個人的な感覚ですが、東京の新暦の盆の時期になると、途端に霊的なご相談、ご先祖様にまつわるお話が増えるように思います。
今朝は、Uさんが最近気になるけれど、本当に起こっているのか、単なる錯覚なのか?という現象についてご相談されてきました。
『昨年の12月頃から幻聴が聞こえるんです。本当に自分が聞いているのか、それとも幻聴なのか?よくわからないんです・・・』
その声は、悲しげな女性の雰囲気で、寝ているときは布団のなかに光りのように入ってくるそうです。そして、ひんやり冷たい感覚があると。
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ちなみに、温かい感覚をよこす霊体は、健康的(肉体の有無にかかわらず)な霊で、波動は中〜高い存在です。まぁ、コンタクトしてもほとんどこちらに害はありませんし、むしろ、サポートしてくれていたり、見守ってくださるお身内が多いものです。
一方、ひんやり冷たい感覚やゾクゾクっとした寒気をよこす霊体は、肉体的には他界しており霊体だけが、こちらに未練があり彷徨っていることが多いです。霊体になるとタイムレス(時間の概念がない)なので、還るきっかけがなければ、何年〜何百年でもうろうろしています。
その彷徨う状態に慣れた霊体は、生きている他人の肉体に入って、代わりに欲望を果たすことさえあります。これが『ウォークイン』現象。人間側がボーとしていたり、極端な話し、ドラッグなどで「お留守」になっている肉体を探しています。また、こちらが、憎しみ、悲しみ、執着心等を抱えている意識と同調すると、入り込むスキを与えます。
それから、この世のどこかに生きている人でも、無意識に霊体が体から抜けて、彷徨ってしまうケースがあります。俗称「生き霊(いきりょう)」ですが。本人の肉体がまだありますから、そこまでヒンヤリはしないでしょう。
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話を戻しますが、事の発端は、Uさんが入院していたときに、この女性の声はコンタクトし始めました。自分は主治医の妻であると。
現実にUさんは、主治医に奥さんについてプライベートに質問することは不自然なため、話の裏は取れていません。
しかし、Uさんは長期入院中に、その主治医との関係で噂になったことがあるそうです。実際は、何もあやしい関係ではなく、一患者とドクターだったのですが。
Uさんの意識に、「主治医の妻」という女性の声と共感する感情や何らかの経験が同調し、コンタクトさせたのでしょう。
Uさんは、この女性の声の話しは、聞いていてもそれほど不愉快でなく、話し相手になっているようなものです。しかし、肉体から離脱している霊体と同調し関わり続けることは、健康的でありません。
浮遊する意識体、霊体には、自分のもとから帰ってもらうように、穏やかに、しかししっかり伝えるほうがベターです。
このような声の存在を霊と呼ぶか、幻聴として治療を受けるかは、現実の生活とのバランスが取れているかどうかです。
一般的には、こちらの神経や意識が繊細で敏感になっていたり、疲れていると、コンタクトされやすいものです。
そこで、塩を盛ったり、お清めをするのは、「気を引きしめる」という意味があるようですね。
Uさんはもともと実家お寺であったり、他界した伯母や祖母のことを感じたり、見たりすることはあると言います。