現代人はとかく、望ましいことに努力や鍛錬をするより、イヤだと思いながら、耐える、辛抱する、我慢するほうにエネルギーや関心を注ぐ傾向があります。
◎ よい食生活を心がけるより、ダイエットのほうにエネルギーを注いでいる。
◎ 運動や健康管理より、保険や治療を重視する。
◎ 好奇心をもって学ぶ・勉強するより、テストや資格のためにがんばる。
◎ 若々しく健やかさを育くむより、アンチエイジングや老化にエネルギーに注目する。
他にも、似て非なるアプローチは、たくさんあります。
人によっては、アプローチの違いがピンとこないかもしれませんが、何に・どこに関心を持って日々生きていくか=人生の質が全く異なります。
すでに、よからぬ状態に進んでいるので、放置するよりは、ちゃんと対処するほうに忍耐したほうが
よろしい心がけですね。
それに、普段の努力や鍛錬では、至らないかもしれないという、安全策といえます。
忍耐・我慢のほうにエネルギーをフォーカスするのは、重たい波動・物質領域です。
物理的なものに、状態が現れているので、それを対処、改善しなければなりません。
一方、自主的な努力、継続的な鍛錬は、非物資領域の軽い波動です。
意識のレベルですから、「そう決める」「心がける」という部分にから発生します。
13チャクラ・リーディングと高次メッセージのセッションの中で、Iさんは、何かと勤勉でそれなりにちゃんと行動をする意欲がありました。
しかし、その行動の起点は、なぜか忍耐・我慢する、大変なほうを選択する癖がありました。
私たちの受けてきた教育や世間の風潮には、何かがわるいことが起こらないように努力する・・・という価値観が強いからかもしれません
あなたが今、身体的に負荷がかかった生活・人生を送っていると、耐える・忍耐側に関心が高まります。
一方、身体的な負荷が少なければ、自主的な努力・鍛錬に意識を向けることができます。
人によっては、今に影響を与えがちな「過去」という概念や、不安や心配につながる「未来」や「他者との比較」が負荷になっている場合もあります。
すると、忍耐・我慢するのが当たり前の価値観、一般論に惹かれるものです。
また、この情報社会で外から入ってくる”有益”と考えられる「外部情報」は、忍耐や対処する側のものが多いです。
一方、努力・鍛錬・修行の方法は内的世界からくる「内部情報」と通じるものが多いです。
波動の重たい事柄に関わっていると(ストレスや不満の蓄積)、努力・鍛錬・修行にフォーカスするほうが大変で、億劫だと思うかもしれません。
たとえるなら、ちょっと高い山に登らなければいけない気がするだけで、山登りやハイキングがスキな人からすれば、むしろやり甲斐や気持ち良さがあります。
一方、意識レベルでの変化や修行を心がけていると、望まない事態を対処したり、忍耐・我慢するほうが、よほどストレスフルです。
普段から食生活に気をつけていたのに、ケガをして、気持ちのよい山登りやハイキングはしばらくお休みしなければいけなくなるようなものですから。