下半期に入り、この半年の仕事の具合を見直したいと考える方が多いようです。

 

今後の役職や、仕事上の立場から

 

「これからこうなりそうだな・・・」

「仕事の進め方をそろそろ詰めておかないと」

 

などと、漠然としつつも今後の算段は立てておきたいところ。

 

ところで、

 

仕事や職場のご相談にみえるクライアントの皆様は、休日や仕事以外の時間をさいてセッションにいらっしゃいます。

 

経営者とは限りません。

 

社員や契約社員の立場であれ、ご自分の進退だけでなく(それは主でありますが)、より良い仕事をしたい、部下や周りに対してよい関係で仕事をしたいなどと、非常に前向きです。

 

特に、仕事そのものや周囲に対して考えや思いがゆき届く方は、遅かれ早かれ、適した仕事やポジションがめぐり、仕事運が拓かれている傾向に感じます。

 

皮肉なもので、仕事や会社からストレスを多く受けてしまった人ほど、エネルギー的には悪循環な考え方をしてしまい、なかなか仕事運が拓かれないものです。

 

どこかでドカンと気づくきっかけがあり、仕事や働き方に対する目的、思い、志(ビックワードに感じますが重要です)に目覚めると早いです。

 

これぞ、セルフ働き方改革です(笑)

 

一旦余裕を持ち、本来の仕事(働くこと)に対する思いや目的をすっきり明確にすると、調整や修正ができるでしょう。

まるで一新することさえあります。

 

社会で仕事に従事する大部分の人は、1日の多くの時間を会社や職場で過ごしています。

物理的な拘束時間や労力はもとより、本質的なエネルギーでは相当相まっています。

 

かなり、影響を受けています。

 

念の為、立場上の力関係では、会社・雇用側のパワーが強いのですが、社員や従業員のエネルギーも会社や雇用側に与えます。

 

ですから、経営者や経営に深く関わる方々は、仕事面に限らずご自身のあり方は図らずとも社員に影響を与えていますし、束になった社員からも作用を受けます。

 

立場上を考えれば、やはり経営者サイドのあり方が寛容です。

下からの影響や、不始末に及ぶことも、上のほころびの一端であることが多いようですから。

 

さて、会社や仕事からのストレスや望まない影響を自覚しているならば、比較的ご自分で調整をつけるきっかけがあります。

 

まさかの部分でストレスや影響がないか、たまに俯瞰してみると、意外な発見があります。

 

Nさんは、下半期の業務に目算がたった頃、平日のお休み日下半期リーディングにいらっしゃいました。

もともと好きな業界に席をおき20年余りになります。

 

その間には、会社が業績不振の時期があり、最近はようやく忙しい現場ながらも、先行きへの不安はなくなったようです。

 

下半期リーディングでは、様々なエネルギーセンターにおける、イノベーションとリノベーションのテーマを視ていきます。

 

イノベーション

 革新、刷新 (新しい事を始める)
 

 

リノベーション

修復、再生、改革 (既存の状態を修復する)

 

このような意味合いです。

 

ようは「変化や成長でしょ?」とお思いでしょうが、表面的な変化ではイノベーションやリノベーションは起こりません。

 

〈変えようと思っても変わらない〉

〈成長したいと決めても、諦めてしまう〉

〈今年こそ変化!と目標を立てて先延ばしになる〉

 

これらは、カタチや表面的な結果に重点を置いているため、思うように運びません。

 

Nさんも、頭ではこうなってほしい、どうなるのだろう、というお考えがあるなか、

「なぜこうなるのか?」

「なぜこうなってほしいのか?」

が、曖昧になりがちです。

 

一般的なことです。

 

Nさんが、仕事から受けているストレスや、理由がわからないまま現状がよくならないことについて視ていくと、

 

まず、仕事上の備品、制服、サービスに使うものが、ホロホロとほずれそうなイメージが出てきます。

そして、実際に触るのであれば、手触りがよろしくなく、物の持ちが宜しくない様子を感じます。

粗悪品とか、お粗末といった具合です。

 

「はい、そうですよ。経費削減で、どんどん質が落ちてますから」

 

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特に制服や直接身に着けるようなものに、終日包まれているわけで、そこから感じ取るエネルギーは、Nさんのふだんの生活や考え方、価値観に大きく影響を与えていると感じました。

 

実際のNさんの暮らしや生活レベルは、そこまで倹約する必要がないゆとりがあります。

しかし、職場で使用するものから感じる味気なさ(特に女性にとって!)、上から聞かされている”経費削減”というワードに、みじめさや、軽い失望感も受け取っているようです。

 

また、このような状況が長くなると、人は将来に対するビジョンが描けなくなっていきます。

疲弊する、視野が狭くなる、といった具合です。

 

実際、みじめさや軽い失望感にあると想像してみると、うつむいて下を向き、周りを見回さなくなるでしょう。

 

ところで、この”経費削減”は、企業の規模によっては、実際に使える経費がないとは、まったく限らないのです。

部署や管轄において、経費の格差があることもしばしばです。

また、”経費削減”というスローガンを社内外に掲げることが必要な時期もありました。

だから、申請すべき計らいをすれば、必要な経費が回ってくるとこともがあります。

 

実際、Nさんは、現場の中で経験が長く、管轄内の状況から使用する物を選び、必要な経費を申請するという役割でもあります(そのことをすっかりお忘れのようでしたが)。

 

仕事関係に限らず、あるきっかけで、心が疲弊していくような状況、環境、エピソードの影響を受けると、そこから抜け出すのが難しくなります。

 

疲弊している状況にあることそのものを批判しても仕方なく、そのことを客観的に気づき、解放されるスベに近づいていけるとよいでしょう。

とくに、経費削減のような文字通り、貧しさを連想するワードは価値観、思考、行動に影響します。

 

精神世界の本質的な理解では有名なことですが、まずは心を豊かにすることで、物理的な部分に投影されます。

心、気持ち、感じ方まで削減してしまうと、実際には必要十分であっても、一層貧してしまいますね。

 

というわけで、まとめますと、

 

会社や仕事上の経費削減から、私生活や言動に影響を受けていないか?

 

受けていることに気づいたら、仕事モードを休日や仕事外の過ごし方に持ち越さないように。

 

そして、就労外の時間の過ごし方を、ノーマル〜豊かなエネルギーを意識していきましょう。

のんびりする、気持ちを切り替えるだけでも、かなり違います。

 

すると、経費削減という仕事や職場でのワードに対して、

 

別の発想で向き合えたり、

節約アイディアを思いついたり、

はたまた経費削減の場を卒業するようなことになるかも?

 

  しれません。

 

2019latterreading

下半期リーディング 7月末日まで

 

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