3月末に倒れてから3か月余り経った母は、つい先日3カ所目の病院へ転院しました。
今回はリハビリ強化のための移動で、社会生活色がみえる院内になり、街並もガラリと変りました。
病気のせいもあり、また本来の気質もあるのですが、非常にモノをハッキリいう母は(いたって正直)、医療的価値観の強い病院の方や、ケアをしてくださる方とぶつかることが頻発しました。
しかし、当の母、それで生きるパワーをちゃっかりもらっているので(笑)、アチラ側にむしろストレスが強かったかも、と懸念したほどです。
言うべきことを言うことで、現実にはかなり改善され、結果、オーライ!
この3か月、母は本当にたくさんの他人の方々のお世話になっています。人生で初めての入院(お産除き)、こんなに他人に囲まれたこともないでしょう。波はあるものの、日増しに気分が明るくなってきています。
そんな母は、いろいろ文句(本人は事実に感じたまま言っているようだ)を言った語尾に、「ありがたいねぇ〜」をつけるようになりました。
「足がしびれるね。どうしよもないね〜、ありがたいねぇ〜」「食事の味が濃いね、ありがたいねぇ〜」といった具合。
身内がいるときだけですが(信頼している夜のヘルパーさんにも言ってるのかな)。
そして、「ありがたいねぇ〜といえば、あとおかしくて笑っちゃうでしょう。笑うと早く元気になる」と。
誰かに言われたわけでもなく、苦痛やある種の苦労を経験すると、自然にそういう抜け道をみいだすことがありますね。
尤も、昨日には「あまり年中言ってても、ありがたくなくなる」ということで、適宜、調整したみたいです(^^;