○○○ハラスメント(通称○○○ハラ)という言葉や状況が世の中に浸透して久しくなります。

 

実際にそのようなハラスメントの渦中にいると、その事実を立証するのは簡単ではなさそうです。

それでも、そういう考え方が世の中に浸透したことで、ハラスメントを受けた側からすれば、「全く理解されない」「被害に合ったほうに非があるのではないか」という見方からはだいぶ緩和されたはずです。

 

絶対的にこれがパワハラだ!セクハラだ!○○○ハラを受けた!という基準は難しく、一般的には「ハラスメントを受けたと感じる」「○○○ハラスメントを受けて、このようなストレス現象が起こった」が目安になります。

また会社・企業・組織そのものが○○○ハラに敏感です。

 

パワハラ、セクハラ、マタハラ、モラハラ、スモハラ、ドクハラ・・・

今や30種類以上もあるそうです。

 

セラピーカウンセリングでのご相談に登場しがちなのはパワハラですから、今回はこれに絞りますが、本質は同じです。

 

ありがちなのは、上司や先輩格から、パワハラやセクハラを受けて辛いといったケースがあります。

仕事や職場に関するご相談のなかで、パワハラがメインの悩みではないが、上司や先輩格から横暴なことを言われた、された、といった具合です。

 

「パワハラを受けています!」人事や上の管轄に申し出るほどでもない・・・しかし、どうしたら・・・

「相当しんどい」「苦痛に感じる」「子供じゃないけどこの上司がずっと上司なら会社(学校)を辞めたい」と。

 

 

Eさん「上司の失敗を自分のせいにされて、これってパワハラだと思うんですよね。

ある程度は仕事だからカバーしますが、この前・・・・(略)のときは、本当にキレそうになりました。

ただ、それをわかってくれる同僚がいるので救われますが・・・

でも、こういうのはスピリチュアル的にもしかしたら自分が上司にそうさせてるのか?

いろいろ本を読んだり、聞いたりして、引っかかります」

 

だいぶ「鏡の法則」などが広まり、相手や周りに起こることは、自分自身の何かを投影している、という見方を受け入れはじめる人が増えています。

 

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Eさんもそのひとりのようですから、同僚たちがわかってくれるなどの救いがあるのでしょう。

 

鏡の法則」がわかってくると、鏡を見ている自分をあり方を本質から変えることで、映る現象も従います。

 

特に、加害者と被害者、弱者と強者など、二極化している現象ほど、鏡の法則は簡単に紐解けます。

 

 

白黒、正しい誤り、良い悪い などの価値観の枠を越えて、そのままを観察すると、今起こっている現象からもっと自由な状況を導きだすことが可能になります。

 

Sさん「直の上司はズケズケ言葉がきつくて、すぐ周りの悪口をいいまわるし、聞いていて本当にいやな気分になります。聞きたくないのに、耳に入ってくるし。だからうちの部署も雰囲気がわるくて、どよーんとしてますよ」

 

Sさんの上司のような言動も、それが強いストレス現象に現れれば、パワハラと言えそうです。

 

さて、概ね周りからみて・・・

 

パワハラをする人たちの特徴と、そのかわし方をご紹介したいと思います。

 

特に初期段階であれば、かなり回避できますし、自分の関わる範囲からいなくなってくれる(物理的に関わらずに済む)可能性が高くなります。

 

 

【パワハラをする人たちの特徴】

 

① パワハラをしている人は、パワハラをしている自覚はほとんどない。

 

職場など他人の上下関係起こりやすいパワハラです。

しばしば家庭内や身内の言動でも「語気が強い」「精神的なパワハラだ!」という家族・親子関係の話を聞きます。

 

ほとんどのパワハラー(パワハラする人)は、受け手が解釈し感じるようなパワーを、相手にぶつけているとは感じていません。

 

だから、おなかのなかに溜め込まず、強く攻撃性のことを発しても、翌日にはすっかり忘れているようです。

 

精神的に繊細、感じやすい人が気にされる、ネガティブな言動や人の悪口を言い回るパワハラーも、言っている悪口の内容ほどは深く考えてもおらず、ときには「悪口やゴシップで話題を提供している」という価値感を持っていたりします。

