基本的に日本人は勤勉なためか?

生計を立てるスベは働くこと、であるためか?

 

今月も仕事に関するご相談や、「あれこれあるが、まずは仕事から」懸念が始まるクライアントさんが多いです。

 

テーマが何であれ、意識を向けたところに、その方のライフパターンの縮図があります。

だから、仕事や働き方を切り口に、根本的に何が問題(課題)になっているのか紐解くのは、面白い気づき、時には悟りにも値するエッセンスが見えてきます。

 

世の中「働き方改革」はますます浸透中です。

贖えないと思います。

 

しかも仕事の域に限らず、人生にプラス作用が大きいようです。

 

つまり、以前は主流であった膨大な仕事や煩雑な業務の中で働いてきた方々は、そのままの仕事のパフォーマンスを続けていては、本来の人生は不本意な方向へ向かいそうです。

主流に従ったほうが賢明なときと、そうでもないときがありますから、なかなか難しいでしょうが・・・

 

働き方改革と国が銘打っている時点で、これは正しいかどうかの問題ではなく、マス(大衆)な路線です。

 

細かいところケースバイケースですが、過去には価値の高かった働き方や仕事スタイルは必要性がなくなっているからです。

 

日本の特徴として、動きが遅いものほど、一気に大河になり押し進むという歴史的な特徴がありますから、大河を見たら、概ね沿ったほうが生きやすいでしょう(あくまで一般的な観点で)。

 

では、ご自身の働き方を顧みるという意味で、以下お役立てください。

 

まず、世の中の働き方改革のついていけてない特徴を、今回は2つに絞りご紹介します。(絞り込みも働き方改!?)

 

注意 残業するほど、仕事が残っている。

 

注意 今やっている仕事や働くことに、不満〜悶々としている。

 

 

1)残業するほど、仕事が残っている。

 

会社員や従業員として勤務している方から、

仕事の現場にいると、働き方改革のスローガンでかえって困っているという話はよく耳にします。

 

「仕事が終わっていないのに、残業がダメ!じゃぁ、溜まった仕事はどうするわけよ?!」

 

とか、

 

「大した仕事はしていないのですが、そういう体制に付き合わされて無駄に時間が経っていきます」

 

これは、個の問題とは限らず、組織上の古いやり方や、過度期にある企業に見受けられることですが、その場にいるということは、少なからず、同調する思考や行動パターンがあります。

 

フリーで仕事をしている、自営業や個人経営でも、いつも仕事が終わらないことをストレスに感じているなら(それを愉しんでいる、といった具合であれば宜しいのです)、同様に仕事に振り回されていると言えそうですね。

 

 

下半期リーディングにいらしたMさんも、目下このパターンで、どうやれば残業しなくて済むのか、自分の仕事の仕方に問題があるのか、会社がどうしようもないのか、悶々としていらっしゃいました。

 

「休みの日も半日は会社に行くようになりました。こんなのはおかしいと思うんですが、かといってやらないと、どんどん溜まってしまいます」

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このサイクルに入ると、迷路のように抜け道がわからなくなります。

仕事なり、パターンに振り回されていて、自分の意志の力でどうのではなくなります。

 

そもそも、これは会社勤務でなくても、専業主婦や、パートさんでも同じことが言えます。

 

このようは状況から脱却するヒントとして2つご紹介します。

 

 

① やらなくてもいいことをやっている!

可能性が非常に高い。

 

その仕事、作業、ビジネス、家事、雑事が、そもそも実質的に不要であったり、無駄であるというわけです。

 

「仕事だから」「役割だから」と惰性でやっていたり、以前上司から指示を受けて、今はやる必要がないとか、自由裁量で良いところを、「続行」しているかもしれません。

 

あるいは、その仕事、作業、ビジネス、家事、雑事は自分がやらなくても良く、他に適任者がいるかもしれません。

 

人に任せることに気づくにも、時間と気持ちのゆとりが必要ですがね。

 

仕事などに追われていない人は、人に任せるのが得意なタイプです。

そして、自分にしかできないとか、自分が適任であるとか、自分がやりたい仕事をよくわかっていて、それは他人に任せません。

 

