「プリンスルート」からの富士登山は初体験!
登山者活況!吉田口ルートの人混みを避け、今夏は須走口ルートとプリンスルートはぜひ挑戦したかったのです
皇太子様が登山ルートで登られた・・・ということからプリンスルートと呼ばれるようになったそうです
富士宮口から宝永山の山頂を目指し、御殿場ルートに入って富士山山頂へ上がります。
さらに、お天気が許せば3776mの剣ヶ峰へ向かい、火口を見下ろしながらお鉢巡りをして・・・大砂走りルートで御殿場口に戻るプランです。
宝永山(静岡側から富士山を眺めたとき、右端にポコっと山頂が飛び出しています)しょっぱなから、ガスワンダー(笑)
宝永山のそびえ立つ山頂が霞んで見えないので、プレッシャーなく、ひたすら足元に集中・・・
噴火口の傾斜に吸い込まれそうな感覚になります。
しばしば「落石注意」を見かけますが、石のレベルではない。
宝永山(2698m)の山頂!
このあたりまでは、登山教室?の小学生たちと度々すれ違い、「こんにちは!」「がんばってください!」と明るく声をかけてくれました
ので、彼らからエネルギーをしっかり頂戴しました
宝永山の馬の背
まだまだ富士登山のプロローグ・・・御殿場ルートへ合流。
急に雲が明るくなり、青空が見えてきた・・・
森林限界ですでに木は生息できず。
太陽の光は近い
6合目から7合目が長く感じつつ・・・明るいうちに今夜の山小屋に到着。
七合五勺の砂走館!
近年改装したそうで、アットホームでキレイな感じ。
山小屋さんも、経営者さんのポリシーが見えたりしますねー
と、重いザックは、早速寝床に運び・・・
今夜はキモチゆとりがあるのかお布団はひとり1個あるそうで・・・
私はハシゴで2階スペースへ移動。
そこで、高度のせいか、もう眠くなってきたのですが
「夕方から寝ちゃダメ!」というルールがあり(起きた時に頭痛や高山病になってしまう可能性があるため、とか)。
周りの女子と「ここに寝たままで、向こうの入り口からご来光見えるかな」などと、怠けた発言に惚けていました
実は3階まであり。ロフトっぽいスペース。
夕食の5時までまったり過ごし、名物のカレーは空腹のため撮影はすっかり忘れて、完食×お代わり!
砂走館は、山小屋では珍しくカレーはお代わり自由。
有機野菜と和風だしの入ったとっても美味しいカレーでした。
ご飯は御殿場コシヒカリ。
21時消灯ですが、18時から眠りに落ちてしまいました。
夜中に何度か外に空気を吸いに出ました。
いつの間にか快晴になり、満点の星空
星の絨毯みたいで・・・
静かな無音の空間で贅沢なひと時でした
朝4時まで、山小屋ナイトにしては十分に爆睡し、日の出を待ちます。
微妙に寒いような、しかしいつもより温かめな朝。
雲海に紅い神秘的な太陽。
サン・ピラー(太陽の柱)というそうです。
絵みたい・・・
朝日をバックに・・・
山小屋から味噌汁の香りが漂い・・・5時の早朝食をいただいていざ、山頂へ!
軽く2時間はかかるでしょう
雲海を見下ろし・・・
山頂を見上げると・・・
中程に、カラフルな登山者たちが登って行きます!
登っていくうちにトランスに入ったのか、あっけなく?!須走口の山頂に到着!
「富士浅間神社奥宮」です。
小さな鳥居が須走口の山頂の目印!
みなさん、こちらでお参りし・・・
ちなみに、御朱印をいただく方も多いようです(山頂プライス!)
火口に雪(氷)が残っている。
お鉢巡りをスタートして、まずは剣ヶ峰まで急坂を上がります!
おなじみ「日本最高峰」3776mの剣ヶ峰の碑で!
ちなみに、右は2年前に富士宮口ルートで一緒に登った広島のRさん。なんと、なんと、今回偶然再会したのです。
富士山、意外に狭いのでしょうか
90分ほどでお鉢を周回し・・・
こんなところまで蜂がよく飛んでました。
メジャーな吉田口ルートからの山頂はやはり賑わってますね。
また快晴だった空に下から大きな雲が湧き上がってきました。
ガイドさん「今は晴れてても、午後から崩れるね」と、急ぎ気味。
やはり、すっかり雲に。
大砂走りが待つ御殿場ルートで下山。
すっかりガスワンダーの中、ひたすら・ひたすら・ひたすら大砂走りを下ります!
「こんなに下ってきた」と振り返るも、まだまだ下ります!
ざっと1時間40分下り続け・・・・
御殿場口五合目に到着しました!
個人的に、富士登山の中でプリンスルートはとても気に入りました。おすすめです。
先月の須走口ルートの登山とは、景色はもちろん、登り/下りの体力使いは当然違いますね。
いずれも、富士山はルートによって、全くエネルギーの種類が変わるように気がしました。
須走口ルートは、一番女性性エネルギーや感覚・感性に働くような印象でした。体感・体調とも。
プリンスルートは、男性/女性性エネルギーとも、底に眠っていて使われていなかった濃いパワーを呼び覚ますような感覚があり、エネルギーレベルから具現化へのプロセスが丁寧にしっかりとするようです。
・・・と今回も富士山と、一緒に登った仲間の皆さんに大きく「ありがとう!」な山旅でした