恐れの語源は、「〜〜になるおそれ(可能性)がある」からきているのでしょうか?
年齢性別問わず、「◯◯するのは心配で怖い」という足がすくんでいるクライアントさんのほとんどが
まさに予測的な「おそれ」に煽られて「恐れ」を口にします。
過去の三角関係からなんとなく彼と距離があいてしまったというYさん。表の意識では、彼の答えがもし否定的なものだったらどうしよう!と、強く恐れを口にしていました。
実はこれ、現実に行動に起こさないまま、頭のなかの幻想の世界で、相手の反応を思いあぐねているために作りだされた恐れなのです。
当の本人からすると、よく似た恐れに思えるでしょう。「恐れ」は、というよりほとんどの感情は、本人や意識を共有する関係者が体験するヴァーチャルリアリティです。
「恐れ」は、あたかも現実に存在するかのように振る舞う、トリッキーな感覚です。
現に「恐れ」の強い人には、「大丈夫」「心配ない」と言われても、そうはならなかったらどうしよと、次々恐れを展開します。
身を守るためのサインは、「恐れ」というカタチではきません。敢えていうなら、「腹からくる、イヤだ」という感覚でしょうか・・・(個人差あり?!)