迷ったり困ることがあり誰かに相談やアドバイスを求めるとき、あるいは心の中で「どうしよう」と思うとき、
言葉にするなら、
「どうしたら良い?」
いくつか選択肢があるときなら
「○○○したほうが良い?」
そんなふうに尋ねたり、思案するでしょう。
カウンセリングやコーチングでご相談事をお受けすると、やはり上記のような問いかけが多いですね。
ヒプノセラピーや、NLPコーチングなどのセッションでも、この当てどころからスタートし、ワークや体験を進めることが一般的です。
本質的な応え(答え)があるから、問題や悩みが起こるともいえます。
透視やリーディングでは、とかく「答え(応え)」やそれに通じるヒントやアドバイスを求められます。
ヒントやアドバイスが、明らかにその役割を果たすときは、それをお伝えします。
しかし、実は少なからず、ヒントやアドバイスは蛇足であり、蛇足のために肝心な軸がブレる可能性もあります。
「どうしたら良い?」「○○○したほうが良い?」という状態のときは、ご自分自身(魂・本質)と離れているサインだからです。
そこで、ご本人より少し俯瞰、または先回りをして拝見すると、
「どうしたら応え(答え)がわかりますか?」であったり
「本当は何がなんだかわからないので、とりあえず目先の問題らしきことを解決したい」とまとめていたり
「あまり重要なことではないが、先にこのことを片付けたほうがよさそうなので」など
迷ったり、困り悩むような状況自体が、的外れなケースも見受けられます。
これも絶対的な見解ではありませんが、客観的に俯瞰してほぐすと、異なる局面や状況が現れます。
そのあたりは、透視やサイキックでわかることもあり、そこに悩みの論点を掛け合わせて、それならクライアントさんのおっしゃる状況をどう進めるか?お料理する必要はあります。
さて、深刻であれ、ちょっとした日常や仕事の中で、
「どうしたら良い?」
「○○○したほうが良い?」
と迷ったり、悩んだとき、一般的に簡単にできそう方法を、ひとつ順を追ってご紹介したいと思います。
1)迷ったり、困るときは、意識が狭くなっています。
心が窮屈であったり、思考が狭くなっていると例えてもよいでしょう。
2)問題やトラブルに、問題やトラブルがある!と考えがちです(確かに表面的には問題やトラブルですよ)
真の問題やトラブルは、問題やトラブルを、問題やトラブルだと決めつけているところにあります。
問題やトラブルを、「どうしたら良いのか?」「○○○したほうが良い?」という位置から眺めるほど、そこから思考も行動も動きが鈍ります。
ほかにも分析的な見解は語りたいところですが(笑)
「どうしたら良いのか?」「○○○したほうが良い?」から自由になる実践法にうつりましょう。
3)問題や迷いはさておき、一旦目を閉じて、静かに呼吸を自分のハート、胸のあたりに十分に送ります。
ハートにゆき渡ったら、さらに全身に呼吸をくまなく巡らせます。
最初は、問題や悩みがよぎるかもしれませんが、呼吸とともにイメージの中ではひとまず自分の外に押し出してしまいましょう。
*問題視、悩んだり迷うときは、呼吸が浅くなっていますし、呼吸が浅く十分に全身にゆきわたらないと、マインドが分散し、あれこれと考え始めます。
*問題やトラブルは、自分の胸の中に閉じ込めておくほど、問題やトラブルは増幅します。
たとえば、人に話したり専門家に相談したりするだけで、自分の胸の内からは外に解放され、楽になります。
自分がどうにかしなければいけないという、自我が苦しめている場合が多いものです。
4)続いて、先ほどまで問題、トラブル、迷いなどと感じていたこと、エピソード、人物、関係する諸々に光のイメージを送ってみましょう。
そのまま光で眩しくなるほどに、その要件はひとまずイメージの中では消してしまってOKデス。
5)目を開けて、体を伸ばし、ひと息ゆっくりしましょう。
あなたの胸のうちに、さきほどまでの問題、悩み、トラブルついて、「私はどうありたいか?」を問うてみましょう。
ふっと、その応えや行動などが浮かんだり、イメージで閃くでしょう。
そうならなかったとしても、しばらくするとご自身の言動が自然に・・・自然なほうへ(ナチャラルに)導いていくものです。
半年ほど前には、息子さんの将来の進路が勉学のことで、父親としての責任やどう導いてあげればよいものか悩んでいらしたTさん。
季節が変わり、ひょんな経緯で、ご自身が異動のための活動を熱心に始め「自分はどういう仕事をしたいのか、わかってきた、息子と同じ就職活動をしているみたいでー笑」とのこと。
息子さんのほうもだいぶ落ち着いており、Tさん自身も息子さんのことは信頼して任せられるような見え方に変わってきたようです。
登校拒否が続き、子供に無理は押し付けず、尊重してあげようと優しく接していながらも、一向によい方向へむかう気配がなく、「どうしたらよいのか」「子供は何をしてほしいと思っているんでしょう」と、Mさん。
やるべきことは何か?、これはやったほうがいいこと、これはやらないほうがいいことだからやらない、などを基準に、親としてもその価値観で頑張ってこられたようです。
ただ、それらの基準は、真のMさんには繋がってこなかったことが多かったとのこと。
そこに我慢や無理や痛みがあり、乗り越えてきた自負はありますが、
「さすがにそれはもういいのかな、と思えるようになりました」
下半期のリーディングで、時空を超えた生き方(つまり制約をとる)を視てみると、なにが良いか、すべきかは、すべてOKになり、それによって体を温めるようなポジティブな体質のMさんに変わっていきました。
「私は十分にがんばって生きてきたし(笑)もうこれから幸せになろう!と思っていいですよね?」
満面の笑顔のYさんは、ア・ラ・カルトセラピーの中で、がんばって生きてきた背景を支えてきた、辛いパートナーとの思い出や恋愛経験が出てきました。
半生の生き様は、Yさんをとても強く、また周りに対してもパワーを与える反面、常々どうすべきを選んで生きてきた基盤であるようです。
辛い、悲しみなどの経験は、自分自身と繋がることを恐れ、正解やより良いものを周りの何かに求めてしまいがちです。
Sさんは、別世帯のお子さんの将来を案ずると、今、どう接したらよいのか、頻繁に会ったほうがいいのか、つい思案してしまうご様子。
親子や親しい身内では、相手側に心配の拠点があるように、見えるものです。
そう思うほど、余計ベターな方法がわからなくなります。
「どうしてあげたいか」「どうしたら相手のためになるか」は、ほとんどが「自分はどうありたいか」「自分のためになるか」とすり替わっていますので、静かに自分にエネルギーを呼び戻して集中し、
「私はどうありたいか」(注:どうしたいか、ではなく)の声をご自分から聞き出してみましょう。
どうありたいかが、ピンときたら、それに伴う行動が選べることでしょう。
「私はどうありたいか?」・・・「わからない」なんてこともあります(笑)
それで、よいようです。
わからないままでも由、相手に聞いても由、ですね。