親子関係や育った家庭の話は、セッションによく登場するトピックです。
概ね、良い関係であっても、親御さん側、子供の側と、お互いへの期待や願いはあるものです。
さて、そろそろ母の日、6月は父の日があります。
今回は子供側から親御さんに何を孝行するのか?プレゼントなどをするのか?について。
義理のご両親も含めて。
クライアントの皆さんは、いろいろ心遣いされるようで、旅行や特別な体験をプレゼントしたり、好みそうなものを贈る話をよく聞きます。
実は、心の中ではわだかまりがあったり、あえて日頃は距離を置いて関わりを避けながら、親孝行、感謝を伝える方法として、プレゼントを贈ることがあります。
〇〇の日に限らず、お誕生日や記念日なども含まれます。
もらった方の親御さんは、とても喜んだり、微妙に喜んだり・・・贈り物が原因で、他のことが勃発することもあります。
贈り物というのは、不思議とあげる側の真意が伝わります。
もらう側の無意識ではハッキリわかりますが、普段のやり取りをしている顕在意識では、複雑に理解し、誤解につながることもありますね。
特に親しい関係の場合(お歳暮やお中元など対外的関係と異なり)、ほとんどは、あげる側が何か伝えたいことがあって、贈り物に託しています。
感謝やお礼、これからもよろしく、という挨拶・・・
日頃は何もしてあげられないので、まとめて伝えたい・・・
絆やつながりを感じた畔・・・
何かのときはよろしくね・・・
親孝行のお話に戻りますが、親御さん子供からもらって心から喜ばれる贈り物は、その贈り物の中に「自立した」という成長や安心を感じたときです。
まだ小さいお子さんが、お小遣いや、できる範囲のことで、プレゼントを用意してくれると、親はそこに子供の成長や頼もしさも受け取ります。
一方、成人して立派な贈り物を親に送ってこられても、モノしか届かず、寂しさや心配を感じる親もいます。
それは、自立しているように見えて、親との間に、依存的な課題が残っている場合がほとんどです。
そのような子ども側の立場のオトナは、幾つであっても、何かの因果関係や、伝えていないわだかまり、我慢、諦めなどを、親や育った家庭環境に抱いたままのようです。
「母の日セラピー」をお母様にプレゼントしたNさん。
お母様の年齢や体調を考えると、元気でいて欲しいという素直な気持ちから贈られたのは、よくわかります。
Nさんのお母様のオーラリーディングをしていくと、なんと、お母様のほうは、
「あとは人生、Nさんのことだけが気がかりで・・・」
というご心配が強く出ていました。
それは、Nさんが幸せにならなければ、「親である私のせいではないか」というお考えが潜在的にあるようでした。
露呈すれば、もはや過去の依存を今の関係に持ち越すことはないでしょう。
行事や記念日、もちろん母の日などにも、大変マメに、ご両親にプレゼントを贈るJさん。
「そういうことで顔は見せるようにしてますが、一応、距離を置いておこうと思ってます」
ある意味、関係をうまくやるための攻略法です。
それは、世間的には、大人で自立した方法に見えます。
しかし、Jさんが本意を見つめたなら、もっと楽なやり方、あり方がありそうですね。
Jさんの本意に通じてところをリーディングしてみると、
「疲れた」という言葉が返ってきました。
無理に気遣い、お伺いに疲れた・・・という意味で。
少々ややこしいところですが、
過去のなんらかが影響して、Jさんは疲れても気遣いやお伺いをすることが賢明だと、認識しているのですが・・・・
無理に気遣い、お伺いをすることで、過去の影響を引き出してしまっています。
仮にも自分を守るためにとっている手段は、ホンモノの贈り物になっているのか?少し勇気を持って、ご自分の本心に尋ねる頃かもしれません。
・・・というわけで母の日セラピー・オーラリーディングは、お母様にもあなたにも健やかなギフトになるようでしたら(笑)お贈りくださいね〜