特に決めてはいないのですが、毎年4−5月頃、京都を訪れます。
今年は少々遅めの6月上旬。東京の長雨を後に、梅雨の晴れ間の西へ。
しかし、京都に限っては珍しく、神社の御祈祷の前には、待ってましたとばかりの通り雨に見舞われました。
そして、終わると、さっと、晴れるという展開が3度も続くと・・・・・これぞ「浄化の雨」か。
空気も氣も晴れます!
京都では、MY コースの神社仏閣を巡りますが、毎回、多少の選択制、かなりフレックスです。
今回は、久々に「清明神社」に参らせていただきました。
陰陽師、鬼退治といった、昔の神秘的な匂いから、昨今は、すっかり女子(注ー年令不問)のパワースポット化している安倍晴明公です。
時代や文化を読む・乗るのは、精神世界・宗教の強味ですからな・・・
2001年頃の映画「陰陽師」シリーズ以来、お参りされた皆様も多いでしょう。
なじみの薄い方がいらっしゃるかもしれず、少々ガイドさせていただきますね。
堀川通りに面しており、すぐわかります。↓
おなじみの「清明桔梗印」が目印。陰陽道の祈祷呪符のひとつで「五芒星」として有名です。
むむ、雲行きが・・・着いたら浄化の雨の兆し。
至る所に、五芒星。ちなみに御祈祷後に頂戴する御札や御守りの他に、五芒星の印が入った、御砂糖の塊を頂戴しますよ。こちらの門扉、なんと電動だそうです!
御本殿。応仁の乱やその以降の火災で焼けてしまい、こちらは明治時代に再建されたもの。
こちらで御祈祷では、まるで呪文のような祝詞を頂戴します。
安倍晴明公。衣装の下では、手で印を結ばれています。
「旧一条戻橋」
「戻る」を嫌って、婚礼や葬儀ではこの橋を渡らない、というジンクスが。
鬼退治の鬼の腕を切り落とした伝承があります。
「清明井」
立春になると、井戸の上部を回転させて、取水口がその年の恵方を指すようにするそうです。
有名な話では、千利休の屋敷跡で、この霊水でお茶を点てたそうですね。
「全ての干支が写るよう撮るのが吉運だ」とココで撮っている人物がおりました
「厄除桃」
桃は厄除、魔除けの果物という伝説があります。この桃に厄を撫でつけていって良いそうです!
御神木の「楠」 樹齢推定300年だそうです。「両手を当てて大樹の力を感じ取ってください」
私もハグさせていただきましたよ
柔らかいながら、独特の感触・感覚がありました。
「授与所」には、清明神社独自の御守りや御札、魔除札など多数。
お土産屋さんの「桔梗庵」
もちろん、清明神社の公認店です。
店内は、一連の御利益・御守りグッズのが所狭しと売られていました。
五芒星のお煎餅、おまんじゅうまで・・・
そして、清明神社をお暇する頃には、醒めるような青空が・・・浄化完了!