この金土日は、自己喪失状態のケースが続き、おまけに昨日は「ワインセミナー」に参加したことで、今日は、「わたしは〜何処にいたの?」〜アウィエ(away)な意識です
さて、気を取り直し・・・
限定された関係や、「ふたりの世界」にすっぽり入り込んでいる状態のときに、どちらかが相手のエネルギーを吸っていることがあります。
自分のエネルギーが枯渇していることで、共感意識の高い特定の人のエネルギーをもらうことで、生きようとします。
目に見えない微細なエネルギーも吸われ続けると、吸われたほうはだんだん生命力が落ちていきます。
正気が残っていれば、「これは自分の感覚ではない」とか「自分ではどうしようもないが、何かおかしなことがおこっている」と気づきます。
Aさん(女性)は不可解な男性と恋愛関係にあるうちに、だんだん相手の本心も自分がどうしたいのかも、わからなくっていきました。
不可解な・・・と言いましたが、いわゆる不倫の関係で相手の男性は都合よく、Aさんとつきあっている、そんな事態でした。
客観的な人からみれば、相手の男性の言動はつじつまがあわず、「それはやめたほうがいいよ!」と言えるのですが、Aさんには、相手を信じたい、理解したい、という、不健全な相手想いがありました。
さらに男性のほうは、「本当のことを言ってはいるが、相手によって、受け止め方が変わる」という話術を持っていました。
彼は彼で、生い立ちをみると、非常に厳しい家庭に育ち、彼からすれば愛情のない夫婦生活にありました。その彼にとって、現実と体面のバランスを取っているのが、家庭とAさんの存在。
彼が、両天秤に双方をかけている画像が出てきました。
彼の活きる(精神的に)方法として、Aさんのエネルギーをどんどん吸い込んでいました。
ドラキュラのようは吸い方ではありませんが、「彼の描く世界」の中に、Aさんはお人形のように存在して、演じているようでした。
つまり、Aさんは、超Aさんらしくなく、自己喪失した状態で苦しんでいました。
お話しているうちに、Aさんは手首のキズを見せて、
「これは、彼にも周りにも、ケガをしたんだと言ってあるんです。普段の私はとても気丈で、死のうなんて思ったことは一度はありません。でも、ふっと、自分が楽に死ねる方法をネットで探しているときに、これはおかしい、と思いました」
おかしなことに、「おかしいな」と思っている人ほど、この罠にかかりやすいのです。
幸い、Aさんの持ち前の生命力で、深い傷にもかかわらず、助かりました。
しばらく、Aさんに自分のエネルギーを充電すべく癒しといたわりの時期が必要そうです。
すぐ結論は出ないでしょうが、Aさんが相手の世界に入りこんでしまったのは、現実でちゃんと彼に聞きたい確信を聞いていないこと、確認していない点にあります。
推測、憶測、想像、妄想の中での相手を現実と錯覚してしまうと、自分の感覚や、客観的な判断がなくなり、本来ないはずの「恐れ」「不安」に苛まれます。
その後「孤独感」や「ねじけた感情」がどんな行動を選択するかによって、突然「現実化」したときに、場合によっては大変危険なことになります。