そもそも直感には、信じるも信じないもないですが・・・
「直感だと思った直感を信じていいんでしょうか」
「直感で決めたのに、しばらくして別のことが直感のような気がして、どちらがホンモノの直感なのかわからなくなりまして」
「直感だと思って、それが違っていたらどうしようかと思います」
俗に言うところのスピリチュアル、自己啓発に関心の高い方々から、よくあるあるな疑問、質問です。
上記、いずれも「直感」から離れていく様を語っているようです。
直感について語るのもナンセンスですが、紙一重で直感を逃している状態としたらもったいないです。
ご参考になりそうなことを、ランダムに書きたいと思います。
1)直感には善悪はない。
直感かどうかに迷う方は、知識や情報に慣らされた頭の使い方、思考癖があるようです。
正しい判断をしよう、間違った判断はわるい、というロジックが強いため、そのフィルターが直感を鈍くしたり、直感で受け取った感覚を解釈し精査することに重点をおいてしまいます。
よい、わるいの解釈より、したい、したくないなどの衝動、感情や感覚の判断で直感は働いています。
野生的、感覚的な善悪が基準ともいえます。
2)直感は主観的。
周りに対して真面目で几帳面であろうとすると、直感が自分だけでなく万人にも当たっているのが正しい直感だと理解しているようです。
むしろ直感は主観的なところで発生しています。
超思い込み(笑)
その思い込みが強いあまり、周囲を大々的に取り込むほど現実を創造する人もいます。
状況を当てたというより、そう信じたらそうなったのかもしれず、「鶏が先か卵が先か」説になります。
つまり、どっちも同じ。
3)目的や意図を明確にする。
コーチング寄りな対処方法ですが、直感がわからない、決めかねるときは、当てどころがズレています。
わからない、決められないことがNGではありません。
そういう状態であるには、直感らしからぬ事情・理由があります。
直感がないわけでも、決断力が愚鈍なわけでもありません。
逆にいえば、あなたの目的や意図がはっきり明確であれば、おのずと直感が働き、変化する事態によって直感は新しい情報を与えてくるでしょう。
明確でクリアな目的や意図は、行き先がわかっている乗り物と似ています。
明確でクリア、という部分はときに難易度が高い場合がありますね。
雑多な情報や価値観によって目的や意図を決めつけてしまったり、執着しているようなエピソードが、本意でない目的や意図を信じ込ませていたりますから。
まぁ、そのような偽の目的や意図のときは、直感の牽引力が働かないでいてくれるので、幸いといえば、幸いですね!
つまり直感がイマイチ働かないときは、今の自分の状態、あり方のチェックポイントがあるに違いありません。