ただいま、セラピスト養成中。カノジョたちは、プロのセラピストとなるべく、目下実習中です。
さて、そろそろコツをつかんできた時期だからこそ言えるのは、
「上手くやろうとしないこと」です。
これは、どんな専門職にも共通していえることかもしれません。芸術や創作の世界にも当てはまります。
最初は無心にやっていたことも、少し馴れてきたり、うまくできた経験が増えると、だんだん自分を意識してよくみせよう、もっと上手くやろう、(場合によっては)他の人より上手くなろうとします。
確かに、それで上手くなる可能性はあります。しかし、その途端につまらなくなります。無意識に肩に力が入り、個性や本領発揮が鈍ってしまうのですね。
それに、「上手くやろう」という方に気が散り、集中力が落ちます。
特に、セラピーなどは、クライアントさん(相手)の無意識はおそらしいぐらい、事実を見抜いてしまいます。セラピスト側がのびやかにリラックスして進めていくと、それが自然にセッションをよい方向に導いていくものです。