目的をハッキリする姿勢や態度は、漢字が示すとおり、ビジョンをしっかり持っている状態です。
おそらく、中学高校の頃から、学校などで「目的」や「目標」の大切さは聞いてはいると思います。
目的がなかったり、不明確だと、迷います。
逆にいえば、迷っているときは、目的を忘れている可能性があります。どこかで別のことにすり替わってしまったのかもしれません。
とかく、考えることや情報が過多な私たちは、他人や周りの目的に巻き込まれたり、的違いな目的に価値を見出しているようです。
ただ、誰しも目的がずれていたり、異なるときは、それを知らされる機会は与えられますから(なかなか気づかない人、明後日な方向に向かうときもあります)、自動制御は働きます。ありがたいことに・・・
頭や目が疲れているときも、目的を持つ姿勢や態度は霞んでしまいます。
また、いわゆる「考えすぎる」タイプの方は、「目的の階層」※を探るとよいでしょう。本当の目的に至っていない場合があります。
セラピーを受けるクライアントさんは、とかく目的や夢・目標を持っていたり、持とうとしています。
創作や絵画を描くことで生計を立てているYさん。多才な方で、活動は多岐に渡っています。
Yさんには、作品を広める上で、いくつかの方法に迷っていました。
NLPライフコーチングセッションでワークをしてもらうと、天才画家のゴッホのイメージが現れ「迷うな!どっちでやろうかとするのではなく、自分が表現しろ!」というメッセージ(ハイヤーコンシャス)が出てきました。
ゴッホに言われては、説得力がありますね
いつの間か、方法選びのほうに目的がいってしまったようです。
確かにやり方や方法を選択するのは、大切なことでもあります。しかし、ちゃんと自分を表現していく(行動や発信、表に現すなど)と、おのずと、やり方や方法のほうから選ばれていきます。
目的「ビジョンの的」は、自分の健全なサイキック能力を発動させる核とも言えるでしょう。
※「目的の階層」 とは、何か目先の目的があるときに、「その目的が叶うと、何が手に入るか?」と質問しします。すると、次の目的(望んでいる状態など)が出てきます。
この目的に対して、さらに「その目的が叶うと、何が手に入るか?」と問うていきます。
前の目的に戻ったり、究極のエッセンス(たとえば、幸せ、安らぎ、平和など・・・実は地上派より高次元レベルの目的)に至ったら、その時点での最終目的です。