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COLUMN

仕事が忙しすぎる人がやっていること

 

充実しすぎて忙しい人もいれば、ストレスばかりが多く忙しい人もいます。

充実しすぎも加減があり、一線を越えると心(内面)は消耗していきます。

 

昔から「忙しいの〈忙〉は心を亡くすと書く」と言われてきました。

 

ストレスを感じるために余計に忙しくなり、忙しい状態がさらにストレスを招くようなことは、多くの「仕事」「作業」に発生します。

 

 

クライアントさん方から、

 

「残業続きで大変だった」

「引き継いだ仕事が、いつまでも、どこまでも終わらず・・・」

 

という状態を伺うことがあります。

もっとも、ご自身が忙しい時期から落ち着くまで、セラピーやカウンセリングにはいらっしゃいませんが(笑)

 

一時的な繁忙期であれば、さして気になりません。

 

しかし・・・

 

「慢性的に仕事が忙しすぎる」

 

「やってもやっても終わらない」

 

「仕事をやるほど、仕事が増える」

 

「周りが自分にばかり仕事を任せてくる」

 

「仕事で自分の生活や体調が犠牲になっている」

 

などの状態が続いているとしたら?

 

 

仕事が忙しすぎる人がやっていることは、

 

1)人の仕事をしている

 

2)自分のやる必要がある仕事をやっていない

 

3)本来の仕事上の役割を果たしていない

 

4)以前からの仕事を抱えたまま、新たに仕事を抱え込んでいる

 

5)(精神論)「自分」を生きていない?!

 

のいずれかに当てはまる可能性があります。

 

周りと比較してどうかではなく、ご自分が主観的に感じる忙しさが強いほど、上記のようなことが起こっているようです。

 

 

では、どうすればよいのか?

 

 

1)人の仕事をしている

 

→ 持ち場の人たちに仕事を返す、戻す、信頼して任せる、その仕事の適任者に仕事をしてもらう。

 

その仕事を人に任せられないと思い込んでいないか?

 

 

2)自分のやる必要がある仕事をやっていない

 

→ 本来の自分の仕事や役割に立ち返りましょう!

 

自分の仕事を優先してやることで、1)の人の仕事はしなくなる可能性があります。

 

 

3)本来の仕事上の役割を果たしていない

 

→ 職場の異動や昇格、キャリアの推移などにより、自分の仕事の役割が相当か見直してみましょう。

 

肩書きや社歴と比例する役割もあれば、職場や仕事内容から、自ら判断する必要がある場合もあります。

 

本来の役割を果たすことで、ゆとりがうまれる可能性があります。

 

ただし、その代わり、責任など別の価値や負荷が加わる可能性もあります。

 

 

4)以前からの仕事を抱えたまま、新たに仕事を抱え込んでいる

 

→ これまでやってきた仕事を、当然引き続き、やり続けるものと思い込んでいることがあります。

 

そこに新しい仕事が加わっているとしたら、これまでの仕事を自分がやり続けるのか?

一考の余地ありです。

 

周りの誰かがあなたの仕事内容や役割・立場を整理してくれればよいですが、「忙しい状態にある現実」では、そうもいきませんので。

(自分と周りの調和が取れていると、自動的な整理が起こります) 

 

5)(精神論)「自分」を生きていない?!

 

→ 自分の本来の存在価値が薄らいでいないか?要チェックです。

 

忙しいとますます自分の存在価値は薄らいでいき、かえって周りはちゃんと評価してくれなくなります。

皮肉なものですよね。

 

みんなのために自分が残業して頑張っているほど、なぜか処遇が落ちていくことはよくあります。

 

少々、さじ加減が難しいのですが。

 

適度な頑張りや忙しさで成果があがると自他共に認めることができます。

しかし、消耗、摩耗まで頑張りすぎると、全体のエネルギーバランスが崩れます。

 

具体的にいうと、忙しすぎる人がいる一方で、暇すぎる人が発生し、全体の調和が取れず、やりすぎとやらなすぎは、本質レベルで観察すると同質になります。

 

バランスよく、自分軸のある努力や働きをしていると、周りは応援したり協力的ですが、バランスを欠いて犠牲になっているような働きに対して、周囲は冷ややかであったり認めないということが起こります(そのような経験を認識する、という言い方もできます)。

 

ここでいう「自分を生きる」とは、自分をちゃんと尊重する、といった意味合いです。

 

自分をちゃんといい具合に尊重すると、周りもあなたもちゃんといい具合に尊重し始めますね、

 

そんな状況のときには、バランス感覚、ソコソコ、適度な感じ、がおのずとわかってきます。

考えずとも、自然に自動調整が起こります。

 

体力や日課などとの兼ね合いがありますから、あまりにも忙しく感じたり、忙しさのために犠牲になっているようでしたら、上記のいずれかをご参考に。

 

 

 

「忙しさ」は、自分との関わりを希薄にしていきます。

そのため、心を亡くす状態になりやすいのですね。

 

 

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