「変化したい」「変わりたい」・・・モチベーション志向の方、問題やネガティブな状態からシフトしたい方によく聞く言葉です。

 

前向きです。

向上心が高いのです。

人間や生物は常に「変化」します。

ただ、望むように変化するのが難しいことと、
たとえ望む変化に至っても、それをキープするのは難しいわけですね。


一般的に「変わりたい!」というケースのほとんどが、この段階です。


これは、ダイエットに例えると、体重を気にして食事やカロリーを調節したり、筋力や体力をつけてシェイプアップし、体が変化する様です。

しかし、うっかりすると戻ります。リバウンドします。

周りの影響を受けやすい状態でもあります。

なぜなら、変化は・・・周りの気にして設定している「変化したい」だからです。



変化したなら、周りは私をどう思うかしら?
周りから認められるかしら?
特定の相手や知らない世間の人々から評価されるかしら?



・・・無意識ベースのことも多いですが、概ね、自分軸にある願望の設定ではありません。


続いて、「変化」から移行する段階が「変容」です。

変化がChange なら 変容は Transform です。


これは見かけではなく、本質から変えることです。

先のダイエットの例ですと、体質を変える!わけです。

体質を変えると、太りにくくなったり、体重や筋力・体力に限らず、それらを形成するさまざまなものが、もれなく変更されているはずです。

習慣、人間関係、ほかの活動の仕方、趣味、感覚、フィーリングなど・・・質から変容すると、人生・日常がパッケージ的に変更されます。


某、トレーニングジムの「結果にコミットする」がこれですね。ψ(`∇´)ψ

コミットとは、日本語に訳しにくい英単語のひとつですが、辞書によれば、「責任をもって表明する・全力を傾ける、最大限に努力を投じる」という意味。

「変化」の姿勢にくらべると、本気度が違います。


それは、周りに対するより、自分自身に対して決めた設定だからです。

だから、継続したり、結果が出るまで取り組むことができる状態です。

また、この変容レベルで取り組むと、それを助けるサポートを得やすかったり、必要な情報が入ってきやすいものです。




続いては、「超越」です。



これは、本気の変容を超えたところに、突然ふっとやってくる境地。

達観した意識、すべてを包括した悟り、叡智とのつながり、解脱の常態・・・

Dreamstime_6283696





俗人(みんな~わたしたちのこと!ー笑)の抱くきがちな煩悩から解放されているがゆえに、到達する変化(ヘンゲ)とでも申しましょうか。

超越 transcendence です。

先のダイエットの例えなら、修行の域です。


肉体だけでなく、心・魂からの修行であり、超越前の意識からすると「苦行」。

ごく限られたレベルの者しか、人生で体験しないかもしれませんね。



私は、クライアントのケースにより、「変化」の整理や調整、「変化」から「変容」へのシフトのお手伝いをすることが多いものです。


リアル・スピリチュアルの境地で、ご先祖様やスピリッツ体が介在してくださると、それはにわかに「超越」のセッションとなります。


「超越」の域では、世俗の悩みや問題は、すべてが経験であり、肉体に生を受けている間の愉しみ・興じ事であります・・・