今月もパラダイムシフトのセッションからお届けいたします。
読むだけで旧いパラダイムから新しいパラダイムへ移行できる?!きっかけになるかもしれません😊
感情を伴う心理的な課題(問題・悩み)の多くは、旧いパラダイムから構成されています。
旧いとは、よろしくない意味で時代遅れであったり、不便や不都合があるという古さです。
使えなくはないものの、旧いシステムですから燃費がわるく、本体を痛めてしまうような機器や機械に似ています。
旧い価値観や経験エピソードのために、体力を消耗したり、自分を痛めつけるような行為に繋がったりします。
痛めつけるとは、いわゆる自傷行為よりも気づかれにくく、じわじわと不健康で不自然な状態を続けるようなものです。
罪悪感や因果関係は、現在よりもっと「力」によって統制する構造にあった世の中から引き継がれています。
多くは物理的な戦い、戦争を経験した人々が、無実にも関わらず罰を課せられたり、それが周囲への災いとなり、強く罪を感じてしまったところから発生しています。
かつては立場や身分制の低い者を抑えつけるために罪悪感に因果関係を結びつけ、恐怖を煽るような時代が長く続きました。
連帯責任や見せしめなどのやり方ですね。
現在も、そのような構造は完全に消えたわけではなく、ひょんなことで次元が変われば、顕著に存在しています。
いち個人としての私たちは、かつてより社会や時代全体の影響は少なく感じるかもしれませんが、意識的にも無意識的にもかなり感化されているようです。
幸い、現在は、より選択することが自由になりました。
さて、現実的に?セラピーの中では、意識のパラダイムを旧いものから調整してアップデートしていきます。
概ねアップデートすると新しく感じたり、早くスムーズに快適になります。
長年の生き方を形成している価値観の中に、ご自分が実際に体験していないところから引き継いでいる罪悪感、因果関係、因果応報のテーマがしばしば現れます。
時代を超えてDNAに刻まれているのか、スピリチュアルな考え方では魂の経験として引き継いできていると言います。
両親、祖父母、御先祖様の時代や生き方、地域や文化背景から価値観をもらっている方もいらっしゃいます。
小さい頃から自然とそういうものだと疑うことはなく、ご自分の考えや性分にさえ気づきにくいでしょう。
〈アルティメイト・パラダイムシフト〉では、究極の、つまりかなりの本質となるパラダイムに着眼します。
Kさんは、いつもお金の心配やお金が足りなくなることを考えており、
「ちゃんとした暮らしも、お金が不自由なほどでもないのですが、いつもお金が足りなくなるんじゃないか・・・と気にしているんですよね」
客観的にお気づきなわけですね。
究極な根本に遡ると、Kさんの母親が抱いていた欠乏感、絶対的な不足、貧しさんエピソードと繋がっていきました。
「これは母がよく話していた話ですが、戦後に満州から引き揚げてきて、戦時中は国民全体がいつもおなかをすかして、とにかく物がなかったと言っていました。
母自身はまだ赤ちゃんだったので、覚えているかわからないそうですが、大人たちの話をよく聞いていたせいか鮮明にイメージしていたみたいです」
Kさんには、この究極のパラダイムを「解放」してもらいます。
「ヒーリングのような光が出てきて、私や母よりもおばあちゃんたちがどんどん温かく癒されていく感じです・・・
〈ありがとう〉とおばあちゃんたちが挨拶している?・・・
ふわっとどこかに帰られるような(昇天)感じで」
Kさんにとって、この体験の場面は、とても早く(実際10-20秒)感じられたそうです。
「わりと大きなテーマだと思うのですが、おばあちゃんたちが上に上がっていくのはあっという間で・・・こんな軽くていいんでしょうか?!」
と意外そうでした。
Kさん「今って、私は比べ物にならないほど、とても豊かですよね」
物に恵まれているだけでなく、祖母さんたちの体験を受け入れるヒーリングによって時代を越えた恵と繋がったようです。
もともと宇宙的な感覚のお強いSさん。
〈過去の課題のパラダイムをヒーリング〉するために、意識を遡ると、過去世まで繋がっていかれました。
「石油をかけられ虐殺される前・・・もうすぐ殺される・・・仲間と思っていた人間に騙された」
そこで騙した人間にたいする憤りと怒りがある一方で、
「自分のせいで申し訳ない。みんな殺された村人たちに申し訳ない」
という思いが刻まれているようでした。
Sさんが過去のパラダイムに基づく経験をヒーリングすると、過去世の人物はのどかなで平和的になりました。
さらに、現実レベルのSさんは日常のショッピングをするときにも、
「幸せだなぁ、ありがたいなぁ、としみじみ感じてますね」
とのこと(フューチャーペーシング)。
幸せ、不幸、豊かさ、貧しさ、などは、愛がベースの次元に在ります。
だから、自分が感じたり、目撃したところに在る、というものです。
前世であれ、今現在であれ、不本意な罪を被ったり、被害者になったり、罪悪感を抱くような経験をすると、その体験そのものを超えて、そのような経験をした自分自身を悔いたり、自分の存在価値を低く否定する、という解釈をするようになります。
自分自身に対する後悔とは、それを自覚している人より自覚していない人のほうが、生き方を変えるのは難しいようです。
おふたりのクライアントさんのように壮大な体験ドラマでなくても、日常に罪悪感や因果関係にまつわる解釈はたくさんあります。
それらを感じていると、不満や不快な状態を手放し、すぐに気分転換するのが苦手です。
常々、自分のせい、誰かさんのせい、あの出来事のせい・・・などとこだわっていたら、その考えから自由になるとよいでしょう。
罪悪感や因果関係は、人生をとても疲れさせます。
あなたの人生だけでなく、周りの人たちも・・
ヒーリングの得意な方はサクッとセルフヒーリングしましょう。
こちらもあります 「セルフヒーリング」