「物語」は、心理学やメンタルの構造として「エピソード」とか「ストーリー(物語を英訳しただけだが)」とも呼ばれます。
私は「エピソード」という言い方をすることが多いですが、それぞれの状況によります。
エピソードは、より個人的な経験から創ったお話。
物語やストーリーは、よりみんなが知っている通念、価値観、常識の影響を受けている傾向があります。
ちなみに「ドラマ」は、特に人間関係や感情のやりとりにフォーカスした展開が特徴で、平和で落ち着くことはありません。
「ドラマ」好きにとって、平和は退屈です。
エピソード、物語(以下、ストーリーと同義)は、説得力があります。
エピソードや物語の多い人生は、それらが布石となり、新しい生き方やあり方をするのをためらいます。
新しい経験をしていても、いつもエピソードの下地があります。
ちょうどこのコラムを書く前に、「運気の扉を拓く扉」2020ライフコーチングに慌ただしくいらしたTさん。
いくつかのテーマについて、4つの扉を拓き体験するのです。
Tさんは、人間関係のテーマについて「本質の扉」を拓くと、不思議な国のアリスの物語が(潜在意識のイメージで)出てきた、と言います。
もう、これは世界の物語の王道ですねー(笑)
Tさんに意識が視た「本質の扉」はとても小さいのですが、それは「扉の大きさなどが問題ではない」という象徴でした。
扉の中に入ると、
Tさん「実は私、不思議な国のアリスが苦手なんですが・・・出てくるキャラクターたちと仲良くなれないだろうと思って。でも、扉から中に入ったら、テレビや物語と(=外から見ていた頃)違って、『これでいい』と向き合ってる感じです」
体験しているご本人は感じ入っていらっしゃいました。
さらに今度は「進化した扉」の体験に進めてもらいました。
Tさん「私が大きくなってLEGOでできた街を小さく見てます。でもLEGOの中の人と話そうと思ったら自分が同じサイズになっている。
・・・あぁ、物語がないんだ・・・・ アリスの物語を見ていたときの気持ちわるさがなくて、フラットなんですね〜」
補足しますと、
つまり、扉の中(本質)から向き合うということは、自然にあるがままと向き合っているわけです。
ヘンな解釈やジャッジ、先入観や思い込み、わざわざ物語という想定や想像を持ち込まずに、(人間関係であるなら)相手とナチュラルにフラットに関わるのです。
これまでずっと物語、エピソード、ドラマを通して、相手と向き合っていた(いや、正確には向っていないのです)人にとっては、これらから解放された人間関係はとても楽で、ストレスはなく、お互い思うままに関わる始まりになります。
駆け引きや相手の腹や本心を探る必要なんてナンセンスです。
今年は、夏頃から、前世のエピソードやドラマに惹かれているクライアントさんが目立ちます。
もともとは、今世の今の人生に問題や辛さを抱えていらっしゃり、そのルーツを辿っていったら、とある前世(複数ある場合も)を体験したり、能力者などから告げられたという経緯のケースが多いです。
あまり長い間(実際の歳月や時間)前世という意識ゾーンにいながら、通常意識の生活を送るには注意が必要です。
ある限られた時間や場において、前世を知り、体験し、気づきがあり、現実の生活とすり合わせるなど必要な目的を進めたら、一旦タイム(休憩)にするか、意識や気持ちを切り替えるのがベターです。
そもそも物語と通常生活の意識は、賢く同期をしたり、旅をしないと、ややこしいことになるからです。
もし、前世の体験や前世の数々によって、今世の人生にも課題があるというところで止まっていたり、今世がのぞむように過ごせていないとしたら、前世のお取り扱いを見直しましょう。
今世であれ、前世あれ、「生きることの本質」からブレてしまっている可能性が考えられます。
すでにこの状態にいたら、前世と今世を重ね合わせえたり、むりに前世ばかりにこだわるより、一旦クリアに頭をクリアにしましょう。
そして、気がかりでしょうが、今ココを自分にとってより善く充実(エネルギーを強く)するよう、過去や未来という人生の捉え方を離れましょう。
前世という人生の物語は、納得させることがある一方、その物語の作者(自分)の限られた登場人物と設定により、不自由にもなります。
もっともその前世が愉しく役に立っているなら、ノッてしまっていいのですが。
夫婦関係が終わりに差し掛かり、離婚するか我慢するのか葛藤が続くNさん。
パラダイムシフトのオンラインプログラムでは、個別にメールやコメントをくださります。
Nさんは、以前、前世療法をしばらく体験して知ったとのことですが、
「今の主人との関係が、前世では別の関係でありながら本質的な繋がりが合致しています。前世を書き換えられたらよいのですが、それをしようとすると、真っ暗になるか寝てしまうのです」
一旦、前世ー今世という因果関係から自由になってみる必要がありそうですね。
パラダイムシフトのオンラインプログラムでは、かつては因果関係という便利な法則が、今や必要のない制約や制限になることを挙げています。
でも思考パターンに任せると、つい慣れた因果関係で物事を理解しようとして、さらに物語を膨らませることになります。
普段の癖は怖いもので(気が付きにくい故に)、そのまま、あるがまま見て考えているつもりが、かなりなバイアス(偏見、偏った見方)が入っているかもしれません。
また、あまり悩みすぎる、困り続けるという状況を続けていると、問題や悩みそのものより、心身によろしくありません。
息が詰まり、ストレスがかかり気が病んだり、調子がわるくなります。
稀に、自分に都合のいい物語、エピソードを並べて周りを振り回すような人もいます。
強者(ツワモノ)かもしれません😅
ともあれ、世の中は今日も様々な物語に満ちています。
あなたの人生はおおいなる物語を創っていると言えますが、その物語を惑わせる物語からは自由にありたいものです。
3ー6個のテーマを選択し、それらの運気の扉を拓きます。
コーチングではご自分の潜在意識から感覚体験や情報を引き出します。
その後(選択のテーマ数を問わず)
【2020年に向けて運氣の扉を拓き、運氣を善くするポイント・リーディング】で〆ます。
よりお知らせをお届けいたします。
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