでした。
そんなAさんの友人たちは、Aさんを心配して気遣ってくれているのですが、彼らは、たまに悪気なく心ないことを言ってしまうのです。親身になろうとして、ヘタな同情心を演じると、相手を不愉快にさせるものです(^^; 優しさでかけているつもりが、Aさんにとっては、無神経に感じる言動だったわけでけですね。
Aさんが友人たちのやり取りで、カッと怒りたくなるのは、「波動を下げる」にはよい効果があります。つまり、達観したり、楽になったり、悟りや至福にいたると波動があがりすぎて、肉体から抜けやすくなります。
腹が立ったり、怒ったり、悩んだり、重たい気持ちになるのは、肉体に留まれる所以です。