 

そもそものボキャブラリーや、人に示すコミュニケーションのスタイルが、粗野であったり社会的に野蛮?!といった具合です。

 

もっとも悪意がなくても、悪気がなくても「許し難き!」であればハラスメントですが、そういう段階まできているときは、現実的に仕事や環境や生き方を変えるタイミングと言えるでしょう。

 

 

② 少しサイコが入ってくると、自覚していてパワハラをし、周りの反応を伺っている、というしたたかな策士もいます。

基本的に、サイコ系に遭遇したら、気づいた時点で関わりを切りましょう。

 

 

【パワハラな人の対処法(かわし方)】

 

状況によりけり、関係性によりけりと思いますから、当てはまるものを試みてみましょう。

 

① 相手から「パワハラだ」と感じる部分を気にしない、相手にしない。

常々、自分が基準にしている、「これはこう」「こう言われたら、こういうことだ」があることに気づくことです。

 

 

たとえば、古い例ですが(笑)

・好きな子にいじわるする子

・本当はダサいと思っている相手の服装を褒める

・ライバルを応援してもちあげて、ダメにさせる

・いくらうまくやって周りから賞賛されても、絶対厳しい先生

 

など、表面的な言動のパフォーマンスと内心、本意は異なることばかりです。

 

パワハラな人の内心や本意が別のところにあることがほとんどで、それがどんな本意かまではわからなくても良いでしょうが、ざっくり「人の言動はいろいろ〜」と悠長に捉えるだけで、全般的にさまざまなハラスメントから解放されます。

 

自分が被害者だと思っていても、攻撃してくる側からすれば、そうさせる相手のことを加害者だと攻めてくる、といった具合です。

 

 

② そもそも、自分で自分自身にパワハラしていないか?

 

とかく、真面目であったり、大人しく我慢しがちな人ほど、パワハラなど○○○ハラスメントに被りやすいようです。

 

ご自分ではそれがフツウと思っているのでしょうが、本心や本音を抑えている、我慢している(ことはいいことだ、そうすべきだ)、疲れ果てても頑張ってしまう、何かのために(仕事のため、家族のためetc)自己犠牲を払っている・・・・

など、被害的な立場に自ら追い込んでいるような生き方、考え方、価値観があるかもしれません。

 

このような常々の生き方は、その人のエネルギー(本質)を体現しますから、それに呼応する○○○ハラな人と出くわしやすくなります。

 

まるで乾電池のプラスとマイナスのように、通電がよいのです。

このようなエネルギーの流れを起こす領域から、上がりましょう。(波動を高める)

 

 

③ 先に挙げた2つのような対処法を踏まえ、居心地がよくない、追い出されるような状況(しかも実は自分もそこに居たくないと感じている!)は、あなたの居場所を変えることを示唆している。

・・・のかもしれません。

 

転換期や、次へと移行するタイミングの可能性もあります。

 

そのようなときは、カウンセリングでなくても、身近な人や友人に問題を相談すると「そこをやめたら?」「(仕事など)辞めたら?」などと客観的なアドバイスや、メッセージのような現象に遭遇したりします。

 

新しく行った先でも、またまた○○ハラに遭遇したら、①や②を顧みましょう(笑)

 

ということで、① ② ③ は、リーディングカウンセリングのケースから、一般的に言えることを挙げた次第です。

ケースバイケースや誤認識もありますので、情報や知識鵜呑みはできませんが、もし現状パワハラ系に遭遇していたら、トライしてください。

 

 

ところで、今は、セラピーやカウンセリングの場では、法律の観点から是が非を探るようなケースは(私は)あまりありません。

10年以上前には、弁護士をつけて心療内科でも処方をうけながら、「スピリチュアルな観点からどうなのか?」とご相談されるケースはしばしばありました。

 

前世療法で魂レベルではそのような目にあった因果を探ったり、○○○ハラに合った過去の記憶を引き出すようなこともあります。

 

当時はまだまだ世の中で無形な、社会では明確な対処がなされなかった時代です。

 

 

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