向島近くの老舗名店「言問団子」の店先から、長命寺方向を眺めると、冬らしからぬ桃色の花をつけた木が見えました。
団子を待ちながら・・・
志麻「なんか、桜?桃?っぽい木ですね〜?」
まさか、桜や桃以外の木であろうと想定したのですが・・・
店のお姉さん「桜です(キッパリ)」
みんなに聞かれて、話飽きているご様子なので、私もそれ以上のことを知る為に、驚きのリアクションを強調して詳細を聞きとりました
桜の名前は、フユザクラ、ショウガツザクラというそうです。
10月から冬にかけて比較的長い期間咲いており、文字どおり、お正月も鑑賞できるのだとか。
程なく、奥から”店の奥さん”が、作り立てのほの温かい「言問団子」の箱を手提げ袋に入れ、「お待たせしました」と下町笑顔で手渡してくれました。
お店を出て、そのまま団子を手に、しばし鑑賞。
春の桜より、花びらや色合いが淡い(薄い)感じはしますね。
人通りの少ない月曜の午前中にも似つかわしい季節の発見でした。
ちょうど太陽の加減が、スカイツリーの後光になっています。
ちなみに、言問団子(ことといだんご)は、子供の頃から知っている和菓子の一つ。
読み慣れない漢字が出てくると、音読みするのか?訓読みでもいけるのか?などと、試し読みをする年頃でしたから、心の中では「ごんもんだんご」と呼んだりするのを、くだらなく面白いと思っていました。
よく「花より団子」と言いますが、今や、ちゃんとお花にも関心がいくお年頃になっています(笑)
まぁ、言問団子をいただくと、大きさよし、3色の色合いよし、同じ団子丸でも餡の微妙な柔らかさと風味の違いがよし・・・江戸末期の人々も同じものを食べていたのかなと、想いをはせます。
やっぱり、桜より団子の話のほうが多かったかも・・・