リオ・オリンピックが華々しく閉幕しました
スポーツ観戦の夏を楽しまれた方も多いですね。
さて、スポーツや結果を出す活動をする方々には、目標や取り組み・取り組み方をやめる時があります。
その前に、無意識なのか「もう諦めようか」という気持ちや言葉が出てきます。
特に無意識に「諦める」という気持ちや言葉が出る時は、納得できない何かがあります。
具体的なこと、先行き、全貌、為すスベがわからず、少し自信や気力を失っているかもしれません。
さて、この「諦める」の反対は?
・・・「諦めない」
確かに!
「諦めない」には、希望やある種の大きなエネルギーがあります。
引き続きやり方などを変えて取り組むには、明らかにパワーや前向きな希望があります。
もう一の「諦めの反対」は、「受け入れる」という意味での「諦めない」があります。
こちらの「受け入れる」パワーは、愛(活力やパワー)や癒しや、予想外の可能性と通じる「未知なる路」があるのです。
後者の「受け入れる」という「アンチ諦め」は、多くの場合、きちんとやるだけのことを十分やり、納得した後に、ギフトのようにもたらされるものです。
でも、「受け入れる」という本質を一度でも経験していると、その後はいろいろな状況で応用が利きますね。
最近バレエを習い始めてとても楽しんでいるMさん。
何事にも活動的なMさんですが、お仕事の忙しさを考えると、発表会に挑戦したいものの「諦めます」とのこと。
メールでいただいた何気ないつぶやきが、「諦め」なのか「受け入れる諦め」なのかは、Mさん自身が選択できることです。
そう、「受け入れる」には、「自由意志による選択」があります。
子育てがひと段落して取り組んだ大学院の入試。
残念ながら不合格の通知を受けて落ち込んでいたM2さん。
「これから何を目指していこうか、先行きがわからない」とのこと。
不合格によって、この先夢に描いていた将来を「諦め」たようなお気持ちなのでしょう。
M2さんが、一旦、試験を受けてココまでやれたご自分を「受け入れる」と、諦めとは反対のことが起こり、「未知なる路」や境地が開けていきます。
関連して、先月、療養中の私の母の治療について似たようなことがありました
当時のドクターから、「治療をココで諦めますか?」と確認があったのです。
当初から延命措置はしないという承諾を出していただけに、改めて「諦めますか?」という問いかけを、大きな意識で聴く必要があると察しました。
ドクターは、お立場上、はっきり言えないことがあるようでしたが、状況を受け入れるには、「転院して一度だけ治療をすること」が家族にとっての「受け入れ」に感じられました。
「受け入れ」には、後悔はありませんが、諦めには未消化な何かが残るのが特徴ですね。
「諦めるか?」は、スポーツに限らず、ビジネスのプロジェクトや試験、恋愛などの人間関係などにも当てはまります。
諦めの気持ちがよぎったら、ご自身でチェックしてみると良いですね!