 

② 時間と仕事量の関係を把握していない(あいまい)。

 

慣れている仕事は、感覚的にやっていることが多く、意外な仕事に時間を要していたり、重要な作業なのに短時間でできるものがあります。

また、仕事、ビジネス、作業、家事などのなかで、本当の優先順位を見失っていると、残業に追われます。

翌日どころか、翌週、もっと先延ばしされることもあります。

 

そして、追われている、残っている、ことにより、非常に疲れます。

身体だけでなく、常々気にかけて考えているためメンタルにストレスがたまり、思考(頭)が疲れます。

 

疲れると、ネガティブになります。

特に思考(頭)の疲れは、判断や決断するパワーがない状態でもあります。

 

そして、ほかのあらゆる物事に対しても疲弊して感じられ、ネガティブ思考優勢な状態です。

 

この残業思考は、「残業してやればいい」という習慣になり、いつも達成感が満たされません。

 

すると、頭では仕事に対してだけの未達成感のように考えていても、潜在意識は物事を思考のように区別しませんから、あらゆる局面で、未達成感が伴います。

そして、自分には自信がないような、自己評価が下がるような位置付けになるのです。

 

おそるべし、残業思考!

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2)今やっている仕事や働くことに、不満〜悶々としている。

 

 2)は「年中だ」という方は少なくないかもしれませんが、「仕事とはそういうものだ」と乗り越えてきたとしたら、働くことの意識が昭和〜平成中後期にあるかもしれません。

なぜなら、人間にとって負担やストレスの高い仕事は、今後人がやらなくてよくなる傾向にあるからです。

 

ここでは、仕事内容(役職や担当も)そのものの質の良し悪しの場合と、仕事をする者の意識(はたまた深層心理)を象徴している場合があります。

 

そして、本質的にこの両者は被ってもいます。

 

そもそも仕事内容(役割や担当)の価値は、それを行う人が決めています。

 

すでにこの仕事内容や役割に、高い価値があるものは、高い価値をつけた働きを行った先人が多くいます。

一方、低い価値になったものは、そういう位置付けからスタートしたものと、先人たちが相応の低い価値の働きをしてきたことに寄ると言えそうです。

 

容易なことではありませんが・・・

 

あなた自身の仕事に対する思いや価値付けが、ますますその仕事を創っており、自分自身に跳ね返ってきます。

 

不満や悶々とした思いの仕事に従事しているなら、

それを踏まえて、この状況から脱却する方法をひとつ挙げたいと思います。

 

 

・自分自身のなかで不満や悶々としているタネを、仕事以外のところからピックアップしてみましょう。

ついつい仕事のことが出てきそうですが、敢えて外します。

 

・複数のタネが出てきたら、その中から簡単な工夫で不満や悶々としたものを取り除けるものをひとつ選びます。

 

・それがあまりに簡単にできてしまうなら、もうひとつ追加して、取り除くか解決するかします。

 

・このように自分の意思で好まないことを改善すると、仕事など周りから購えないことで不満を感じたり悶々とすることから、気づきが起こり始めます。

 

些細なようなことでも、自分に状況を動かす最初の一歩の「何か」があることがわかっていきます。

意識的かもしれないし、無意識に好ましい方法を取るのかもしれません。

 

為すスベがないような状況に思えても、少し勇気を持って不満を感じている自分に向き合うと、その状況や問題に対してあなたなりの「自由」や「選択肢」を見つけることができるでしょう。

 

いくかのアプローチをご紹介しましたが、すでに残業思考の弊害をトラックの積み残しのように抱えているとしたら、まずは残業や仕事ではなく、ご自分自身に意識を向けましょう。

 

自分に意識を向けることは、残業やそれに伴う不満や悔いなどに比べてエネルギーの波動が高く(つまり視点が高い、俯瞰した意識、視野や見解が広がる)知恵が働くきっかけになります。

 

 

2019latterreading

下半期リーディングは7月末日までとなります。

 

 

下差し ビジネス・仕事にプラス瞑想

20190423

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