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COLUMN

家族が暴言やキツい言葉を吐くとき

子供や夫が、あるいは長年つきあっているパートナーが、たまに暴言やキツい言葉を吐くことで、とてもイヤ気分になったり傷ついたりする・・・という話が、しばしば出ます。

こちらも毎度のことで、反論したりやり返すまでではないが、いつも「なんでこんなキツいことを言うんだろう!」と思うわけです。

 

発言している当人は、けして、言葉どおりに憎んだり、親や妻、パートナーを傷つけてやろうと思ってはいないのですが。

しかし、言われたほうが、言葉で殴られたり、萎縮した気持ちになりますね。

そのうち、その度にはイヤだなと思いながら、家族として慣れっこになっていきます。

 

Kさんは、お子さんや実家の両親、身内、義理の身内とのことで、だいぶ長い間あくせく苦労してきました。前向きな気質でかつては仕事も持っていましたが、親御さんの介護や子供の受験で、仕事を辞めて専業主婦をしてきました。

ようやく、先行きにメドがたち、今年は仕事に出られるか・・・とお考えでしたが、

「夫がたまにとてもキツい悪態をついて、めげてしまうんです・・・・こんな協力的でないなら、仕事に復帰なんてできるかどうか・・・」と。

 

ご主人の暴言の背景を拝見すると、彼自身が、Kさんの言動に対して、得もせぬ窮屈感を感じてきていることがわかりました。

具体的に、彼が機嫌を害するようなことはされていないのです。

 

ただ、感覚的に、まるで思春期の子供が親から言われたこと、存在に対して、ウザいと感じるような・・・わりと子供っぽいものです。

 

もっとも夫なのだから、Kさんの大変さをサポートしてさしあげれば良さそうなものですが、それが応えではなさそうです。

特に仕事を辞めたからのKさんが、無理をご自分に強いていることで、その無理から発生する威圧感を夫や周りに与えてしまっているわけですね。

 

ご相談をされてきたのは、妻のKさんですから、Kさんができることは、この春頃から家や身内のことから離れるためにも、お仕事に復帰することで、ご夫婦の風通しがよくなりそうです。

 

他にも、子供が家で暴れるなどのご相談は少なくありませんが、親御さんご自身が、慢性的な無理や我慢や感情的に抑えていることに気づかないままオトナであることに、反駁している子供たちのケースはとても多いものです。

 

結局、無理をしすぎていると、周囲に対して無意識に威圧感や窮屈な態度をとってしまうのですねthink

 

 

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