春のお彼岸が近づいて参りました。
2019年3月18日 彼岸入り
3月24日 彼岸明け
例年、春のお彼岸、お盆、秋のお彼岸は、霊的な世界と通じるセッションが多くなります。
かれこれ15年以上にわたり、この傾向を強く感じますから、私にとっての事実になっています。
うっかり暦を忘れていても、個人セッションやお電話・Skypeセッションの中で、クライアントご本人が亡くなられたお身内の話を多くするようになります。
一方、透視をしているうちに、ご親族や、近しかったあちらの世界の方のほうから、ふっとセッションの話題の中に飛び込んでいらっしゃいます。
通年そのようなことはありますが、お彼岸やお盆は霊脈がクリアに出ているように感じるのです。
この時期の話題は、何度かコラム・ブログに書かせていただいていますね。
先ごろ、Kさんの電話カウンセリングでのこと。
近年、近しいご家族や身内の方々が、続けてあちらの世界へ旅立たれていきました。
その悲しみや辛さだけではなく、それに伴う親族の揉め事や、遺された物の扱い、家族生活のきりもりにストレスや疲労を感じていらっしゃいました。
そんななか、お子さんの結婚、お孫さんの誕生など、慶び事もありました。
しかし、慶び事にも心配のタネや出費や労力が伴い、後からどっとお疲れと虚しさを感じる日々です。
Kさん「貯金や保険を解約して切り崩して生活している感じです。まだうちにいる子供も働く様子はないし、この先、私は一体生きていけるんでしょうか。生活していけるんでしょうか」
心配から、さらに心労を増していらっしゃいます。
一方では、さらに大きな出費をする機会も多く、けして節約や生活を切り詰めているご様子はありません。
Kさんのご主人、父親、義父と、近年急に逝かれた方々は、Kさんたちをどう想っているのか、救いはあちらの世界に求めてしまうようです。
そして、半年ほど前にはお母様が逝かれ、その頃はご自身も疲労と心労が強く、十分に看てあげられなかったことにも、とても心を痛めていらっしゃいました。
生前は、気難しいお母様で衝突した関係であったものの、もうこちらにいらっしゃらなくなると、思いが募るものです。
セッションの後半になり、
Kさん「母は、今、どうしてます?あちらで元気にしてます?病院や施設で亡くなるまで痛みで動けなかったし。
私たちに何か想ってくれているんでしょうか」
Kさんのご質問に、お母様のお名前を唱えていただくと・・・
なんとまぁ、明るく闊達なお若い時期のお母様が「待ってました!」とばかりに、(霊的に)登場!
行年(享年)よりお若い、お元気な姿で現れる方々は、概ね、他界の時期やそれまでの人生に満足や納得の思いを抱かれていらっしゃるケースが多いのです。
実際のお母様は、中年以降晩年まで体調が思わしくなく、家族の中でご苦労が多かったご様子。
したがって、かなり若返ってしまわれたのかもしれません。
生きていらっしゃる頃の人生のなかで、Kさんがリアルには見たことがないようなお元気さ、明るいトーンです。
Kさんが生まれる前であろう20才頃のお母様は、昭和の女優さんのモノクロプロフィール写真のような美しいお顔立ちであることも、すぐに視えてきました。
このお元気な時期のお母様は、当然お考えやアドバイスも達観的で明るく、ツッコミどころもお上手です!
(霊的に)開口一番!
「あなた、まもなく孫が生まれるわよ!恵まれてるわよ。これから1、2年、みんながいいわねって羨むように、おめでたいことが多いんだから」と。
(霊的に)ここまでハッキリ言ってくださっちゃうので、そのままお伝えすることにしていきました。
Kさんが心の中で悶々としていることにも、的確にお応えを返してくださいます。
お母様を看取れなかったことは、まったく気にされていなかったり、Kさんのごきょうだいについても、状況(おそらくかなり事実だと感じられましたが)をお伝えくださいました。
心配していた老後やこれからの生活、お金などの不安については、一笑にふすがごとくです。
Kさん「母はあちらではとても元気なんですね、苦労が多かった人だから嬉しいですね。
でも、先日も、子供たちが実家に戻ってきてお金をたくさん使ってしまって・・・・」
するとお母様からは、ほぼ即答で
「やってあげられるときに、やってあげたらいいじゃないの」
何か悟りの観点からおっしゃっているご様子。
「お金をかけてあげられるのは(すでに)あなたが恵まれてるからでしょ」
そして、何度もこの言葉をお伝えでした。
「あなたは恵まれてるわよ」
Kさんにもだんだんお母様の言葉の意味がわかっていらしたようです。
Kさん「そうなんですね、私たち恵まれてるんですね。でもこうして、次から次に問題が起こったり、世話を焼かされることが多いと、どうしても不安になってしまって・・・」
わかるけれど、現実は大変なのだとおっしゃりたいところですね。
すかさず、そこにお母様が言い放ってくださったのは
「世話を焼かせてもらってありがとう」(と思ったら?)
Kさんが受け答えをするなかで、さらにお母様から、
「すべては恵
(そうは絶対思えないことも)恵でしかない」
次から次と心配なさるKさんに
「もっと喜びなさい!」(普段の習慣として)
「祝福しなさい!」(喜び、恵みの観点に気づける)
そして、具体的には、
「あなたがあなたをもっと大事に、大切にしたら物事がスムーズにいく」
と、Kさんがご自分のことを後手にしないよう、アドバイスらしい指摘をされました。
日常であれ、人生の中での辛い時期であれ、「すべては恵み」であることを心得ておけるなら、乗り越えやすく、そもそも辛い時期に感じられないのかもしれません。
ただ、多くは、辛さ、悲しさ、憤り、怒りなどの先に、きっかけや運があれば「すべては恵み」であることを実感するに至るかもしれません。
処世術、人生の錬金術のひとつですね。
お母様からのKさんへのメッセージややりとりは、少なからずの方が共感する観点、発想でもあり、こちらにシェアをさせていただきます。
それにしても、私の場合、霊的な方、霊脈とつながるような時期は、氣が冴えてテンションが上がります。
特に霊的に闊達なエネルギーであるほど、おそろしく疲れ知らずになります。
前日から春分のワークショップの準備で夜なべ作業でしたが、意識が高すぎて、じっとしていられない感覚でした。
私の実母が亡くなったときに感じた氣の上がり方、氣を張っていて疲労を感じない、すべてが導かれるように万事進んでいった、という稀有な感覚に近いですね。
Kさんのお母様の持ち前のエネルギーも大きいでしょう。
Kさん「ちょうど昨日から志麻センセーにご連絡しようか迷っていて、今日になってお電話したんですよ」
はい、はい、届いてましたよ!(裏付けが取れました)
こんな不可思議で愉しいセッションは、まさに私にとりまして大いなる恵みです! (拝)
ご先祖様、亡くなられた身内の方と対面する
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