リーディングをしていて、他のケースより前世の情報が多いクライアントの皆さんには、幾つか特徴があります。
1)ご自身の生き方や精神性に関心が高まり始めたとき。
これまでむしろ精神世界に疎かったり、否定的だったものが、何か弾みで興味を持ち始めているとき、前世というカタチで今後の生き方を示唆されるようです。
これまで興味がなかったからといって、決して魂や精神性が未熟であるとは限りません。
ただ、ご本人を基準にすると、より高まり活性するタイミングがきています。
そして、一度興味を持つと・・・もはやここからは引き返せませぬ(笑)
魂の吸引力が強い、とでも申しましょうか。
転機ですね。
この転機は、精神レベルだけでなく、ゆくゆく物理的なところに現れる転換期です。
ちなみに、私はよりよく生きる方法に通じる精神的(魂・本質)なセラピーが専門ですが、生き方や精神性といえば、宗教の方へ進む方も少なくないでしょう。
セラピーに比べて宗教に惹かれる方々は、現状が苦しい、辛い、自分個人だけでなくシガラミの強いご苦労があると、導きや救いを求める傾向にあるようです。
2)親元を離れるとき
年齢問わず、ご存命如何問わず。
ご本人の内面的に捉えている、親子関係、両親像(父または母の場合もあり)から、新しい関係性に進むとき、自立するときに、前世での生き様などが、浮き彫りになります。
つまり、今世では、特定の親子、家族という中での自分が強かったものが、個の魂としてのアイデンティティが目覚めはじめていることを意味します。
実際に、親御さんの旅立がきっかけになる方もいらっしゃいます。
3)前へ進むことを促されている
先の転換期により、現状から前に人生を進めていくことを、本人の本質(魂)が示しています。
たとえ、顕在意識では現状で満足だし、不足はない人生だと思っていても、まだ果たしていない課題、使命や役割などがあると、背中を押されます。
4)転生が多かったことを思い出させている
タイトルの「前世が多い人」とは、セッションの時に、たくさん前世の情報が出てくる、という意味で書きました。
しかし、本来は、魂の経験が多い人のことを「前世が多い」「魂が古い」と言います。
ご本人は、そもそも前世という考え方を持たないで、日々生活しているかもしれません。
前世があると知ること、メタファとして理解すること、それによって今後の人生に活かせる可能性や、生き方の選択肢を告げられていると言えるでしょう。
20代初めのKさんは、同世代に比べて、1−2周り以上先の経験を、短期間のうちに体験することになりました。
恵まれていることもあるものの、一気に辛いことが重なり、まるで母親世代のように、先行きを案ずる考え癖がついてしまいました。
オーラリーディングの中には、いくつか前世の人物から生き方の鍵になるような教えが出てきました。
剣術を磨く浪人だった前世では、「なにかの術(剣術のような)を磨け。それが心の内も磨く」とのこと。
藁で作った人型に、バサバサと刀で切りかかっている姿が印象的でした(笑)
織物を織る職人だった前世では、晩年になって孫にささやかなものを織ってやることが大きな喜びに感じており、
「自分の技、得意なことを、思いを込めて為せることが大きな喜びだ」と伝えていました。
今は勤務先の仕事に従事しながら、ゆくゆくは独立を考えているというSさん。
旧ロシアあたりで、曲芸一座の次座長をした前世や、日本の舞踊を踊る前世では、いずれも「少し習えば、すぐに上達をする。器用な才」を指摘してきました。
ちなみに、今世でソノ道が楽にできる人は、概ね前世でもやってきていることが多いですね。
またSさんが、新大陸や新地を開拓する命を受けた探検隊、冒険家の前世では、「お前の中には方位磁石があるだろうから、それを使え!」というメッセージ。
つまり、野生的な勘をお持ちとのことでしょうね。
近年、心理やスピリチュアルに興味を持ち始めたというMさん。
そこそこ広大な土地を前に、この土地を生かすためにと、小麦か大麦を栽培し始める男性の前世では、収穫した小麦・大麦から食品になるまでの一連を仕事にしていきます。
「ひとまず目の前のことを一心にやれば、次につながり、大きなことになった」と、魂の経験が教えていました。
Mさんは、心理やスピリチュアル、いろいろ選択肢があり、どれに絞るか考えていたところでしたね。
1)−4)の他にも、特徴はありますが・・・
今週のセッションでは、前世オンパレードなクライアントの方々が目立ち、ご紹介しました。
初期に制作したオーディオセラピーですね
誘導で体験すると、うまくゆけばとてもリアルです。
が、心地よく寝落ちる場合もあるようです(笑)