「どこ」を漢字で変換すると「何処」と出てきます。
「何処」の意味は、「不明の場所や決まっていない場所などを指し示すのに用いる」です(Macの漢字変換によれば)。
今は、日常会話でも、職場などでも「ビジョンを持って」という考え方が普及しました。
ビジョンは、将来の見通し、展望、構想、イメージ的なプラン、幻界などという意味です。
セラピーやリーディングにお越しになるクライアントの方々は、ご自身の未来や先々のビジョンをはっきりさせたいことが多いようです。
将来や未来がハッキリしないときとは、概ね、今現在が曖昧であったり、具体的でないにせよ今の取り組みに専心できないときです。
だから、将来や未来がわかれば、現状に安心できたり、前進できるような思いにかられるわけです。
そもそも、ビジョンはご自分が持つ、抱くものであるのは、なんとなくおわかりと思います。
で、このビジョンとは、ご自分の何処に抱いたり、視たり、思い描くのでしょう?
ヒーリングやスピリチュアルな教科書になぞらえると、
「眉間、第六チャクラかしら?」
そんなお答えが返ってきそうですね。
理解としてはそんなところですが、日常的な感覚でビジョンを持つときには、意外に誤解をしている可能性があります。
その誤解を正すと、ご自分のビジョンに対して自信を持ったり、そもそも誤解のためにビジョンを描くのを躊躇しているとしたなら、ビジョンが明確に現れるかもしれません。
Kさんは、個人セッションの後半の時間が余ったので、先月まで期間限定で行っていたタイムトラベルの「ソウルアバンダンス 」リーディングの部分をやってみることにしました。
魂(本質の部分)でアバンダンス(豊か、豊穣、恵み)な情報をお伝えするセッションです。
Kさんの、第6チャクラのアバンダンスに通じる情報を拝見すると、
Kさんが世界地図を広げて「次はここに行こう!」と決めて、旅行なのか、何かの活動であるのかに出向く画像が出てきます。
戻ってくると、また「次はここへ向かおう!」と世界地図を広げて決め、行動に出ます。
これは、メタファなので、実際に世界に旅立つかは定かではありません。
この世界地図は、Kさん自身のビジョンの象徴であり、意識の内側にあり、Kさんが目的や使命(ミッションややる意義)を持って生きるときに、視えるはずの世界です。
Kさんに限らずの話、目的や使命が曖昧であったり、外の世界の価値観に目的や使命を重ねてしまうと、この世界地図はビジョンではなくなってしまいます。
ビジョンは、内側の世界(意識)にあるときは、自身の行動が具現化に向けてスムーズであり、周りから邪魔をされるような見え方や感じ方がほとんどありません。
周囲からの邪魔や妨害が入ったようなときでも、あまりそれに労力や時間を費やしません。
一方、勘違いしたビジョンを外側の世界に見ていると、余計な障害や葛藤が生まれやすくなります。
また、本人自身も、実行や実現したいと言いながら、そのビジョンを外側の世界においていると、なかなか実践しないか、ほとんどやらないものです。
個人差や組織差はありますが、何かを為す過程において秘めて取り組むことで成功したり達成するようなことは、個人または組織の内側でビジョンを育むことが多いのです。
特に周囲にまじみのないこと、時代の先端をいくようなことなどは、いわゆる不言実行の中に強いビジョンを持ち描くとうまくいきやすく、途中の失敗やミスがあっても最小の段階で見切りがつきます。
あえて必要以上に情報開示をしない、メガカンパニーの方針は非常に理に叶っています。
企業秘密などと言いますが、ビジョンを具現化するパワーを内部に集中させている、とも言えます。
逆に有言実行できることは、すでに不言の段階で土台が整っている場合が多いか、有言実行することでほかの目的があります。
ご自身がビジョンを抱くときは、内側の意識に集中したほうが鮮明で具現化の可能性が高まります。
余裕があれは、ご自分でビジョン(夢、目標、理想など)が具現化するプロセスをいろいろ実験してみるとよいですね。
ビジョンの質によって、内の世界に描いたままのほうが実現しやすいのか、有言実行のほうがカタチになりやすいのか、試してみるなかで実感が伴います。
何処にビジョンをいただくにせよ、実現や具現化には、実経験力があってこそです!
ちなみに、ビジョンマップやマインドマップなども、ご自分が習慣的にやる内観作業です。
ビジョンマップやマインドマップなどは、ご自分が習慣的に内観につながり、具現化するための方法です。
ハピネス☆ライフコーチングの最後に、ハピネスマインドマップを創りますが、セッションの後、ご自身でしばらく習慣として続けてみると、意識の整理と行動が繋がっていくのがおわかりになるでしょう。
秋限定のハピネス☆ライフコーチング