「性分」(しょうぶん)という言葉は、最近あまり聞きませんね。
性分は、長年の繰り返しや強烈な経験による刷り込みで、その人自身の性質・気質をつくりあげているものです。
苦労性な性分の方は、自分基準の「ご苦労」が高いですから、あまり簡単にうまく事が運んでしまうと、不自然に感じます。
「こんな楽にできるはずがない」「人生そんなに甘いもんじゃない」といった具合です。
ある程度の大変さがあって然り、と思っています。
その性分のため、目の前に近道があっても、全く気づかなかったりします。
セラピーにみえる方々はどちらかというと「苦労性」のタイプが多いです。
問題があったら、それを自力でなんとか良くしていこうとする意識の高さがありますが、ここでも乗り越えるのにひと頑張りを要します。(セラピーは慣れると楽しいと思いますがね)
先日のデトックス&クレンジングセラピーで、「自己評価を上げるためのプロセス」を追いました。彼女は、5段階ほどのプロセスがありました。
そのプロセス5段階目では「そもそも、辛いことが当たり前になりすぎている」というもの。そのために、楽しいという感情を感じにくくしてきたようです。
辛いこともたまには必要(というか、人生ちゃんと用意されている)ですが、ずっとその方針でいくのは、お疲れ様=苦労性ですね。
もっとも、人生は楽あり、苦あり、ですから、苦労性のおかげで力つき、苦労を越えられるでしょう。何が幸いか、本当のところはわかりませんね
余談ですが、私自身、ずっと前に何かのワークをしていたときのこと。逆子で生まれてきた胎児期退行の記憶が出てきました。母の話では、難産だったそうですが、そのときの十何時間の誕生の試練!があったおかげで、「人生そんなに楽じゃない」と知らぬ間に刷り込まれていたようです(苦笑) 確かに富士登山とか、いい感じの辛さだったような(爆)
- 2014年02月28日(金)
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- コメント ( 4 )
性分っていわゆる「江戸っ子」が好んで使いそうな言葉ですよね(笑)
私も頑張り屋の苦労性で,苦労するのが好きなのかもしれません。
楽=悪,楽をしている=ずるい=他者評価が悪いなど,何か思い込みがあるのかも
しれません。苦労して頑張っていなければ評価されない・できないなど。
先日の「困ると困ったことになる」に続き,素敵な気づきを頂きました。
それにしても近道を見逃しているのであれば,もったいないことですよね。
私も気づけないでここまで来たのだろうと思います。
苦労は勝手に降ってくるのだから,わざわざ買う必要はないのかもしれませんよね。
苦労って結構お値段お高いし経費かかりますよね(爆笑)
ここ最近先生のブログから多くの気づきが得られて感謝しています。
私に対するメッセージなんだと思います。
追記:出産で思い出しましたが,出産は人生最大且つ最初の難事業のひとつだそうです。
妊婦(母親)の大仕事というイメージで描かれるケースをよく目にしますが,実は赤ちゃん
にとっても生きるか死ぬかの大事業だそうです。狭い産道を出ずる苦しみがあるようで
ようやく外界に出られたことだけで奇跡なんだそうです。
だから生まれるだけで奇跡なんだとか。
何かの本に書いてあったのを思い出しました。
投稿情報:kobaien | 2014年3 月 1日 (土) 06:18
目の前の近道に気付くには どうすればいいのか分かりません、、。
投稿情報:Y子 | 2014年3 月 1日 (土) 11:33
kobaienさま
コメントありがとうございます。
様々なクライアントさんのおかげで、いろいろな気づきをシェアさせていただくことができます(^^)
近道を見つけたらラッキーですね。
遠回りも散歩ができたり、難を逃れているかもしれませんから、人生ではそれほど大差ないかもしれません。
お産のお話、おもしろいですね。赤ちゃんの第一声の泣き声がその裏付けかもしれません(笑)あまり難産で大変だと、すぐ泣かない赤ちゃんもいるそうですから(^^;
投稿情報:shima | 2014年3 月 2日 (日) 21:28
Y子さま
>目の前の近道に気付くには どうすればいいのか分かりません、、。
近道はないかな・・・と道路に関心を持ってよく景色を見たり、下調べをしておくと、気づきやすいかもしれませんね(リアルな道も人生も)。
投稿情報:shima | 2014年3 月 2日 (日) 21:36