イヤーリーディングの中には、家族やご先祖様を含むお身内の話題が出てくるものです。

家族やご先祖様の言葉やメッセージは、肉体の有無を問わず、現生であれ古えの世であれ、ご本人には強いインパクトがあります。

 

さて、お互いの気持ちや思いは、家族や近しい関係ほど、相手の言葉の真意がわかりにくく、誤解したまま何年、何十年も経ることがあります。

カウンセリングや、何か内観するような機会がなければ、言葉と思いの行き違いに生涯気づかぬまま、という方のほうが多いのかもしれませんね。

 

リーディングをしていると、ご本人や関係者の真意を通訳、翻訳しているように感じることがしばしばあります。

さらに、通訳、翻訳したことを、どう解釈するのかは、そのときのご本人の心が決めるところですので、正確かどうかはわかりません。

ただ、客観性や、異なる視点からの景色やらが、意識を広げるきっかけになるようですね。

 

定期的にはるばる実家へもどり、年齢のいったご両親やきょうだいと数日過ごす生活が続いているEさん。

かつて一緒に暮らしていた頃は、口論や、考えや価値観が違うことでの居心地のわるさがあったそうです。

 

しかし、別世帯になり年々お互いに楽になってきたとのこと。

ところが、年末からお正月に家族と過ごしている間に、ショッキングな口論になり、Eさんは熱で寝込んでしまうほどダメージを受けてしまったそうです。

 

イヤーリーディングDX版では、一年計画に限らず、突発的なご相談も一緒に視ることになります。

 

さて、Eさん経由でご家族の言動を拝見。

ついでに実家付近にお住まいの親戚やおつきあいの関係を視ると、Eさんの基準からはキツイ、ショッキングな態度や、穏やかでない物腰に聴こえているのがわかりました。

 

地域、時代性など、さまざまな背景により、私たちは細かく観察すると言い回し、表現、態度にはかなりバリエーションがあります。

 

県民のテーマを扱ったテレビ番組がありますね(おもにグルメが多いのか)。

ご当地では当たり前でも、他所から見たら「えぇ〜」という情報を取り上げています。

 

家族や身内でも、地域や時代に限らず、自分の価値観や常識という領地からは、どうしても理解に苦しむという言動や態度がたくさんあります。

これは、自分に相手をわからせるとか、相手をどうにか理解しようとするのでは、余計なストレスがかかりますし、意外にうまくいきません。

まずは、違いがあることに気づき、尊重すること!

 

すると、あら、不思議・・・その違いの気づきが、言動、習慣、価値観、文化の違いを超えて、なんとかく〜直感的にわかり合えるようになります。

つまり、違いに気がついて尊重しているときは、ハート(心)を開いているからですね。

 

Eさんは、ほかにもご自分が思っている以上に、かなり価値観やジャッジがお強いところがあり、それが何よりご自身を消耗させているようでした。

 

一方、Eさんに限りの現象として、

急に家族と反応を起こしたのは、Eさん自身が「魂を覚醒し始めている」タイミングだから、という情報がリーディングで出てきました。

ご自身の変化変容が、ご家族からの反発現象として投影したのでしょう。

 

こんなふうに特定の現象を起こすような人たちは、Eさんとご家族ならでは?この世のご縁なのかもしれません。

 

芸術活動で身を立て、これからますますご活躍の様相なEさんですが、ときには犬猿の仲になるごきょうだいや家族との苦労は、すべて創作の糧になっていくようでした。

そして、糧を活かして活躍されたときに、Eさんご自身がかけがえのない糧であることにも腑に落ちるのかな、と拝察しました。

 

 

 

Yさんの「霊的守護する存在」をリーディングすると、だいぶ古いお写真を視るような女性が現れてきました。

 

存在を確認すると・・・

「古いお祖母ちゃん」(母方)と。

 

孫に対して、クールな印象でありながら、強い思いをお持ちのようです。

 

その古いお祖母様に耳を澄ませると、

「(Yさんの)お母さんに何があっても、あなたは大丈夫だから」と。

 

最近になって急に体調をくずしたお母様のことを心配していたYさんに対する思いに、答えてくださったようです。

 

するとYさんは、

「わぁ、今、鳥肌がたちました!実は昨日、家で大変なことがあって、なんとかしておばあちゃん!と心の中で叫んでたんですよ(笑)」

 

その場で、古いお祖母ちゃんがお答えになったかもしれませんが、セッションで通訳した形になったようです。

 

さらに、いろいろな能力や経験を持ちながら、本気でやりたいことに挑めないYさんに対して、

「あなたが本当にやりたいことをやりなさい、そうすればお母さんが元気になるから」と古いお祖母ちゃん・・・

 

これは、翻訳+解説が必要かも。

 

よく家族や身内どうし、どこか電波が繋がっており(エネルギーレベルという意味で)、たとえば子供が元気で活躍していると、その波長と合うほかの家族のメンバーも元気で活躍することがおこります。

 

YさんとYさんのお母様にもそういう繋がりがあるのかもしれないのと、もうひとつは・・・・

Yさんがやりたいことに没頭していくうちに、Yさんの中でのお母様に対する不安や危惧がなくなり、ポジティブな印象や関わり方になる、という解説です。

 

古いお祖母ちゃんは、後者のほうを強調なさった印象もありました。

古い、古いってなんだか失礼ほっこりでも、クールで毅然として風格のあるお姿でした。(拝)

 

 

20代の頃、私は英語の通訳や翻訳、アテンドの仕事(外国の方の鞄持ち?!)をしていた時期があります。

そのスタンスは、リーディングでも似ているなと思うことがしばしばあります。

 

 

イヤー・リーディング2018 1月末日まで