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COLUMN

「恐れ」発信の悩み

「恐れ」のテーマからもう一つ。

 

たまに、「恐れ」が発信源となっているカウンセリングの主訴(ご相談の切り出し)があるものです

 

この特長は、クライアントさんが以前も同じような内容をご相談し、その時は納得した内容を、何度も持ってきているときです。

 

セラピストやカウンセラーに対してだけでなく、身近な家族や信頼している(あるいは依存している)友人知人に、何度も同じ内容の相談や問題を話す場合も、「恐れ」が原型にある可能性があります。

 

話の表面だけ聞いていると、その問題や悩みをなんとか解決したり、目標や願いを叶えたいというものが多いでしょう。

 

また、周りからしたら、問題や悩みに聞こえなかったり、その目標や願いがあること自体が羨ましい、恵まれているように受け取るかもしれません。

 

もちろん、ご本人なりに努力をして、いろいろと調べたり、行動的に試みてもいます。

 

この「恐れ」は、問題がなくなったり、願いが叶うことをもっともらしく求めていますが、もしそれが解決し叶ったとしても、また次の問題や願いにすり替えていきます。

 

恐れはエゴ(自我)から発生しており、自分自身や自然界との繋がりが途絶えることで、恐れの力が増幅します。

自分自身や、自然の状況や流れに委ねたり、「そもそもが大丈夫である(如何せん、こうして生かされているのですから)」というシンプルな自然の理をすっかり否定してかかります。

 

答えや信頼し委ねる対象を、「最も信頼するに値する自分」以外のモノや不自然なモノに求めてしまいます。

 

今どき、やはりネットの情報、SNSなどに見る他者との比較、ときには占い、透視や霊視などの情報にも、恐れから関わることがあり、また恐れを冗長する可能性もあります。

 

 

 

Sさんからメッセージが届きました。

 

「子どもを望むこと・・・新たな家族のカタチを望むことに対しての事例やスピリチュアルの世界の中でのお話があれば、何か(コラムに)載せていただけたらと思います。望むあまり、意識がそこに集中してしまいがちなので、いろいろな方向からのお話が何かあれば、参考にさせて頂きたいなと思います・・・」

 

Sさんは、近年、人生の慶び事も数々ある一方、人生でそうそうない悲しい出来事が短期間に続きました。

 

それでもご家族の協力もあり、順調に前に進んできています。

 

そして、ここ1、2年は「早く赤ちゃんがきて欲しい・・・」という願いが(ご本人が思うように)叶わず、(年中ではないものの)お疲れや不安がたまると、赤ちゃんのご相談になります。

 

赤ちゃんを授かるための方法や健康管理の情報はネット上に溢れています。

同世代の友人知人に子供が授かれば、FacebookやSNSで目にすることになります。

 

すると、本来ありのままで信じるべき自分を、無意識に否定するような錯覚に陥ります。

 

実際、Sさんの周りのご家族や身近な方々は、Sさんがゆくゆくタイミングがくれば、赤ちゃんを迎えるだろうと、根拠なく信じています(それが愛です)。

 

Sさんは、ご自分自身がまずは愛で満たされること(恐れから自由になる)と、赤ちゃんが欲しいという願いが重なってしまっているようです。

赤ちゃんがやってくれば自分を愛せる(認められる)という、逆さまの理解ですね。

 

他にも、仕事、お金、子供の教育や将来、家、パートナー、恋愛のご相談の主訴から、「恐れ」や別の事情が下敷きにあることは少なくなく、要観察ですキラキラ

 

 

結局、何事も経験として重んじて良いのですが、強いて言えば、恐れ(否定や拒絶)と愛(肯定や受容)については、処世術と知恵として、どなたも心得ておいた方が賢明な精神時代だと思います。

 

最初のうち、恐れや不安は幻想のレベルですが、それは徐々に豊かさとは反対のことに創り出します。

 

初期段階には、例えば、お金などの欠乏感を感じ始めます。

実際には、金銭的になんとかやりくりができる段階から、将来のお金に対する恐れが強まり、そのままさらに恐れが強くなると、疲弊した事態になります。

 

恐れによる恋愛の悩みや不安は、信頼し愛していた相手に試すようなことをしたり、自ら壊すような言動を起こす場合も少なくありません。

 

恐れは本人を苦しめているのですが、恐れから自由になるには、不完全形な自分自身をひとまず全面的に信じてあげること。

 

そのために、自然の力や、安らぎや休息、自然を重んじた食生活など(その他いろいろ)はサポートになるでしょう。

 

このくだりは、知識や情報としてよく知っている(と思っている)人はとても増えましたが、それを実感し常態(Being)として体現するかは、かなり別モノな話。

 

また、一度実感し理解しても、ひょんな事でパワーダウンし、大切なものを見失うことがありますね。

 

心がけとして、恐れと相反する愛(愛は恐れをも受け入れるから、恐れないのですが)をキープするには、日々、周りの愛に気づいて楽しむこと。

 

人生の若い方々(自称を含む)は、特に好奇心や興味を大切にしてリアルな体験をすること。

少し生活や人生に余裕があり、これまで愛を十分〜そこそこ受け取っている方々は、周りにどんどん愛や人の役に立つことを独自に与えていくと、きっと日々心地よい瞬間が増え、さらに周りに還元していけるでしょう!

 

嬉しいときに笑顔を送り、余裕があるときはちょっと道をゆずる・・・・それは十分に愛ですよね。

 

ニコ

あれこれ恐れがあるようでも、自分のハイヤーセルフと繋がってみると、恐れが幻想であるとハッキリわかるでしょう

 

ただ、恐れが何らかで強すぎると、そもそもハイヤーセルフ(真の自己)と向き合ったり繋がることを懸念するようです。

 


 

~秋分の週末ワークショップ~

【ザ・ハイヤーセルフ】

2017年9月23日(土祝)
13:00~17:00

お問合せフォーム

 

 

 

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