正直で、誠実でありたい、という一見ごもっともなポリシーを持っている方の中に、あるあるなお話です。
対人関係で、身内や大切な人に対して、大事だと思うほど、自分をわかって欲しい、誤解のないようにしたい、というアツい考えからか、むしろ自分勝手な思いで相手とコンタクトしたり、コミュニケーションを取ることがあります。
ご本人は、そうすることが相手にとっても良いことに違いないと考えます。
「わかって欲しい」と説明したり
相手の反応や意見に対して、自分の状況や思いを熱心に伝えようとしたり
相手の自分に対する言動や、反発、反対意見などを真に受けてしまったり
・・・・etc
良い子、良い人に多い、ちょっと残念な心理でもあります。
まず、相手には相手なりの事情や感じ方、受け止め方があることを思い出すと良いでしょう。
その事情や感じ方、受け止め方がどうであるか?は、ひとまず気にする必要はありません。
ただ、相手と自分には、違いはあるよね・・・というざっくり客観的に、楽観的に見直してみましょう。
特に、すでにその相手(個人のこともあれば、グループや組織でも)と意見や態度の違いがあった場合、その時点から相手側との違いがあることを認めても、間に合います。
違いを認めた後は、自然な流れに任せると、それ以上の圧(ストレスやプレッシャー)は収まるでしょう。
しばらく、距離を置くこともあれば、相手側の態度が自然になったりします。
大事な友人と、ひょんなことから関係がこじれて、友人から心外な態度を向けられたYさん。
「大切な友達なんです。どうしたらわかってもらえるか?どうしたらいいんでしょう」
透視で拝見すると、ご友人は、ネットワークの活動や人間関係で忙しく、Yさんが思うほどご友人の方はYさんに関心がない時期のようです。
さらに、そのネットワークの活動は、よくもわるくも強いエネルギーがあり、二人のこれまでの関係に影響も強く、購えない印象です。
カウンセリングを進めるうちに、Yさんは
「わたしの方にも、今回のことで巻き込まれなくてよかったし、それに気づけて本当によかったと気がついたんです」
と、ご自分の方に納得できたものがありました。
すると、ご友人のことは、しばらく距離を置いていていいと自然な状況に任せることができた様子でした。
相手にわからせたい、わかってもらいたい、わかってもらわないと自分が損をしたり負けたような気がする、というのは、相手や周りに対して気を遣いすぎるという意味で「良い子」の課題があるかもしれません。
インナーチャイルドといっても良いでしょう。
この「良い子」は自分が納得してればOK!
ではなく、
特定の人、状況、周りが納得してこそ、自分もOK!
というロジックが組み込まれています。
強烈にプログラムされていると、相手側が納得してくれないことで自分が傷つき、さらに相手側も傷つかることがあります(そんなつもりはないのですがね)。
特に普段は強くこの課題がなくても、ひょんなこと、特定の相手に限り、特定の状況に限り、どうしても相手側にわからせたい、ということが発生するかもしれません。
「良い子」のインナーチャイルドを原因にすることはないと思います。
そんなときは、その相手や状況に対して、実は自分がまだ気がついていない、自分が納得していないことがあるようです。
そのことに、ハタと気がつくと、相手側の反応はそれほど大事ではなくなるかもしれません。
では、どうやって、自分が納得したいことを見つけたらいいか?
このテーマの場所は「ハート」(心臓)です。
心臓があると感じる胸に、利き手と反対の手を当てて・・・
「私が○○さん(相手)に対して納得したいことは何?」と心の声で聴いてみましょう。
ふっと、ハートから応えや感覚的な反応が返ってくるでしょう。
次に、心臓があると感じる胸に、利き手を当てて・・・
「私が自分に対して納得したいことは何?」と
心の声で聴いてみましょう。
オープンマインドで、ハートから応えや感覚的な反応を受け取ってみましょう。
ちなみに、誰かがあなたに対して、「わかって〜」とやってきたら、そして相手をしても相手が「わかってくれていない」とぶつかってきたら・・・
その相手自身の中で納得したいことがあり、そのことをあなたとの関係や状況に投影している可能性があります。
関連して、自分がスッキリ、クリアになると・・・
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2017年11月23日(木祝) 13:00~17:00
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