さまざまな感情のなかでも、怒りは、目に見えやすく伝わりやすいエネルギーです。

怒りを抱えている本人も、それを隠そうとしないのが特徴です。

特定の人に怒りを向けたり、もはや怒りが蓄積し、誰かれかまわずぶつけるようなことにもなります。

 

怒りは、悲しみや悲嘆に比べて、物や人を動かしたり、変形するパワーがあります。

強い怒りや、鬱積した怒りが爆発すると、事故が起こります。

 

だいたい、ドラマのシーンで、車の中で口論や喧嘩になると、次のシーンは・・・・

 

事故

ですね。

 

口論のせいで不注意になるのは確かですが、衝動的な怒りは破壊力が強いのです。

 

怒りは、怒りのままなだめるのは難しい性質があり、発散、炎上、爆発などのように、外に出たがります。

怒り(強く怒っている人)を近くに目撃したり、同席したときは、自分が的でなくても、距離を置いたほうが爆発物や炎上する炎の巻き添えにならないでしょう。

 

身内それぞれが怒って文句を言って集まっている場に居合わせると、

「気持ちわるくなって吐きそうになります」とおっしゃるTさん。

身内の方々の怒りのエネルギーを感じて、腹からこみ上げてくるのでしょう。

 

さて、怒りの原型は、なんでしょう?

原型がわかると、発散、炎上、爆発するという方法でなく、穏やかに鎮めることが可能になるのです。

 

怒りは、過去の痛みを感じているときです。

もし、あなたが、今たまたま怒りを感じていたら、怒らせた何かや誰かは、あなたが抱えていた過去の痛みを感じさせている可能性があります。

 

今、平常心であるなら、何かに対して怒りを強く感じさせた出来事を思い出してみましょう。

 

(思い出しても、それは現実ではないのでご安心を)

そのときに湧き上がった怒りは、あなたの中にある別の痛みを感じさせたのでは?

 

では、あなたのまわりに、よくあなたを怒らせる人がいるとしたら、その人は、よりによってあなたの過去の痛みに塩を塗っているのかもしれません。

 

よく怒っている知人や身近な人、はたまた家族やパートナーがいたら、痛みの視点から観察してみましょう。

 

今どきのネットの”炎上”は、SNS上には大なり小なり痛みのあり、それが刺激されているようにも観察できます。

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さて、怒りが過去や何かの痛みに起因していると気づいたなら、その痛みを癒したり、受け入れたり・・・ほかの賢明な方法で、怒りや凪いでいくでしょう。

ちなみに、痛みがもとで怒っている人のその痛みをどうするかは、怒っている本人の領域であり自由意志にもとづいてなんとかするものでもあります。

 

ただ、そのような人を身近に目撃したら、あなた自身に怒りや痛みがなくても、リラックスしたり穏やかな気持ちや平常心でいることで、その人に伝わるエネルギーがあります。

あるいは、相手のミラーニューロンがあなたから穏やかな様を真似するでしょう。

 

特に男性エネルギーが怒りに反応すると、怒りからくる苦しみからそうさせている物や人を抹消したくなります。

結果的に男性が多いですが、女性でも男性エネルギーが強い方はその傾向です。

怒りを抹消するために戦ったり、殺す手段を連想します(ほとんどはその手間で理性や秩序が働きます)。

 

世が世なら、それで一時的にスッキリ楽になりますが、本人の抱えた痛みは、また次の対象に刺激を受けそうです。

 

逆に、いつも何かと戦っている人は、そとからみると怒りっぽい人に見えます。

当人は戦いが常なので、怒っているつもりはないのですが。

 

 

「今、うちの息子は戦っているんですね・・・遅い反抗期がきているんでしょうかね(苦笑)」

Mさんは、会社の後継者になった息子さんが、家では怒りっぽいと心配されていましたが、戦う息子さんを少し穏やかに見守るスタンスでいようと、お考えになりました。

 

 

「そういえば、となりの部署の部長がいつも怒り口調で・・・確か胃か腸に初期の潰瘍があると言ってますね・・・たぶんそれと戦ってるんですね。

いろいろ仕事で痛み抱えてるでしょうからね〜」

 

サイキックプライベート講座で、感情のエネルギーについてのレクチャーのとき、Nさんが「視た」身近なケースでした。

 

 

怒りについては諸説ありますが、エネルギーの観点からこんな理解も可能です。

ご参考まで!ほっこり

 

流れ星[志麻ひぷのTIMES]流れ星

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