六星占星術の「大殺界」・・・占いの世界にとどまらず広く浸透しているワードですね。

平成の終盤を迎え、昭和時代を象徴するワードのひとつにも感じられます。

 

ところで、年始のセッションでは、今年2019年も

 

「実は今年、大殺界なんです。気にしないようにしてはいますが、やっぱり静かにしていたほうがいいんですかね?」

「一応、大殺界の年なので、心配です」

「大殺界なので、イヤーリーディングはどうしようかなぁと思ったのですが(一応来ました)」

 

と、セッションのどこかで吐露するクライアントさん方がいらっしゃいます。

 

それほど、細木先生のインパクトは強い!とリスペクトしつつ、きちんと六星占星術のセオリーを学ぶなら、怖がるより適切な過ごし方があるのだろう、と推察します。

 

 

また、大殺界問題の相談があるのは、この業界でよくあるあるでしょうから、少し検索すれば、気が安まるような記事や情報が見つかりそうですよ。

そもそも、元気なときは、占いや鑑定、はたまた人のアドバイスや情報にそれほど影響されません。

 

多少は感化を受けても、イイところだけ活用したり、好ましい解釈を選択するでしょう。

元気がない、気が落ちているところに、ネガティブなイメージの占いや情報を聞くと、かなり引っ張られます。

 

さて、毎度、ケースバイケースが前提ですが、いつもは対面セッションが多いSさんが、めずらしく電話カウンセリング(セラピー)でご相談されました。

 

Sさん自身の人生の中で、古い時代から新しい時代へ移行するタイミングにあり、それはまさに平成から新元号の今とダブります。

元号が変わるという一大行事は、既に進行している流れを体現する節目を表していると感じます。

 

Sさんは、セッションの終わりがけに、

 

「・・・だいたいわかりました、大丈夫です。

ところで、いろいろお話しをした後にくだれらない質問かもしれませんが・・・

 

実は今年、大殺界で。

母親が大殺界を信じていて、自分の刷り込みになっているのか、今こういうことは起こすのはよくないと考えがちです。

何か注意することはありますか?もしあれば・・・」

 

そうそう、だいたい大殺界のご相談は、みなさま最後に質問なさるんですよ(大殺界あるある・・・笑)

 

Sさんの場合は、

 

「いつもどおりでいい」

という明るい背景とメッセージが出てきました。

 

つまり、ふだん気をつけるようにいつもどおりということです。

 

日常遣いで、私たちが「気をつける」というと、たとえば、

 

「気をつけなかったら、指を切った」

「気をつけなかったから、お皿を落として割った」

 

などという、否定的は感覚かと思います。

 

しかし、ここでいう「気をつける」は、指を切ってり、皿を割ってしまったことは、「気をつけるが始まっている」というニュアンスです。

注意を促すことが起こっているから、プチアクシデントとして現れています。

 

類似の波動の例を挙げると、

 

「病気になったところから、癒し始まっている」

という東洋医学的な思想、捉え方がありますね。

 

また、Sさんのセッションに関連して多くの方に共有できる大殺界対策!を少し書かせていただきますね。

 

・大殺界の次元より高いところに意識を持って生活すれば、さして影響は受けないし、受けていても関連性を感じない。

 


・高い意識は低い意識を調整や操縦しやすいし、理解や解釈に自由がきく(高い場所から地上が見えるように)。

 


・自然界には、法則性、摂理、周期などが意味や価値をもつ次元があり、占星術も代表的なもので、人間がより生きやすくなるための方法。

 

・「種子ー緑生ー立花ー健弱ー達成ー乱気ー再会ー財成ー安定ー陰影ー停止ー減退」のサイクルの中で、大殺界はひとつのシーズン。

 


・大殺界を警戒するのは、理想的な世界とそうではない世界があるため、人の心にある恐れを刺激することで、指針にも制約にもなる。

 


・恐れに影響されていないとき、つまり魂(本質)が自由であるときは、大殺界の摂理にも限定されない。

 

メッセージ的な浮き出しだったため、箇条書きになりました。

 

 

まとめると、日々の生活でとかく身体を伴う活動が減っていたり、行動が制約されている時間が長いと、法則、摂理、理論、迷信、風評の影響を受けやすくなります。

頭でっかちになり、気の巡り、血の巡りがよろしくないのです。

 

すると、非現実的なことが現実に感じられ、真の現実がわからなくなっていきます。

直感を鈍くする価値観に、直感が負けてしまうようです。

 

また、熱中したり、活力が上がること、ワクワクすること、しごかれること!人生を賭けること、仲間がいること、愛や愛情をそそぐものがある、よく眠る、などなど、習慣的に心得ておくと、殺界期の緩衝材になります。

 

一方で法則、摂理、理論、迷信、風評は、思考を組み立て管理したり、楽しませたり、かりそめの救い等といった働きもあります。

ちなみに、体質や気質のように、大殺界、自然説、磁場説などにやたらと影響を受ける性質の方もいらっしゃいますよ。

 

 

 

ある程度、ご自分の意志やポリシーをしっかりお持ちであるなら、Sさんのケースに近いメッセージがご参考になればと思います。

 

(注)本文は、六世占星術の専門鑑定について肯定・否定をするものではありません。

 

 

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