今号のセラピーナでは、編集のKさんのリクエストから「ヒア・アフター」のコラムに決まりました。
ハリウッド映画やアメリカの人気TVドラマシリーズには、霊能者が主人公の作品はとても多いのです。
「ヒアアフター」は和訳すると、死後の世界、この後の世界となります。
これまでのマッド・デイモンの(個人的な)キャラクターイメージからは、ちょっと意外ですが・・・
とてもナチュラルに霊能力を持った者の感覚的な世界観、フツウの人々とのコミュニケーションや価値観のギャップなどを体現しています。さすが!!
とくに、霊的に視ているとき、亡くなった者の情報を受け取っているときの目線の動き、首の角度、姿勢は「そうそう、そうなる!!」と妙に共感してしまいました
読んでいるときは、相手を直視することがない。というか、あさってなところを視るような。
あの空気感を自然に演じているのは、さすがです
監督は、あのクリント・イーストウッド、製作にはスピルバーグ監督が参加しています。
体を持って生きること、死生観、科学と非科学の世界のギャップを、登場人物たちのドラマを交えて自然に語りかける、魂に優しく響く作品ですよ。
2011年上映ですから、DVDでご覧いただけます。