恋愛相談の定番として「つきあっている相手から連絡がこない、メールが途切れる」というものがあります。
Yさんは、つきあっている彼について、
「つい寂しくなると、彼にメールを続けざまに出してしまい、執拗に電話しちゃうんですよ。彼もそれはわかっているみたいで、適当に出たり、出なかったり、どこかで私の態度は仕方ないと思ってくれてるみたいなんですが・・・大丈夫でしょうか?こんなことずーとやっていて、今さら漠然とした恋愛相談になっちゃうんですが・・・」
はいはい、お相手の彼を拝察すると、Yさんの長所をたくさん知っているので、その反面、こういう執着的な側面は受け入れてくれていいます。また※彼は人を受け入れる能力が高いようで、このことが別れる原因にはならなそうです。
フツウに話をしているYさんは、むしろ落ち着いていて物わかりのよい大人の女性です。
「何時間待っても返事がないと、極道の妻(某女優さん)の画像に『返事せぃ〜!!なめとるんかぁ〜!!』って文字を入れて送りつけたりして、なんとかユーモアをもたせてはいるんですけどね。私は、いつもつきあう相手に執着的なことをしてしまって、これはなぜなんでしょうね?」
ちょっと人ごとですよね(笑)でも、Yさんは、何か潜在的な原因があると気づいているようです。
Yさんの原因と対策を視てみると、『家庭内整備』という言葉が浮かんできました。
それは、近々起こりそうです。
「夫は冷たい人なんですよ」とポツリ。
主婦として、また二人の子供たちの母親として、卒なく家庭のことと割り切ってちゃんとやってきたYさん。
割り切りながら、二十年近くやってきたものの、遣り切れない鬱積した想いが、前出の彼とつきあうことで、絶妙にまぎれてきたのでしょう。だからこそ、執着するし、それによって彼を失ったり、別れるようなことになったら、鬱積した気持ちのもっていきようがなくなります。
つきつめると彼に対する愛情というより、利己愛・・・ちょいとゆがんだカタチなのですね!
あぁ、けして珍しいことではありません(^^;
「つきあい始めたときは、素直に、すきなようにのびのび何でも話せました。それが、だんだん別れることを考えるのが怖くなって、言えなくなっていた自分にも気づいていました・・・・(中略)
もう子供も大きくなったし、家でも、仕事でも、彼に対しても、もっと思うように、好きなようにやらせてもらおうと・・・というか、私が心をもっと自由にすればいいんですよね!そんなふうに思えてきました!」
何やらYさんの中で、もやついているものが晴れてきたようです。
Yさんと彼との関係を不倫と呼ぶかはココでは置いておきますが・・・
一般的な不倫関係には、お互いに鬱積しているものがカタチをかえて、ソノ関係でお互いを受け入れ※、昇華していることが多いです。
ソノ関係があるから、世間や体面や自己バランスが保てているといえます。だから裏の関係で成立し、オモテに出ると・・・