もう長いお付き合いになるSさんから、さきほどSOSメールがきました。
『・・・連日の仕事のためか、発熱で左耳が聞こえなくなってしまった。。。病院には行ったが、なんとかあと数日先まで説明会をこなさなければならないのに・・・休養とイメトレ以外に何かいい方法はないでしょうか?』
ここ数ヶ月会社が混沌としており、そんなご相談にもしばしばいらしてましてね。
生活(仕事)環境からくるストレスが原因で、耳、聴覚に出る急性症状はよくあります。多くは、自分でストレスを自覚しているのが特徴です。でも、そのストレス要因を避けることはできないと、なぜか強く信じています。我慢や責任感で聞こえなくしているようです。自己責任の基準を、自分のなかで作り込んでいることもあります。
そんな自分の状況を聴きいれてくれるまで、「耳」のほうもがんばります。耳は、喉と同様、コミュニケーションのテーマを現します。他人との交流はもちろん、ある意味、自分の感じていることとコミュニケーションをとってほしいのでしょう。
Sさん(女性)の場合は、男性的にお仕事や役割に捉えている可能性があります。長年の責任感から少し自由になって、人に任せる、甘える、仕事を振ってしまうのも大事でしょうね。
そういえば、某職場で特定のデスクに座る人は、みんな聴覚障害(難聴や耳が聞こえなくなる)で、辞めていくというケースがありました。それもみんな同じ側の耳らしいのです。そちら側に座っている上司がストレスだったようですね。
母親からの言葉に強くストレスを感じながらも長年暮らしてきた娘さんが、重度の難聴でみえたことがあります。筆談で会話を進めた印象的なセッションです。
「耳が聞こえなくなる前は、自分のなかでいろいろ起こっていることを無視してきたな、と思います」
彼女は、けして母親とのことを悔いたり責めているのではなく、ご自分のなかで感じていたこと、それが症状として自分に示していることを、深く知っているようでした。
逆に耳のツボでストレスをコントロールすることも可能。