知識や情報に価値がある時代は、知識や情報がふんだんに溢れています。
「ネット」は、知識や情報のメッカです。
知識や情報より以前は、「物」「食料」「力」の時代などありました。
「初心者的でへんなことかもしれませんが・・・」と、Rさん。
精神世界の奥義や、愛・魂について、ご自身の体験から想うこと。
スピリチュアルのティーチャー方から言われたこと、本で学ばれたこと、知識や情報は豊かにある方です。
「頭の中心にいると言いますよね。○○さんとか・・・」
「魂を腑に落とすとおっしゃいました」(←今年の私のコラム)
「頭の中心か、腑の中か、どちらに意識を落とせばいいのでしょうか?」
「自分を愛しなさいと、誰もが仰いますよね。私も自分を愛しているんだけど(中略)愛し方が足りないのか?」
Rさんのご質問、疑問は、スピリチュアルに限らず、何かをある程度一生懸命学んだり、気楽ながらも長年学んでいると、ぶちあたります。
本、人の話、情報源にはいろいろな説が飛んでいます。
Aさんはこうアドバイスするが、
Bさんは、別の方法を勧める。
Cさんは、Aさんの方法は間違っているという。
Dさんは、奇抜な説を紹介している。
いずれも、役立つところを会得し、参考程度にすればよろしい・・・というのが、どの分野でも、スピリチュアルについても妥当な応えになるでしょう。
Rさんは「初心者」以上ですが、初心者から上級者まで、いろいろ試して、うまくいったり、自分には合わなかったり、最初はうまくいっていたのにだんだん使えなくなったり、という状態や時期を経験するものです。
それは、技術、スポーツ、仕事、人間関係、あらゆる自然科学に通じる学問に共通する変遷かと思われます。
特に今は、知識や情報が多岐にわたり(異なるようにみえて実は表現を変えているだけのことが多い)、サイクルが速く感じられます(特にこちらが取捨選択の主導権を持っていない場合)。
では、最初から、参考程度に流して受け止めればいいのか、というとそうでもない(笑)
ある程度ハマってみて、違いや違和感があるなどして、異なるものを求めたり、新しいやり方に出会うというプロセスがあるのも、また自然な流れのようです。
うまくいかないのも、うまくいっているうち・・・
ただ、あまりうまくいかないのを続けているのは負荷がかかりますね。
でも、そのぶん、どこかで、いつか軽減される機会もあるでしょう。
初心者だからこそわからないことがありながら、上級者のような疑問はなく、上級者は初心者なものをクリアしていても、初心者らしきものは限りなくあるでしょう。
知りたい、だから学ぶ、そして知る(会得する)、わからない、だから知りたい、そして学ぶ、理解する、混乱する、脱線する、ふっとわかる、知らないことがあるのを発見する・・・
ざっくりしていますが、人の求める知識、知恵、叡智が、今であるならコンピュータや人工知能への憧れにつながっているのかもしれません。
「愛」については、
「真実の愛は幽霊のようなものだ。みんなそれにについて語るのに、見たことがある人はほとんどいない」
(フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー)
という名言もありますね。
不思議な国のアリスに出てくる、
「この世を動かしているものは愛である」も名言ですね。
スピリチュアルでも、ほかの知識や情報でも、たくさん取り込むと疲れます。
疲れるとわけがわからなくなります(笑)
息抜きしながら楽しく、時には集中して情報を取り込むなら、有益に適度に活用できるでしょう。
・・・ご参考まで。