地味ながら、なかなか日常的に厄介な「先延ばし」

 

自分を高めたり、目標や夢に向かって取り組んでいるような方々の課題(問題)3ー5位くらいに入るようです。

 

今日のうちにやろうと決めたはずが、流れる。

いつかいつか、そのうちと気になりながら、手をつけていない。

 

目標や夢に限らず、締め切りが曖昧な仕事や作業、漠然と決意したダイエット、習慣改善、片付けなどは、先延ばしにしやすいようです。

 

「先延ばしにしているうちに、そのうちやらなくて済むんじゃないかしら!」

「やらなきゃいけないことも、先延ばしにしていることも、”明日”からにしよう!」

 

などと、ある意味ポジティブな解釈をしちゃう人は、それはそれでよろしいのかもしれません。

 

 

今日ご紹介する「なぜ先延ばしにするの?」は、ご自分が先延ばしにしていることを気にしつつも、手を拱いており、先延ばしな自分が嫌だなぁとお考えの方に当てはまるケースです。

 

また、一番肝心なこと、一番やりたいはずのことを後回しにして、優先順位が低いものからやり、後々の時間や気力が不足するような場合も当てはまるでしょう。

 

 

最初に、型に嵌めたような言い方をしますと、

先延ばしの原型は、自分の価値を過小評価していることから発生します。

 

相対的な比較で自分を小さく大したことがないと劣等感を持っている場合や、そもそも誰とも何とも比較していないものの、そもそも自分の存在価値・存在感を小さく見積もっている状態です。

 

前者はわかりやすい過小評価ですが、後者は少し深い深層心理・意識の層のやや深い部分に潜んでいます。

 

後者の場合は、周りからは意外にも「大胆な人」「やりたいことをどんどんやっている」「行動が早い」などと評価されています。

 

しかし、ご本人的には、「あれこれ考えすぎて、やらないことも多いし、自分でGoサインがでない」などと、おおいに悶々としています。

 

前者のタイプは、「今、自分がやること」を決めて集中し、それを精神的な習慣にするとよいでしょう。

 

後者のタイプは、個々人の起因する過去の経験やエピソードや価値観にアプローチすると、関連するものがあがってきます。

 

心理的、あるいは思考に影響を与えるような価値観は、ヒプノセラピーやタイムトラベル、ほかにも内観するような手法でさぐれます。

 

さらに深い、あるいは逆に悟りや境地のレベルへと高めていくと、概ね発見することは、先延ばしは、自己の存在価値(=あらゆるものの存在価値)をちゃんと認めてよいのだ、と腑に落ちるものです。

 

すると、やりたいことはすべてできるし(できるかどうかが問題でなくなり、ただやる、やり続けるモードになる)、自分の潜在的に備えたもの(能力や体力や感性やetc)あるいは与えてもらえていることは、どんどん見つかり活用したくなるでしょう。

 

夢や目標のゴールは区切りであり、厳密なゴールや結果の質が変容します。

 

日常語でいう「自信をもつ」というのが、ひっくるめた表現でしょうか。

つまり、先延ばしをするときは、先延ばししている物事に対して直接的に、あるいは間接的に自信がないとき。

 

自信がないときは、なんらかのネガティブなものにエネルギーや意識を注いでいます。

何かのせいにしたり、ネガティブに警戒したり、否定的にジャッジする、制限や無理にとらわれている、などに注いでいます。

 

 

不健康なよろしくない環境に身を置いているのも、先延ばしの温床になります。

さらに、先延ばししそうですよね!

 

 

先延ばしのテーマも、上記に紹介したこととは異なるケースバイケースなことがあります。

それが、透視やリーディングの面白いところです。

 

 

下半期リーディングで、ビジネスをスムーズに進めたいとおっしゃるKさん。

 

「もう1年余り、手付かずにしているプログラムがあります。何か億劫で先延ばしにしています」

この状況について、「十分に満喫するための情報」をリーディングすると、

「先延ばしにし続けている」という時間軸に関わる否定的な価値観が働いていました。

 

つまり、時間が介在することによるストレスです。

 

そこで、時間から自由になって、そもそも先延ばしという概念がないポイントを拝見すると、

「そもそものプログラムがここ1年で大幅に改善されていて、今はとても使いやすくなっている。そのことを、Kさん自身が無意識に?あるいは直感で感じ取って、プログラムの開発が進むのを待っていたようですよ」

という情報が出てきました。

 

結果的に、ネガティブな感じの先延ばしではなく、タイミングを見計らっていたかのようです!

 

「そうだったのですね!なんか安心したようなホッとしたような(笑)しかし、そういうタイミングを自分でわかるようにするにはどうしたらいいでしょう?だって、ここ1年ずっと気にしながら手がつけられず、と思っていたんです」

 

確かに!ご自分で感じ取れたら、プログラムが改善、開発されるまで安心し、ほかのことを楽しみ充実でしょうから。

 

先延ばしならぬ、タイミングを察知するには?

「やらなきゃとか心配せず、ほかのお仕事や仕事以外ののことにあたるときも”安心し、楽しみ充実する日々”を過ごしているなら、いつもタイミングの中に生きていることになる」

・・・とのこと。

 

安心、リラックス、平和、楽しい、嬉しい、明るい、満足、充実、好きなことに没頭する、などは、今にタイミングが合っている状態です。

 

 

「これまで周りに影響されることが多く、これから特に下半期からもっと自分のことに専念したいと思います」とNさん。

 

下半期リーディングの開口一番は、

「まず、家から出ること(引越し、移転)。古い家が傾いている。まだいられるとはいえ、避難勧告レベル」という情報でした。

 

以前のセッション時にも、Nさんのおうちの老朽化は拝見しており、Nさん自身もゆくゆくは引越しを、とお考えてだったようです。

 

Nさん「とても便利でそのわりにお家賃も安くて。確かに都市再開発で、今月には公知が出るんです。でも大家さんは『公知が出てから4年くらいは住めるから大丈夫だ』と言ってましたし、なかなか引越し先も見つからないでしょうし・・・」

 

Nさんにとって、長く住んでいるだけでなく、その建物、住まいが、本当に気づきいにくいレベルでご本人のさまざまな物事を先延ばしにさせているのが、その後リーディングで顕著になっていきました。

 

先延ばしが複雑な状況を作りだすことは常です。

つまり優先順位が錯綜し、こんがらがってくるのです。

 

すると、自分にとって重んじること、好きなこと、適正、行動、習慣、あり方、生き方の根本にズレが起こり、少しずつ調整しているつもりが、どこが主軸なのか、焦点はどこにあるのか見えなくなり、鈍ります。

先延ばしを放置しておくと、危ういのです。

 

まして、終わっていくものに執着したり、新しい流れを疑い抵抗すると、余計にしんどくなっていきます。

 

幸い、Nさんは、ここ最近になってイラストのような挿絵を描いていらっしゃり、それがスムーズに表に出てきていました。

 

ぜひ、Nさんの感性や感覚に通ずる表現、創作に注いでいただくことで、アライメントを整えていただきたいところです。

きっと自分軸に通じる明るいパイプだと思います。

 

 

関連してニコ

先延ばしをやめる瞑想 (audiobook.jp) (Amazon/Audible)

 

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下半期を満喫しましょう!