アナンダ・プラカシュ・ヨガ・アシュラム(リシュケシュ)のお向かいにある「クッキング・マサラ」へ!
いざっインド本場のお料理を習わせていただきました。
とても家庭的な雰囲気。
この建物の4階がお教室。3階に先生夫婦が住んでいます。
私的には、日本では、インド料理はまぁ好きなほう・・というレベルです。
ただ、本物は本場が一番です。以前インドを訪れたときも、多少のピンキリはありますが、やっぱりインドでいただくカレー、ナンやチャパティ(パンのようなもの)、チャイは本場の風味、温度、レシピ~が段違いなんです。
とにかく、ワクワク&ワクワク&ワクワク の電波(エネルギー)に従わざるを得ませぬ!
料理名と料理は一致しないけれど、基本的なもの、日本でも作れるものを教えて!という日本人らしからぬゴリ押しで申し込みました。
アシュラムで知り合った友人たちも連れていったので、かなり採算性の高い生徒だと思いますが(笑)みんなで作ったり、食べたぼうが楽しいですからね
事前にどんな料理を作るか、品数、お値段の交渉タイム。
淹れたてのマサラ・ティーと家族で焼いているクミン入りのクッキーでおもてなしいただきました。
実家が60年のスパイス商いをやっており、その販売(商戦)の一環として、もともとはIT関係の仕事をしていたアミット(Amit)さんと奥さんのニーラム(Neelam)さんでクッキングスクールを始めたそうです。
インドの方は、概ね、日本より家族を紹介したり家庭に招く習慣が濃いです。
ご主人のアマットさんが切り盛りしていますが、ニーラムさんはとてもチャーミング。下ごしらえや料理のメニューによって彼女が担当します。
「スクールは、奥さんの名前のほうを名刺の上に書いているよ。奥さんがハッピーならファミリーもハッピーだからね(笑)」と。
私は貴重な機会なので、結構欲張ってプログラムを組んでもらいました。
PALAK PANEER(ほうれん草のカレー:真みどりのカレーでチーズが入ります)
Dhaniya Chutney(トマトのチャツネ)
Mint & Coriender Chutney(ミントとコリアンダーのチャツネ)
ROTI(Chapati チャパティとも呼ばれるパン。カレーなどにつけますね)
Masala Tea(マサラ・チャイ)
Lassi(ラッシー:今回は塩味バージョンを作ってみました)
Wheet Flour Halwa (インドでおなじみのデザート)
Stuff Tomato(小さめのトマトにスパイスを詰めて煮詰めます)
プライベートクラスから、人数が集まれば、4人のグループクラスもやってくれます。
私は帰国前にプライベートクラス、そして、別日の夜にも、遅れて参加・・・というかほとんど出来上がっているものを食べに行きました(笑)
アシュラムで友達になった、ブラジル人のLorena。彼女の妹が住んでいるロンドンからリシュケシュに来ていました。Notting Hillに長く住んでおり、イギリス話で盛り上がりました。
滞在中、とにかく何度もバッタリ会いすぎて、おかげでお互いが得た情報を共有できたので、いろいろな体験が倍増しました。
Lorenaと一緒に受講したスペイン人の2人と一緒に、門限まで楽しく食べました(アシュラムの夕食はスキップ)!
この夕食のおかげで、実はアシュラムでは体が冷えてしまったのですが、すっかりスパイシーで温かくなったのです。
さてさて、私のプライベートクラスは・・・
スパイスが揃えば、簡単に作れそう!スタッフド・トマト
ほうれん草のカレー用に、ほうれん草を20分以上クタクタになるまで煮ます。
ビーンズ類はインド料理の定番。
ブレンダー(ミキサー)をよく使いますね。
人生(今世)初めての本格マサラ・チャイを作る!
ミルクとお湯を同量でわかし、マサラチャイのスパイスと、スパイスの濃くを引き出すためのお砂糖を加えて煮立てます。
煮立つたびに火を弱めて、また煮立てて、吹きこぼれる直前で火を弱め・・・を5回繰り返して完成!
茶っこしで漉してカップに注ぎ分けます。
かねがね、インド料理やマサラチャイは「温度が美味しい」と感じていました。その美味しい温度の源は、スパイスの力ですね
インドで使われるスパイスは、すべて、漢方のような効用・効能があります。
高血圧や心臓病、整腸作用など。そして、自分の体が必要としているスパイスは、自然と摂りたくなります。
私は、インドに着いた日から、時々、強烈なめまいが起こりました。これまで体験したことがないような類いのめまいなので、疲れというより、エネルギー的な変化(土地、空気などに対するもの)のほうです。
すると、グリーンカルダモンの実のスパイスが入っている料理が特に美味しく感じましたよ。
マサラティーで使われているスパイス
中央の木の枝?!はシナモンです。よく日本の喫茶店で見るシナモンスティックは、実は見栄えよく加工したケミカルだそうです
チャパティを作る。Whole Wheat(全粒粉)と塩だけ。
インドのパン類では、白い小麦粉を使うのは、ナンぐらい。他のインドのパン作りには全粒粉やとうもろし粉などがよく使われるそうです。
「白い小麦粉より全粒粉のほうが消化が良い」ためだとか。食のヘルシー志向はかなり高いです。
途中休憩しながら約3-4時間。完成!
手際よく、料理を作りおえたランチタイムに、Lorenaが今度は食べにやってきました。
スパイスの学びまでは至りませんでしたが、スパイスの香りと味から滋養と刺激をたくさんもらいました
ところで、クラスの受講料の支払いはクレジットカードに。カードの決済マシンを持っているところは少なく。
幸い、奥さんの弟がすぐ近くで衣料品店をやっているので、そこへ支払いに向かいました。
急いでいるときは、インドでは自転車や車ならぬ、バイクです。
クッキングスクールから衣料品店まで二人乗りバイクで移動し、スムーズに決済完了。
途中、バイクの持ち主が同乗して3人乗りになりましたが(笑)インドの道や運転はハタで見るより乗っているほうが安定感があり、以外にちゃんとしています。
以前のインド旅行でも、宝石店の店主にカード決済のためにバイクに乗せてもらったことがあります。バイクに乗ると、インドの風は柔らかく温かく感じますよ。ディーゼルのスモッグは高濃度と思いますが
・・・アミット&ニーラム、アシュラムのスタッフさんたちとお別れのハグをして 帰路のためデラドゥン空港へ向かうタクシーに乗り、アシュラムを去りました。
【インド・リシュケシュ関連ブログ】
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「ガンジス川を歩いてビートルズの修行した「マハリシ・アシュラム」へ」
「リシュケシュの町歩き」
「インド料理のクッキングスクール@Cooking Masala」
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